BPSD=名前≠実態



BPSDは私たちが名付けた「名前」であって「実態」ではありません。

本来なら「名前」をつけたところから
その「名前」も併せ持つAさんの困りごとに対して援助することが
私たちの仕事なんじゃないかと思います。

ところが
現実にはBPSDという名前がついたところから
名前だけが一人歩きしてしまって
どうしたら名前を減らせるか、なくせるか
という視点で対応されてしまう。。。

Aさんという一人の人の「存在」、Aさんという一人の人の「在りよう」が背景化してしまう。。。

「AさんがBPSDをすることもある」という見方ではなくて
「BPSDのAさん」という風に固有名詞化させてしまう。。。

Aさんが徘徊していない時だってあるのに
そこには注目されずに
徘徊していることだけがクローズアップされてしまう。。。

そういった現行の在りように違和感を抱いている人は決して少なくないと思います。

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ドリルと穴の話



ずいぶん前に
ネットで見かけて気になっていたことがあります。

ドリルと穴のお話です。

T・レビットという人の「マーケティング発想法」という本の冒頭に
「ドリルを買う人が欲しいのは『穴』である」という言葉が記載されているのだそうです。

あぁなるほど!と思いました。
ドリルは手段として必要だから買うけれど
目的は穴を開けることだ。
どんな場所にどのくらいの穴をどんな風に開ける必要があるのかは
聞いてみないとわからない。
でも得てして私たちは、ドリルが欲しいんです。と言われれば
どんなドリルが欲しいんですか?と尋ねても
そのドリルでどんな穴を開けることが必要なのでしょうか?とは尋ねない。

あぁ。。。あるあるです。。。
同じコトが違うカタチで起こっている。

認知症のある方の生活障害やBPSD
食べることの困難や
Act.の選択
希望ややりたいことを尋ねること

目の前で起こっていることだけを切り取って
問題として捉えて解決しようとする。
本質は問題ではなくて
能力も障害もあるからこそ、何とかしようとしている
だから、どんな風に何を何とかしようとしているのか
そこをこそ、観ることによって確認することが大事。

希望や、やりたいことは
まさしく、「ドリル」であって
希望ややりたいことという言葉に投影されている「穴」を確認することが大事。

こちらのサイトには、明確に書かれています。
http://marketing-campus.jp/lec……n/045.html

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認知症セミナーのお知らせ



平成30年度にどなたでもご参加いただけるセミナーのお知らせです。

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「BPSD・生活障害の改善とスプーンテクニック」
日時:4月14日(土)10:00〜16:00
会場:東京会場(日総研 研修室)
主催:日総研
詳細: http://nissoken.com/s/13965/index.html

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「BPSD・生活障害の改善とスプーンテクニック」
日時:4月22日(日)10:00〜16:00
会場:大阪会場(田村駒ビル)
主催:日総研
詳細: http://nissoken.com/s/13965/index.html

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「認知症のある方の食べることへの対応」」

日時:5月19日(土)10:00〜16:00
会場:大阪会場(愛日会館 3階多目的室)
主催:株式会社gene
詳細: https://www.gene-llc.jp/semina……919-588914

* 昨年度のセミナー参加者のアンケート結果

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「若年性認知症のある方への対応と支援で考えておくこと」
日時:6月3日(日)10:00〜16:00
会場:東京会場(中央労働基準協会ビル4階ホール)
主催:株式会社gene
詳細: http://www.gene-llc.jp/seminar……571-544970

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「リハスタッフのための
認知症のある方への対応入門〜評価のすすめ方〜名古屋会場〜」
日時:7月21日(土)10:00〜16:00
会場:名古屋会場(株式会社gene本社セミナールーム)
主催:株式会社gene
詳細:http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1518489823-558236

* 昨年度のセミナー参加者のアンケート結果

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「リハスタッフのための
認知症のある方への評価から対応まで〜名古屋会場〜」
日時:8月4日(土)10:00〜16:00
会場:名古屋会場(株式会社gene本社セミナールーム)
主催:株式会社gene
詳細:http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1518490124-908746

* 昨年度のセミナー参加者のアンケート結果

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ご参加、お待ちしております。
あわせて、こちらもご案内☆

「食べられるようになるスプーンテクニック」日総研出版

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理解→対応→ラク



例えば
脳卒中後遺症片麻痺のある方に対して
痙性が高くて服の脱ぎ着が大変な場合
病気・障害によるものだと知らなければ
「もっと力を抜いて」と言ってしまうかもしれません。

病気・障害によるものだ
と言う理解があって、じゃあどうしたら良いのか、と言う話になります。

麻痺側から袖を通したり
前開きの上衣を用意したり
と言う対応の工夫があって
服の脱ぎ着がラクになると言うことになります。
介助を受けるご本人だってラクになります。

これと全く同じことが
認知症のある方に対して言えそうでいて言えていない現状があるのではないでしょうか。

ご家族の方の
「認知症という病気だと理解しても私たちの介護がラクになるわけではない」
という言葉が現状を伝えているのではないでしょうか。

「それが認知症という病気なんですよ」
「それは症状なんですよ」
そう言われるだけでは、介護するご家族が疲弊してしまいます。

先の脳卒中後遺症片麻痺のある方に対して
服の脱ぎ着が大変なのに
「無理やり着させてはいけません」
「相手のペースに合わせて着替えさせましょう」
とだけ言っているようなものだと思います。

脳卒中後遺症片麻痺のある方の暮らしの困難は
例え、リハをしても適切な対応の工夫があっても
ゼロにはならないかもしれませんが
少なくすることは可能です。

認知症のある方も全く同じだと考えています。

〇〇という困りごとは
病気・障害によるもので
こんな風にしたらどうでしょうか
という提案が具体的にできること
そのためには、能力を的確に見出せること

結果としてのパターンはあるけど
能力と障害が異なるから
「こうしたら良い」というハウツーはない。
だけど、考え方の提示はできる。

ご家族の介護がラクになるように
ご本人の困りごとが少しでも減るように
そのために求められていることは
理解→病気・障害→仕方ない
ではなくて
理解→病気・障害→能力→対応の工夫→ラク
なのだと考えています。

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POST連載記事−Act.の選択「階層性」



PTOTSTのためのサイト POSTさんに
「Activityの選択についてー階層性ー」の記事が掲載されました。

URLはこちらです。
https://1post.jp/3021

作業療法士は文字通り、作業(occupy)を手段とする専門家ですが
案外、作業手段としてのActivityの選択の考え方について
明確に言語化して教わる機会が多くないという印象を抱いています。

「作業療法士とは?」と尋ねられて
「言葉にするのは難しい」と多くの作業療法士がこぼしますし
かつて、私も悩んでいました。
リハの養成校在学中に高校の時の友人に「どういう仕事?」って聞かれた時には
定義を答えていましたし。。。(^^;

「作業療法は素晴らしい」「作業はスゴイ」
と語る作業療法士はたくさんいて
その一方でそう語る作業療法士が
「質問された時に言葉で作業療法を説明できない」という現状は
作業療法士の一人として素朴にヘーンなの!って感じています。

自分がヘンだと感じることは
少なくとも自分自身の言動としては行いたくないですから
よっしー版として、ご提案⭐︎

小児分野(今は発達と言うんですよね)でOTとしてのキャリアをスタートさせ
老健に長く勤務したバックグラウンドを持っているから
多分いろいろと自分自身の頭で考えることができたんだと思う。
そのことの幸運に感謝しています。

作業療法とは何?
作業の何が対象者に寄与できるの?
やりたいことをやると元気になるのはなぜ?
そういった日々の仕事にかき消されそうになるような本質への問いに
葛藤を抱えながらも向き合い続けている方へ向けて
よっしー版として、ご提案⭐︎

あなたがあなたの考えを見出せるようになるまでの間
一時期、仮の考えとして活用してもらえたらいいな
と考えて提案します。

作業療法は他の様々な療法と同じように
対象者に寄与できるための一つのツールなんです。
ツールだからこそ、ツールに使われるのではなくて
ツールの強み、弱みをよく認識して活用できるようにならないと。

かつて、様々な失敗を重ねてきて
ようやく言語化できるようになった一人の作業療法士からの提案です。

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バリデーションの良さ



バリデーションを学んで本当に良かったと思う。

そして、今さらながらに
バリデーションの良さに気がつくことがある。
これからもきっとこんな風にして
何回も気づき直し、学び直しすることになるのだと思った。

共感しているフリは、確実に伝わる
ということを改めて実感

「理解はできなくても共感することはできる」

バリデーションの実践には
ものすごく感情と感覚を使うけれど
背景にある理論の組み立ては、ものすごく明解で論理的

実践のための枠組みだから
できるようになることを求めている。

そこが性に合う。

私はお涙頂戴はキライなんです。
耳触りの良い綺麗な言葉が流行っているけれど
その実践の難しさを思うと
(だって自分の子供に寄り添うのだって難しいことだし、何事も唱えていれば叶うわけでもないし)
流行り言葉には飛びつけないし、情緒的な展開に対しても
じゃあ、どうやって実現するのかそっちのが大切って考えてしまいます。

実践のための枠組み
論理的な明解さ

バリデーションを学べて本当に良かった。
そして、繰り返し学び直せることに感謝を。

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マイナス面の認識→プラス面の活用



世の中、良いとこどり、なんてものはないと考えています。
モノゴトというのはプラスマイナスいずれもの側面をもっていると。
パワーの強いものは効果が大きい反面、裏目に出た時の逆効果の作用も大きいと。

Activityについても同じコトが言えると考えています。

確かにActivityのもつパワーは強く深いと感じています。
ただし、適切に扱えなければ逆効果になってしまう。
作業療法士はもちろん、Activityを扱ったことのある人なら経験したことがあるはずだと思います。
善かれと思って提供したけれど、かえってご本人に辛い思いをさせてしまった。。。
レクなのに混乱してしまった
昔とった杵柄なのに嫌がった、できなくて落ち込んでしまった
見た目綺麗にできたのに終わってから怒りっぽくなってしまった 等々
そういう時に「認知症だから仕方ない」 等々の言葉が出るかもしれませんが
提供側の方法論や提供内容などについて検討してからでないと言えない言葉だと思います。

「まず第一に患者を傷づけない」
という立場に立てば、良いコトをしようというよりも悪いコトをしない
という方向性を明確にする必要性が生じてきます。

Activityを的確に扱えるようになるために
「やることのマイナス」についてもっと自覚的になる必要性を感じています。

マイナス面を知っていて回避できるからこそ
プラス面を活用することができる

作業療法士が職域拡大や他部門などへのPRとして
作業療法の成功例を語るのは良いことだと思う。
けれど、作業療法士同士で「作業療法ってスゴイよね」と語り合うよりも先にすべきことがあるのではないかと思います。

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認知症セミナー@2018



2018年に予定されているどなたでもご参加いただけるセミナーのうち
現時点で公開できるセミナーについてご案内します。

臨床1年目の方から、20年以上の方までご参加いただいていますが
「他の人と考えてることが全然違う」
「明確でわかりやすい」
「明日からの臨床に役立つ」
「事例を通しての説明なのでイメージしやすい」
「もっと深くて細かな知識と評価の必要性がよくわかった」
等というご感想を多数いただいています。

臨床経験が少ない方にとっては
考え方が明確になって臨床上の試行錯誤が進みやすくなると思います。
一方、臨床経験が多い方にとっても
視点を変えることによって可能性が広がっていくことの意味を深く考えるきっかけになると思います。

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「BPSD・生活障害の改善とスプーンテクニック」
日時:4月14日(土)10:00〜16:00
会場:東京会場(日総研 研修室)
主催:日総研
詳細: http://nissoken.com/s/13965/index.html

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「BPSD・生活障害の改善とスプーンテクニック」
日時:4月22日(日)10:00〜16:00
会場:大阪会場(田村駒ビル)
主催:日総研
詳細: http://nissoken.com/s/13965/index.html

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「認知症のある方の食べることへの対応」」

日時:5月19日(土)10:00〜16:00
会場:大阪会場(愛日会館 3階多目的室)
主催:株式会社gene
詳細: https://www.gene-llc.jp/semina……919-588914

* 昨年度のセミナー参加者のアンケート結果

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「若年性認知症のある方への対応と支援で考えておくこと」
日時:6月3日(日)10:00〜16:00
会場:東京会場(中央労働基準協会ビル4階ホール)
主催:株式会社gene
詳細: http://www.gene-llc.jp/seminar……571-544970

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ご参加、お待ちしております。
あわせて、こちらもご案内☆

「食べられるようになるスプーンテクニック」日総研出版

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