まず、状況確認

まず、状況を確認するようにしています。

いきなり、オープンクエスチョンで聞いても
答えが返ってくるわけはないから
クローズドクエスチョンで聞くようにしてます。

そうすると
見てはいたけど見落としていたことを(^^;
話してくれるようになる。

そこで、初めて、
こう考えてみたら?
こうしてみたら?
…って言えるようになる。

「見れども見えず」
されど
「見ればわかる」

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答えやすい相談

確かにそういうのもある。

話を聞いていると
状況が目に浮かんでくるような時

そういう時は
私も答えやすいし
たいてい、後で
「ありがとうございました! 」
って言われるような対応ができる。

そうではない時には
話を聞いていてもなんか腑に落ちない。
隔靴掻痒…というような状態(^^;

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相談にのるということ

案外、難しいものです。

「どうしたらいいんでしょうか」
と問われるけれど
私は、その時その場のその関係性の中にいない。
問う人は、その時その場のその関係性の中にいた。

答えは、問う人がもっている。
ただ、気がついていないだけ。
…だから、相談にくるんであって(^^;
気がついていたら相談なんかにこないもの(^^;

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マンネリの活用

モノゴトの良し悪しは相対的。

だったら、
マンネリだって活用しようと思えば活用できるはず。

上手に活用しているのが
長寿番組なんじゃないかしら?

細部は異なっていても
おおまかなパターンは決まっている
つまり、展開の予測の幅がある程度規定されている
視聴者は自らの予測を裏切られない
期待通りの展開が進む

そんなに集中しなくてすむ
そんなに考えなくてすむ
少ない投資でまずまずのリターンが得られる

規定された構造
というのは、安定しています。

その安定を
つまらないとみるか
安心とみるか

コップ半分の水を
半分しかないとみるか
半分もあるとみるか

「みる」のは
自分でもなくて、職員でもなくて
認知症のある方。なんだよね。

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違うことをしなくちゃいけない?

対象者の状態像によりけりだとは思いますが

一般的に言って
「マンネリはよくない」
って思われていると思います。

だから
「同じことばかりするんじゃなくて」
「たまには違うことを」
「マンネリ化しているから対策を」
などという言葉が出てくるのだと思います。

でも、マンネリ=よくない
って思い込むのってどうかなぁ?

よくない…っていうのは価値判断だから
何かに基づいて判断されているはず。

マンネリのどこが悪いのか
…って考えると
マンネリの良い面、使える面
が思い浮かぶと思う。

だって、モノゴトの良し悪しって相対的だもの。

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できないことばっかりは辛い

誰だって経験があると思うのですが
できないことばっかり続くと辛いし
たとえできたにしても
助けてもらってばかりというのも辛いです。

どんなにほめられたとしても。

何か体験する
ということは
同時に
必ず体験からのフィードバックを伴うものです。

できた
できない
わかった
わからない

サービスを提供する側として
こういう原点を忘れないようにしたい
と常々思っています。

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偉大なるマンネリをめざす

「何をしたらよいのかネタが尽きちゃって…」
時々相談されます。

「偉大なるマンネリをめざすのもテよ」
私はそう答えます。

もちろん、対象者の状態によりけりなので
一概には言えませんが
認知症のある方の場合
偉大なるマンネリが功奏することも多いのです。

だって、よーく考えてみて。

疾患特性として
ワーキングメモリや近時記憶が低下している方が多い
ということを。

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みんなの体操(8)

私は体操を2種類おこなっています。
ラジオ体操第1とみんなの体操
そして、その後に発声練習をしています。
大きな声を出していただくのです。
それから、思いっきり背伸びをして最後に首を回す運動をします。

動いた心は、大きな声を出すことによって
不合理ではない心の動きの方向性を提示します。
思いっきり背伸びをすると、リラックスしやすくなります。
首を回すときには、自然と口を閉じておこなうものです。

最初から静かに、落ち着いて…という状態を作り出すことは難しいのです。
対比として、「静かな」「落ち着いた」状態とは
反対の状態を敢えて体験していただくことで
「静かな」「落ち着いた」状態に移行しやすくなります。

力を抜いて…という指示よりも
一度思いっきり力を入れてからのほうが
力を抜きやすくなるものです。

それから、
落ち着いた状態の時の身体の動きを提示すると
結果として、心も落ち着くのではないか
…と考えて一連の過程をおこなっています。

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