Xで情報が流れてきたのでお伝えします。
「認知症疾患診療ガイドライン2026」が来月9年ぶりに改訂され刊行されるとのこと。
タイトルにある通り、医師向けのガイドラインではありますが
私たちコメディカルが知っておいて損はありません。
前回のガイドラインはサイトで全文ダウンロードできたのですが
今回もそうなると良いなぁと思っています。
5月 06 2026
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4月 15 2026
「IT media NEWS」に
アミロイドβを除去する新たな治療法がサイエンス紙に掲載されたという情報が掲載されています。
アメリカのワシントン大学などに所属する研究者らが
1回の投薬治療で脳内の細胞自身に持続的なAβ除去が可能な
新たな治療戦略「CARアストロサイト」療法を開発し
アルツハイマー病のモデルマウスを用いた実験で
Aβの有意な減少や予防効果もみられたとのことです。
がんの治療を応用して脳の免疫を高める仕組みとのこと。
詳細は「IT media NEWS」の下記の記事をご参照ください。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2604/03/news026.html#utm_source=yahoo_v3&utm_medium=feed&utm_campaign=20260407&utm_term=013&utm_content=rel1-0
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4月 08 2026
神奈川県の黒岩知事と首藤副知事は凄い!と思いました。
昨年、「福祉を科学する」というシンポジウムが開催されました。
黒岩知事自ら「福祉を科学する」をテーマに掲げるに至った経緯を
非常に率直に語られています。
津久井やまゆり園での事件が起きた時に
「現場が大事」とすぐに現場へ向かい、その後も再訪をし
複数の利用者を尋ねたエピソードが語られています。
「優しさだけじゃダメだ」と
「同じ人なのに利用するサービスが違うとこんなにも変わる」と
そのエピソードを聞いて知事のお考えの一端に触れることができて
非常に信頼できる方だと実感しました。
また、首藤副知事は厚労省にお勤めだった医師でもあり
医師の知見を行政サービスで発揮されて来られた方でもあるので
お話の内容が非常に明確で説得力があります。
その他にも
当事者研究を進めている熊谷 晋一郎 氏
ウェルビーイングを研究されている前野 隆司 氏
学校や刑務所、行政機関で働く作業療法士の紹介を大嶋 伸雄 氏
死後解剖だけでなく生体の受傷原因究明にも関与されている井濱 容子 氏
のお話もあり、非常に密度の濃い深い話が聞ける素晴らしいコンテンツです。
後半のモデレーターを知事自ら勤められていることからも
知事の真摯さが伝わってきます。
YouTubeで視聴できます。
神奈川県のトップが絵空事ではなく具現化のために考えていることに触れることができます。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dn6/nakai_verification/dokuritsugyouseihoujinn_symposium.html
根底で問われていることは
まさしく私たちにも問われていることだと思います。
どの分野で働いていたとしても視聴をお勧めします。
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4月 01 2026
車椅子で身体が傾いてしまう方に対して
クッションを傾いている側に入れたり
座面を傾けたりする人もいるようですが
「傾く→クッションを入れる」
「傾く→座面を傾ける」
といった単なるハウツーで済ますのではなく(考え方の問題)
しかも、それらで効果がないのだから(結果を出せていないことに向き合う臨床姿勢の問題)
姿勢改善という結果を出せるように
「身体が傾いてしまう必然」をきちんとアセスメントすることから始めましょう。
座位で身体が傾いてしまう場合に多いのは
骨盤の可動性が低下してしまって
ちょっとした重心の移動にも対応できなくなっているというケースです。
そのような場合にまずすべきことは骨盤の可動性を改善していくことであり
単に見た目を傾かないように、姿勢を整えたり
クッションを入れたり、座面に左右差を作ることではありません。
むしろ、そのようなハウツーによって逆効果となってしまうことすら起こり得ます。
骨盤の可動性を増すために、どうしたら良いのか
なぜ、骨盤の可動性が低下してしまったのか
その必然は人によりけりですが
伸筋群を使って突っ張ることで残された随意性を発揮している場合は
骨盤を後継し股関節を十分に屈曲させることによって
過剰な筋緊張が緩和され骨盤の可動性が改善され
小さな重心移動への対応力が改善し
結果として座位での身体の傾きが見られなくなります。
長期間、不適切な仰臥位をとることで(正確にはとらされ続けてきたために)
適応力が低下してしまった方には積極的に側臥位を設定します。
臥位でのポジショニングを適切に設定することによって
座位での姿勢が大きく改善するケースに多数遭遇しています。
本当に適切な対応は
見た目を整えるものではなく
身体の機能、埋もれていて表面に見えないその方が持っている身体の働きを
より合理的に発揮できるように促すものなので
結果として
座位もラク、臥位もラク、おむつ交換も、姿勢変換もラクになります。
「何事も始めるに遅くはなし」
「ピンチはチャンス」
「破綻の危機は成長へのチャンス」
私は、人の脳の可塑性の素晴らしさをたくさんの認知症のある方から教えてもらいました。
私たちは現実によって成長成熟の機会を与えられています。
困った時はステップアップの時期でもあります。
もう一度、目の前の方に起こっていることをきちんと観察する
自身の実践の適・不適にきちんと向き合うことから始めましょう!
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3月 25 2026
車いすを足でこいで移動する方の中には
浅く座ってしまい足こぎすると前方へ転落しそうになってしまうとか
足が疲れて前に踏み出せないというケースもあるかと思います。
そんな時に考えた工夫がこちらです。
フットプレートを外した車いすの足元に
伸縮性のあるベルトをつけて
足を傷つけないようにベルトをフェルトで覆いました。
膝が過剰に屈曲するのを防ぐこともできますし
素材として伸縮性のあるベルトを使っているので
反作用で前に踏み出す動作を助けてもらえます。
上の伸縮ベルトを2本くっつけて
それを2組使用しています。
フェルトも100円ショップで
「洗えるフェルト」を購入しました。
私はフェルトは、ザクザクと縫い留めましたが
スナップボタンで取り外しができるようにしても良いと思います。
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1月 21 2026
普通型車椅子に座れるけど
頸部後屈してしまう方に対する工夫です。
ティルト型車椅子を使うほどではないけど
何もしないとしんどそう。。。という場合に
材料はダイソーで購入できて、すぐに作れる簡易ヘッドレストです。
必要なのは
プラスチック製の棒(写真では突っ張り棒:45〜60㎝)を2本
伸縮するベルトを3本
結束バンドを数本
<作り方>
1)プラスチック製の棒を車椅子のバックレストの隙間に突っ込む
この時棒の長さが短いと後を振り向いた時に棒が目に当たってしまう恐れがあるので
棒の長さは頭よりも高くなるように気をつけています。
2)棒を車椅子の手押しハンドルのポールに結束バンドで固定します。
この時、伸縮ベルトの上端〜下端の間に滑り止めを固定しておくと
ベルトのズレを予防できます。(写真では青紫色に見えます)
写真では伸縮ベルト3本使用していますが
(頭部後屈が著明であれば、
支持性を高めるために伸縮ベルトの本数を増やすか
ベルトの長さを調整します)
この段階ではまだ結束バンドのはみ出た部分は切り落とさず調整できるようにしています。
3)左右の棒に伸縮ベルトを固定します。
この時に後頭部がきちんと支えられているかどうかを確認します。
大丈夫であれば、結束バンドを引き絞って、はみ出た部分をハサミでカットします。
4)伸縮ベルトにタオルを巻き付けます。
簡単に縫い止めても良いでしょう。
下の写真では後で3箇所簡単に縫い止めてあります。
簡易ヘッドレストは
材料の入手も簡単、安価で、すぐに作れます。
何よりも一番良いところは、伸縮ベルトの伸縮性が
対象者の方の頸部後屈の度合いに応じて、その都度対応してくれるところです。
自身で頸部中間位を保持できている時には
ベルトはあまり伸長しないけれど
頸部後屈方向に力が入ってしまった時でも
ベルトはしっかり伸長して頭部を支えてくれます。
通常の布だと
頭部は支えられても頸部は後屈したまま。。。という時もあるかと思います。
伸縮ベルトだと、頭部の重さを支えつつ、頸部中間位へとアライメントも整えてくれます。
頭部のもたれかけ具合に応じて、ベルトが伸縮して対応してくれるので
過剰な後屈を防止でき、ヘッドレストによる過剰な支えにならないのが良いところだと思っています。
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10月 13 2025
介護ポストセブンさんに
「作業療法士」という職種名が掲載されました!
詳細は、こちらからご覧ください。
内容は私が35年以上前から提案し続けていることです。
1)スプーン操作の基本
2)ムセを過剰視しない
3)食べ方そのものを観察する
「食べさせる」のではなくて
「食べることの援助」をしようと思えば
今、どんな風に食べているのか、食べにくいのかを
まず、きちんと把握しようとすると思います。
ところが、現実には
どうやったら食べてくれるだろう?って
食べ方の観察を十分にせず
何が起こっているのかの洞察も不十分なままで
対応方法を考える人が多いんですよねぇ。。。
順序が逆です。
食べ方の観察をきちんとすれば
今、何が起こっているのか
どこがどう食べにくくて
どこで代償しているのかを洞察することが叶います。
だから、どうしたら良いのかが
一本道のように浮かび上がってきます。
あとは、その方法を具現化する技術があれば良いだけです。
1人でも多くの方に伝わり
困っている方が1人でも少なくなりますように。
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9月 10 2025
会話も大切な情報源ですが
目的を持たずに会話しているだけだと
大切な情報をどんどん聞き落としてしまいます。
リハやケアにおいて
会話することの意義は
会話を通して、その方の状態を把握することにあります。
決して、単に笑わせるためでも時間をつぶすためでもありません。
その方の話に合わせて聞いているだけでもわかることは多々あります。
「従命可だから年相応の物忘れ」「お話ができるから認知症じゃない」
なんて安易な言葉を聞くことがなくなる日が1日も早く来ることを祈っています。
年相応であってもなくても
忘れっぽいなら、その程度や現れ方の把握が必要ですし
そもそも「認知症である」「認知症ではない」
といった診断ができるのは医師だけです。
私たちは医師ではないから診断はできません。
私たちは援助職ですから、的確な援助が行えるために状態把握が必要です。
確定診断があってもなくても同じです。
確定診断があった方がより状態把握がしやすくなるだけです。
より広くより深く状態把握ができれば
それだけ的確な援助ができるようになります。
そうならないためには
2022年に発効された、 _ICD11_ の定義にある7兆候を意識すると良いと思います。
・記憶
・遂行機能(実行機能)
・言語
・注意
・社会的認知・判断
・視覚的理解・認知
・精神反応速度
記憶については
近時記憶を意識するのはもちろんですが
再生と再認の可否についても意識して会話・観察することも大切です。
対応の工夫に直結するからです。
アルツハイマー型認知症では
その場の会話は円滑にできたとしても
実際の行動が伴っていないこともあります。
たとえば、車椅子のブレーキをかけ忘れたり
フットプレートから足を下さずに立ちあがろうとしたり。
スタッフが先に声かけをしたり介助してしまうと
貴重な情報を得られる場面を逃してしまうことになります。
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