かつて、野村克也が言ったという
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
「勝ちには偶然の勝ちがあり、負けには偶然の負けはない」という言葉は
江戸時代の剣豪、松浦清(松浦静山)の言葉の引用なのだそうです。
そこから
「失敗は必然、成功は偶然」という言葉も広く使われているとか。
その通りだと思います。
認知症のある方に対して考えついた方法が
「たまたま上手くいく」(この表現もどうかとは思いますが)こともあるでしょう。
「Aという状態の人には、Bという対応をしてみたら?」という考え方は
ギョーカイを席巻しています。。。
そして、多くの場合に、Bという対応が「うまくいかない」
その時には、「次はどうしよう?」「Cという対応をしてみたら?」
Bという対応がうまくいかなかった必然があるのだとしたら
それは、打開策のヒントにもなるのに
そこを考えずに、表面的に方法だけを考えても「うまくいく」はずがない。
それこそ、数打って当たることはあるでしょうけれど
本当は、そういう話じゃない (^^;
認知症のある方の
気持ちや状態に原因を求めるのではなくて
ある状況の中で起こる状態像にとっての必然と考える。
多くの人が無自覚のうちにとらわれている
視点を変換することが一番重要なんだと考えています。
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