謹賀新年☆2017

中核症状をみる

あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます m(_ _)m

みなさま、どのようなお正月をお迎えになられましたでしょうか。
大晦日や元日を職場で迎えられた方もいたでしょうか。
おつかれさまです。

私は12月28日に仕事納め
いつも両目をつぶってきた家の大掃除ならぬ中掃除。。。(^^;
片目をつぶるくらいには片付いたかも。。。(^^;
家のことは、「まっ、いいか」で毎年年越しです(汗)

そんなコトはどうでもよくて

新しい年の始まりに
ちょっとワクワク
ちょっと緊張
背筋をまっすぐ伸ばして気持ちも新たに

花も実もある毒もある
よっしーずボイスの記事の更新を再開いたします。

どうぞよろしくお願い申し上げます m(_ _)m

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2016最後の更新

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今日で今年の記事更新を最後とさせていただきます。

お忙しい日々の合間をぬって
お立ち寄りくださいまして
本当にどうもありがとうございます。

読んでくださる方がいる
ということが私がこのブログを書き続ける原動力となっています。

9月、11月、12月と仕事が立て込んで辛かったのですが、何とか乗り越えることができました。
複数の仕事を同時並行で進めていく過程において
ひとつひとつのお仕事で出会ういろいろな方々に教わることがたくさんあり
それはとても嬉しいことでもあり、そのような出会いに感謝の日々でもありました。
だからこそ、乗り越えることもできたのだと感じています。

また、おかげさまで今年は1000記事を達成しましたし
継続は力なりを実感した年でもあります。

このブログにお立ち寄りくださるみなさまのおかげです。
本当にどうもありがとうございます。

私は今でこそ
自分の実践に対して自信をもって明確に言語化し伝えられるようになりましたが
かつてのもがきまくっていた当時のことを忘れることはありません。
あの時は本当に苦しかったです。。。

あらゆる本を読み、研修に出かけ、良いと言われたことはやってみたけれど
「違う」ということだけはわかるのに
どうしたら良いのかがわからない。。。
本当に辛かった。。。

きっと今もどこかに
あの時の私のように「こういうことがしたいんじゃない」ということばかりわかって
どうしたらよいのかわからずにもがき続けている人がいるに違いないと思っています。

たった1人でも良いから
そのような人の役に立つことができたら。。。

そして
まわりまわって
認知症のある方とご家族の方の余分な困難が少しでも減ることに寄与できますように。。。

新年は
1月4日(水)から記事更新を再開いたします!
「花も実もある毒もある」よっしーずボイス
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

みなさま、どうぞくれぐれもお身体には気をつけて

良いお年をお迎えください m(_ _)m

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痰の拭き取り

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咽頭付近に痰が付着しているケースもよくあります。

経口摂取の練習を開始すると
摂取が刺激となって一時的に痰が増えるように見えることもよくあります。

これは、ピンチでもありチャンスでもあります。

喉頭蓋付近に残っていた痰が咽頭まで上がってくる
それをぬぐい取ることによって
清潔さを保つことができるようになります。

だから
この時にちゃんと口腔ケアができないと
不顕性誤嚥のリスクを大幅に増やしてしまうことにもなりかねません。

舌ブラシで舌苔を落とすことも重要ですが
案外、見落とされがちなのが
硬口蓋や下の歯の裏側に乾いた痰が付着していたりします。

まずは
口腔内を綺麗にすること

口腔内を綺麗にできたら
どのくらいの頻度で
口腔ケアをすると口腔内の清潔と湿潤環境が保たれるのか確認すること

食事形態と介助方法だけでなく
並行して評価することが大切です。

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口腔ケアは大事

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いったん食べられなくなった方に
もう一度経口摂取を試みる時に
一番大切なのは、口腔ケアです。

肺炎などで一時的に絶食になったような場合には
口腔内を綺麗にすることから始めます。

経口摂取を始める前から口腔ケアを行うことが大事です。
当たり前ですけど。

よくあるのは
舌苔がこびりついている方

このままでは
いくら食べられるようになっても
ううん。食べられるようになったからこそ、気をつけないと
不顕性誤嚥によって肺炎がなかなか治癒できなくなってしまいます。

歯磨きティッシュ
口腔ケア用スポンジ
舌ブラシ
保湿ジェル

これらは、口腔ケアの4種の神器ですね。

忘れられがちなのが、舌ブラシ

見た目、大したことないかなーと思っていても
実は、とても汚れています。
舌ブラシをゆすぐとゆすいだ水が白濁する。。。なんてこともよくあります。

今は、ク〇エ〇トなどのお店でも¥200円〜¥300円と、安く購入できるので助かります。
必要時にいつでも使えるように予備も必要です。

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2月NS向けセミナー「認知症」@gene

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2月19日(日)に
東京都千代田区の中央労働基準協会ビルにおいて
(株)geneさん主催で
「ナースのための認知症のある方への対応の工夫と考え方」が開催されます。

詳細はこちらから
http://www.gene-llc.jp/seminar_info02/?id=1461049509-041720

対象は
看護師・介護職・歯科衛生士・その他と記載されていますが
どの職種の方でもご参加いただけます。

認知症のある方の能力にはたらきかけるとはどういうことなのか
事例をもとに具体的に考え方をお伝えいたします。

「優しく・親切に・丁寧に・快適に」
「不安や不快の原因を探索する」
そのような視点で対応してきたけれど
うまくいかなかった方へ
まったく異なる視点でお伝えいたします。

「目からウロコ」
「考え方が180度変わった」
そのようなご感想をよくいただいています。

当日、お会いできることを楽しみにしています。

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ABP 能力に基づいた実践

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イマ風に言うなら。。。
ABPとなりますでしょうか (^^;

Ability Based Practice
能力に基づいた実践

この実践は
認知症のある方と援助職の恊働によって行われるものです。
文字通りに。

援助職の思想だけではなくて
思想を語ると同時に具体的な方法論をも指し示しています。
文字通りに。

主語は
認知症のある方と援助職
両者なんです。

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1月22日「認知症セミナー」@gene

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平成29年1月22日(水)に
ゼミナールプラザ(名古屋金山研修センター)において
(株)geneさん主催のセミナー
「認知症のある方への評価から対応まで」でお話をいたします。

詳細はこちらから
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1475128788-905317

今月開催された評価編で
情報収集と評価の考え方をお伝えしましたので
それをもとに具体的な事例を提示しながら
対応の工夫の考え方をお伝えします。

現行の理念と方法論の乖離について
何となくモヤモヤした思いを抱えている人はきっと少なくないのだと思います。
でも、あまりにも方法論が定着しているので疑問を呈しにくい。とか
理念を具現化するとどうなるのか言語化されていなくてよくわからない。とか

認知症のある方への対応について
よくよく考えるととてもおかしなことがたくさんあります。
でも、それらに対して具体的な代案としての提案が為されてこなかったから
現在があるのだとも感じています。

私は代案としての提案をいたします。

障害と能力のプロとしての評価とは何か
評価をもとにした対応の工夫とは何か
現行の方法論への疑問と提案

根本的には
認知症のある方が結果として一見不合理な言動をしてしまう
そこに投影されている能力を見いだし
より合理的に発揮していただけるように援助する
ということです。

不合理な言動そのものを修正・改善しようとはしていません。
そこが現行の方法論との大きな違いです。
なぜなら、そこには能力が投影されているからです。
結果として不合理な言動が少なくなっていったりなくなったりするのです。

お話を聴いてくだされば嬉しく思います。
今、辛い思いをしている方にこそ、お役に立てると思います。

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暗黙の前提は自覚しにくい

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人の意見には必ず前提があります。

その前提が異なっていると結果として意見だって異なってきます。

その時に結果としての意見だけをすりあわせようとしても
それはなかなか難しい。
そういう時には意見の前提を確認しあうと良いと思います。

極端な例を出しますと
何か品物を作って出荷する作業において
Aさんはたくさん品物を出荷してたくさんの人に届けたいと考えている
Bさんはより良い品物を出荷して見る目のある人が納得できるようなものを届けたいと考えている
検討会の議題で
Aさんは「こうしてみたらどうだろう」とC案を出します。
Bさんは「こうしたらよいと思う」とD案を出します。

その時によくあるのが
AさんはD案では時間がかかりすぎる
BさんはC案では時間が足りない
とあたかも時間の過不足が焦点化されてしまいます。

でも肝心なのは何を優先と考えているのか
というところなんです。

Aさんの考えるC案は、どうしたらもっとたくさん出荷できるだろうか。
Bさんの考えるD案は、どうしたらもっと良いものを出荷できるだろうか。
C案、D案の依って立つ優先事項、前提がまったく異なっているのですから
本来は、どのくらいの量をどのくらいの品質で出荷するのか
ということについて確認をすることから始めないといつまでたっても
建設的な議論が始まらないのです。

これは極論ですからわかりやすい例を出しましたが
これに類似したことは、ヤマほど起きています。

自分の考えが実は何に依って立っている考えなのか
言っている本人が自覚していない。。。なんてことはザラにあります。

前提は暗黙に置かれている

今、認知症のある方への対応で言われていることの多くは
暗黙には認知症のある方の能力を否定しています。
「できない、わからない、難しい」
「だから、〇〇してあげる」
そのような暗黙の前提に立っていながら表面的にはいろいろなことを言っています。
「ひとりひとり違う」
「寄り添ったケア」
と言いながらも万人に通用するような万能の対応策が求められたり
ICFで障害構造を把握する時代なのに
「原因があるはずだから原因を探索・改善」等と言ったり。。。
総論賛成各論反対のような現象が透けて見えます。

だから
本当にモノゴトを考えるようなタイプの人には
言行不一致を明確には言語化して指摘できなくても
何かモヤモヤしたものを感じて
現行言われているようなコトに対して内心不満や納得できなさがあるのではありませんか。

生活障害やBPSDという困りごとにも、ちゃんと能力が投影されているのです。
ただ、能力の現れ方が不合理なだけなので能力とは見えずらいだけなのです。
認知症のある方は、快・不快しかわからないわけでは決してありません。
重度の認知症のある方だとしても。

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