2階はどこ? ココロ編

そのココロは…

『まず復唱』
相手が言いたいことをきちんと受け止めた
…ということを伝えます。

『意図の確認』
2階に行く…という手段の目的、意図を尋ねます。

『意図の達成方法提案』
部屋まで案内。
ここは人により、状況により、対応が異なります。
相手の能力と特性を勘案して

言葉で部屋への道筋を伝えてもいいし
ジェスチャーで部屋の場所を伝えてもいいし
一緒に部屋の前まで行ってもいいし
代わりにお部屋から上着を持ってきてもいいし

大切なことは
なぜ、その方法を選択したのか
自分の中で明確化していること

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2階はどこ? A編

「2階はどこ?」と聞かれたら
まず、(2階に行きたいんですね)と復唱してから
(2階に行って何をしたいんですか)と尋ねます。

すると、このように聞かれる方は
たいてい、なんらかの答えを言うことができます。

この方は
「上着をかけておいたからとりにいこうと思って」と
答えられました。

そこで部屋まで案内して、一件落着 。

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2階はどこ? Q編

Aさんに尋ねられました。
「2階はどこ?」
(ここには、2階はありません)
と答えると

「そんなはずはないんだけど、どこ?」
「確かあっちだったよね?」

(2階はないんですけど)

「それはわかった。2階に行きたいんだけど」

押し問答になってしまいます(^^;

さて、こんな時にはどうしましょうか?

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話した言葉を聞くのではなくて

認知症のある方が
話した言葉を聞くのではなくて
認知症のある方が
言いたかった気持ちや意思を
聴きとるようにしています。

認知症のある方は
自分の気持ちや意思を言葉にするのではなくて
意思を現実化する手段を言葉にしていることもあります。

だから、話の聞き方には
実はちょっとしたコツ?注意?が必要なんです。

詳しいことは来週に。

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3代目 i Mac おつかれさま

愛用していた3代目iMacさまが
本日突然、永遠の眠りにつかれました。

ちょっと前から体調不良だったのですが
でも、ずいぶん頑張ってくれました。
無理なお願いにもへこたれることなく…
どうもありがとう。

そして よろしく 4代目iMac

突然の別れと出会い

うーん、春ですねぇ…。

ところで

昨日は帰宅したら日付が変わっていて
今日はこんなアクシデントで
今週はまともに記事更新できずにスミマセン。
明日から、またあらためましてよろしくお願いします。

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まさしく春の嵐

ものすっごい雨風。
みなさま、無事に帰宅できたでしょうか。

960ヘクトパスカルっていったら
強い台風と同じですもの。

車を運転していても
雨が真横からシャワー状態。
まいりましたー。

でも、ふと、思ってしまったことが(^^;

洗車がわりになったかも?

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みなさまへのお願い

いつも「月刊よっしーワールド」「よっしーずボイス」へ
お立ち寄りくださいまして
どうもありがとうございますm(_ _)m

今日は折り入ってみなさまにお願いがあります。

コメントをいただけるということは
私にとって、非常にうれしいことなのですが
できれば、直接こちらのコンテンツのコメント欄に
コメントをお願いしたいのです。

と、言いますのも
「月刊よっしーワールド」「よっしーずボイス」
いずれも記事は私よっしーが書いておりますので
こちらのコンテンツに直接コメントをいただければ
私自身がお返事をさしあげることができます。

ところが、
神奈川県作業療法士会ウェブサイト管理委員会が開設している
ツイッターやフェイスブックの管理者は私ではないので
そちらにコメントをいただいても
お返事を差し上げることは難しいのです。

コメントをいただけるのは
とてもうれしく、またありがたいことです。

コメントをいただけると
読んでくださっている方がいるのだ
…ということを強く実感できますし
コメントによって新たな視点の発見ができたり
思考がさらに広く深まっていく体験ができます。
私自身はもちろんですが
読んでくださっている方にとっても
きっと同様の意義があるのではないかと思うのです。

「客よし店よし世間よし」

せっかくのコメントですから
みんなにとって、より有意義な「場」になるように
ぜひ、こちらのコンテンツに
直接コメントをお寄せくださいますよう
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

それでは
「月刊よっしーワールド」「よっしーずボイス」
今後とも引き続きのご訪問とコメント、お待ちしていまーす!

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場の構造とAct. その3

私たち自身にとって
提供する「場」は、あまりにも自明のことなので

(リハはリハ室でする、病棟訓練は病棟でする)

リハの行われる「場」が対象者自身にとって
どんな風に受けとめられているのか
ということが抜け落ちてしまうかもしれません。

認知症のある方は
記憶の連続性が低下していて
場の見当識が低下していると
そもそも論としての前提である
提供したいリハの「内容」「Act.そのもの」以前に
それらが行われる「場」としての 意味が
認識できていないことが多々あります。
そこから毎回伝える必要のある方もいます。

どのように伝えたら
その方が理解しやすいのか
言葉で伝えるのか
視覚で伝えるのか

場の意味が理解できて
ようやく次に進むことができます。

ですので、「場」の意味の共有化というのは
対象者の方にとっては
とても大切な過程なんです。

OTとしては、
できるだけ早く「内容」を提供したいと
考えて焦ってしまうかもしれません。

でも、その前段階を共有化するということは
れっきとしたリハの過程でもあります。
(きちんと言語化して説明できれば)

あるいは「内容」を優先することが求められているのであれば
別の方法で「場」の認識の共有化を図るか
「場」そのものを変更する工夫も必要です。

白衣(ケーシー)という服装が
無自覚に喚起するイメージによって
「場」を伝える助けにもなっている病院では
あるいは、
前提条件について共有化の努力をしないですむような
知的にしっかりした対象者の方と
接することが多かった職員にとっては
提供する「内容」であるリハのことを
きちんと説明しているのに
どうして了解してもらえないのか
がわからないのかもしれません。

伝えたい「内容」がわからないのではなくて
暗黙の了解事項であるはずの
前提条件であるはずの
今、この「場」 が理解できていないのです。

逆に言えば
認知症のある方にとっての
場面設定を明確にしておくことができれば
対象者の方に余分な不安を喚起せずにスムーズに
内容であるAct.そのものに
集中してもらいやすくすることができます。

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