考えがズレる?前提がズレてる

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考えがズレてる
のじゃなくて
その考えを導き出した前提がズレてる
ってコト、結構多い。

本人なりには、一生懸命考えたことを再考を促しても
なかなか受け入れられなかったりしますが
その前提となってる「事実」については
双方ともに「確認−納得−了解」が得やすい。

「事実Aと事実Bと事実Cって、ここに書いてあるけど?」
って確認すれば「はい。そうです。」って相手は答えられる。
「事実A・Bと事実Cって矛盾してない?」と聞くことで
「!」と整合性のないことに
「自発的に」「間違いなく」了解できる。
(この時に話をするだけじゃなくて
情報収集した事実ABC…を紙に書き出しながら話すと
より明確になります)

もしも、思ってもらえなかったとしたら
「事実Dは事実A・Bと矛盾するかな?」
と双方が共有できる事実に照らして話をすることができる。

これを積み重ねていくと
事実の積み重ねによって
事実が語り出す「状態像」が自然と絞り込まれてくる。
そうやって「考える」ことを体験できる。

「考える」ということは「憶測」ではないということを。

双方ともにストレスなく、建設的に話ができるし
何よりも、臨床に出てから必要な「態度」の体験学習ができる。

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考えの根拠の確認

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どう考えたって自由だけど
自由だからこそ
考えが事実にもとづいて説得力のある
整合性のあるものかどうかの吟味は必要だし
提示した考えにもとづいた実践が
目の前にいる方にとって本当に有効かどうかの確認は必要

考えを検討するのではなくて
その考えが合理的で整合性のある根拠=事実にもとづいているのか
その考えをPDCAをまわすことで検証したのか
それが大事

そういう責任と義務を私たちは負っている
職業選択した時点で。

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必然として考えが導き出される

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対象者の状態像把握において
必要な情報を適切に収集できれば
それらから自然と必然的に考えが導き出されてくる。

もし、そうでない時には
収集した情報が不十分が不適切か
どちらかなんだと思う。

「考える」ことの適否を検討しても
その前段階の情報が不適切だったら
意味がないよね?

「考え」は根拠をもとに、自ずから語り出す。
そう感じています。

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私も嬉しい

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講演後に主催者からお礼をご感想のメールをいただくことがあります。
「良かった」「わかりやすかった」「今後に活かしたい」
それは、私にとっても本当に嬉しいことです。

かつて、私はもがきまくっていました。
「こういうことがしたいんじゃない」
「これは違う」

それは、その時その場のその関係性の中にいる私自身が
明確にはっきりとわかります。
でも、どうしたらよいのかがわからなかった。。。
その時には本当に苦しかったことを覚えています。

私の講演を聞いてくださった方の中には
もしかしたら、かつての私のように
痛切に苦しい気持ちを抱えている人もいるかもしれない。
もしも、私のお話したことが
そのような人の助けになるのであれば
今の私にとっても
かつてもがきまくっていた私にとっても
私の困難や努力がムダにはなっていなかったことになり
それは本当に本当に嬉しいことです。

そして、どうかお願いがあります。

さらに上を積み重ねていただきたいのです。
今の私には、できないこともたくさんあります。
今のままでは、
認知症のある方とご家族の余分な困難を減らすことも
抱えている困難を減らすことも不十分です。
どうか、この上をこの先を
もっと充実させていただきたいと願っています。

モチロン、私だって、まだまだガンバリマス!

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講演@大井町

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平成27年10月26日(月)に
大井町保健福祉センターにて開催された
「みんなで認知症について学びましょう
〜自分らしく大井町で暮らすために必要なこと〜」
の第1回目の講座
「認知症の方との関わり方〜ご本人の笑顔の秘密」を
お話してきました。

担当のMさんには本当に良くしてきただき
深く感謝申し上げます。
直接お会いする前から、こちらへお立ち寄りくださっていたとのこと
こんな風にお会いすることができるんだと
私もとても嬉しく思いました。

また民生委員さんはじめ参加者の方が
とても熱心にお話を聴いてくださり
質問からもふだんから地域で熱心に活動されていることの一端が
伝わってきました。
小田原市内の公民館をまわってお話させていただいても
必ず民生委員さんが参加してください
どの地域でも熱心に活動されていることが伝わってきて
本当に頭が下がります。

地域で暮らしていくことの実現のために
Mさんや民生委員さんはじめ
今もう既に一生懸命に取り組んでおられる方が
こんなにもたくさんいらっしゃることに
私も励まされました。

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システムの扱い方の問題

我慢のしどころ

システムの扱い方の問題なのに
違うシステムに交換しちゃえば
問題解決できるかのような認識が問題だと思う。

結局、同じコトが違うカタチで現れるだけ。なのに。

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POSTインタビュー その2

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「POST 理学療法士によるリハビリ職者を目指す人のためのサイト」に
私のインタビュー記事その2 が掲載されました。
http://1post.jp/2015/10/21/interview143_sato_yoshie02/

よろしかったら、お立ち寄りください。

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認知症のある方の言葉

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進行した認知症のある方は
何もわからない。と思われているかも。ですが
そんなことはありません。

言語的な疎通困難のために
HDSーRをとることすらできない方でも
「俺はよー、ここ(頭を指して)がよー、こうだから(掌を開く)よー」
「私はバカだから」
「何にもわからなくなっちゃった」
ふとした時にそうつぶやく方は大勢いらっしゃいます。

自分がそのような場面に遭遇しない=事実がない
そんなことはないのです。

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