詳報☆「立方体スケール27」@小田原OT勉強会

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先にお知らせした
昭和大学保健医療学部作業療法学科の作田浩行先生による
「立方体スケール27」の研修会
平成29年1月11日(水)18:30〜20:30
小田原駅西口にある国際医療福祉大学5階の義肢装具室において
開催されます!!!

その詳細について
県士会サイトの「講習会・研修会」で公開されましたのでお知らせいたします。

こちらをご確認ください。
http://kana-ot.jp/wpm/lecture/post/4826

HDS-RやMMSEをとろうとして
お年寄りに拒否されてしまった。。。というような経験はありませんか?

立方体模写を27点満点で採点する新たなスケールによって
質問紙法よりも格段にお年寄りの心理的負担感を減らすことができます。

この「立方体スケール27」は、今はまだ知る人ぞ知る。。。というスケールですが
きっと近い将来に世界に広がり使われるようになると感じています。

そうなったら、研修会は超満員で聴きたくても聴けない。という状態になってしまいます。
ところが、今ならまだ余裕をもって聴くことが可能です!!!
このチャンスを逃すテはありませんよー。

小田原OT勉強会では
な・なんと参加費無料
先着40名様限定で作田先生のご講演を聴くことができます☆

ご参加お待ちしております!!!

ただ今、お申込受付中です!!!

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説明より実践

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自分が体験したことのないことは理解できない。

そういうものなのだと思います。

私はいろいろなところで
「重度の認知症のある方でも介助を変えるだけで食べ方が変わる」と言っていますが
ある時に正面きって
「にわかには信じ難い」
と言われたこともあります。

そのくらいその人の職場で起こっていることと
私の話つまり実践とは乖離があるのだろうな
と思いました。

でも目の前で起きていることは誰も否定できません。

「認知症なんだから誤嚥性肺炎は仕方ない」
とこれまた私の目の前で言われたこともありますが
そういう時には何も言いません (^^;

そのかわり、内心今に見てろと思います。
そして仕方ないと言われた人の食べ方が良くなった時には
内心、ザマーミロと思っています (^^;

仕方ないのは、認知症のある方じゃなくて能力を見いだせなかったあなたなんだと。

スミマセン。
毒吐き女で。

だって悔しいじゃないですか。
「仕方ない」認定をこんなに軽々しくしちゃっていいんでしょうか。
私たちができる最善を尽くした後に初めて言えるセリフなんじゃないでしょうか。

これでも私も今までいろんなところでいろんな人にいろんなことを言われてきました。
でもその時その場ではそういう人には何も言わない。

言うことよりも
現実を変えることに努力します。
説明するより実践で証明してみせます。

現実が変わっても話を聴こうともしない人だっていますが
少なくとも表立って反対意見は言えなくなります。
だってみんなが変化を見ているんですもの。

それで十分なんです。
その先の話を聴いてくれる人も聴いてくれない人もいますが。

大切なことは
目の前にいる対象者の利益であって
相手をギャフンと言わせることじゃない。
相手におっしゃる通りです。よくわかりました。と言わせることでもない。
協力してくれなくても全然いいです。
足だけはひっぱらないでもらえればそれでいいんです。
ここは、すり替えが起こりがちなところだから気をつけなきゃいけない。

「自分が変われば世界が変わる」のコメントの4番目に
説明だけでは通じない意味、議論が平行線に終わる意味を書いてあります。
よかったらご参照ください。

関連して
よく「ケアの統一」って言われるじゃないですか。
もちろん、必要な時に必要なケアを全員ができれば望ましいけれど
統一できなければ対象者の方に対して良いケアができない。ということではありません。

以前にも書きましたけれど
みんなが30%のケアしかできていない状況で
みんなが50%できるようになるよりは
誰か一人でいいから90%のケアができるようになることの方がずっと大切です。

そのくらい認知症のある方の能力があるんです。

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速報☆「立方体スケール27」小田原OTで学べます!

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次回の小田原OT勉強会のお知らせを速報でお届けします☆

昭和大学の作田浩行先生が考案された「立方体スケール27」
な・な・なんと!!!
作田先生が小田原OT勉強会にお越しくださりお話をしていただけることになりましたー!!!

これは、もう、聞くっきゃありませんよ。

え?
「立方体スケール27」を知らない?

そうでしょう。そうでしょう。

だって知る人ぞ知る、立方体模写の新しいスケールですもの。

先日、12月11日(日)に昭和大学保健医療学部横浜キャンパスにて初お目見え。
その一部について作業療法総合研究所のFacebookに掲載されています。

詳細は近日中に県士会サイトにて掲載されます。

要チェックですよー!

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言葉の取り扱い

ちょっと待った

「アルツだから」

先日、こんな言葉を聞いてびっくりしました。
いわゆるギョーカイ用語のつもりなのでしょうか?

他にもよく聞くのが
「認知だから」
「認知の人」
「認知のある方」

その流れで「アルツ」なんだとは思いますが。

少なくとも
私の周囲でそんな言葉を使う人で
行動観察がしっかりしていて
知識もきちんともっていて
論理的に考えるような人には出会った試しがない。

当たり前だと思いますが (^^;
だって言葉は概念を表すものだもの。

言葉の取り扱いに気をつけるということは
概念の取り扱いにも気をつけているということだもの。

とりわけ
リハスタッフは
末梢からの情報入力に関与することによって
中枢の回路を組み替えるという仕事をしているわけだから
リハスタッフが一番言葉の取り扱いに鋭敏にならざるを得ないと思うのですが。

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講演@gene「認知症」

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平成28年12月11日(日)に
名古屋市中小企業振興会館にて(株)geneさん主催の
「認知症のある方への対応入門〜評価のすすめ方〜」について
お話をしてきました。

担当してくださったTさん、どうもありがとうございました。
ホントに聞きやすくて良い声でしたねー。
スッと耳に入ってきました。

また快晴の洗濯日和、大掃除日和、お出かけ日和のなか
ご参加くださいました皆様、どうもありがとうございました。

セミナーの内容がこんな風に評価を重ねていったらどうでしょうか
というもので即効性のあるような対応の工夫とは違いますから
昨日のセミナーに参加してくださった。。。という方は
きっと真摯に臨床に向き合っていらっしゃるんじゃないかと感じました。

ぜひ試していただいて何かあればご連絡ください。
お返事が遅くなることもあるかもしれませんが
必ずお返事を差し上げます。

セミナーからの帰途
タクシーの運転手さんがとても感じが良い方で
気持ちいいひとときを過ごせました。

写真はないけど
「ナナちゃん人形」を教えてもらってバッチリ見ました!

ナナちゃん人形についてはこちら
「ナナちゃんコレクション 名鉄百貨店 本店」

いやー名古屋は何回か訪れているのですが
初めて見ましたー!

納屋橋饅頭も教えてもらったので
来月行った時にはゲットしよう (^^)
カエルまんじゅうも好きだから
チョコ味も欲しいなぁ

あれ?
今日も食べ物の話で終わる?

いえいえ
それはマズイでしょう (^^;

来月も名古屋で(株)geneさん主催のセミナーがあります。
「認知症のある方への評価から対応まで」
まだお申込受付中とのことです。
リハスタッフとしての視点で対応の工夫について
ここまで言語化している人は、そうそうはいないんじゃないかと自負しています。

事例を通して考え方をご説明いたします。
Act.の選択と提供時の工夫について
そして生活障害とBPSDへの対応について
評価をもとにした対応の工夫とはどういうものなのか
ということをお話いたします。

どうぞご参加をご検討ください m(_ _)m

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直球ど真ん中ストライク

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すごく嬉しい

たとえ
理解されなくても
目の前で起こっていることが真実だから
その真実には支えられる

でも
私が何を言っているのか
直球ど真ん中ストライクで理解してくれる人もいる

それは本当に本当に嬉しい

その人たちが
狭いギョーカイの人ではないこともまた嬉しい

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キュウべぇのセリフ

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前にも書きましたけれど
今さらではありますが
「魔法少女まどか☆マギカ」に出てくるキュウべぇのセリフで痛切に残っているものがあります。

 

「観測さえできれば干渉できる
干渉できるなら制御もできる
観測できない、存在すら確認できないものは手の出しようがない」

 

現実には
干渉と制御には大きな溝があるでしょうけれど
認知症のある方への対応についても本当にその通りなんだと感じています。

「観測できない、存在すら確認できないものは手の出しようがない」

目の前で起こっていることが何なのか
私たちが観察できない
あるいは観察しそこなっている
だから結果として見当違いのことをしてしまう

だとしたら
観察できるようになりさえすればいい

口で言うのはカンタンですが (^^;

でも、まず、そこから。なんですよね。

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「認知症介護」能力を活用した対応

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お知らせです。

日総研から出ている季刊誌「認知症介護」2016冬号
「こんな時どうする?認知症ケア相談事例集〜認知症のある方の能力を活用した対応」
が掲載されました。

いろいろなところで
いろいろな方を対象に
お話をさせていただきますが
やっぱり圧倒的に多いのは
方法論だけ、ツールとして、消費されてしまうこと。

仕方ないことなんだと自分に言い聞かせますが
少数でも、私が言っていることをど真ん中直球で受けとめてくださる方もいらっしゃいます。

脳の病気によって引き起こされる障害なのだから
障害と能力をきちんと把握することから始める。
そうすれば能力を活用して、
目の前にいる方に対してピンポイントで対応の工夫を
具体的に、現実的に、提案できるようになる。

読んでくださったら嬉しいです (^^)

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