適切な対応は自然

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適切な対応は自然すぎて
なんにもしていないように
なんにも考えていないようにすら思われるかも。
だからこそ、適切なんだけど。

でも本当は
いろーんな吟味を踏まえての対応だから
表面だけマネしようと思っても
吟味の過程を経ていない人には再現できない。

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泥の中だからこそ

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蓮の花は泥の中にもかかわらず花開く…のではなくて
泥の中だからこそ花開く…って
そう書かれているのを読んだことがあって
あぁそうか… そうなんだ…って
思ったことがあります。

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薬物療法と同じに

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退院したら
薬物療法を引き継ぐのと同じに
対応の工夫を中心とする非薬物療法を引き継ぐ
両方とも大事。

非薬物療法は
薬物療法と同じように
状態によって変えていく。

薬物療法が明確な意図のもとに処方されるように
非薬物療法だって明確な意図があって然るべき

褒めてあげる・否定しない・不快な原因の排除などなど
そんな抽象的な一般的なことではなくて
Aさんに対してはA’という対応
そして一番大切なことは
A’という対応の意図が明確であること
そのためには評価が必要
認知症のある方の評価だけではなくて
自分自身を含めた状況の評価が必要

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思わぬ誤解

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ガクゼンとしたことがあります。

「認知症の治療」=「文句を言わない善い人」
「認知症の薬を飲む」=「困りごとがなくなる」

うーーーん 。。。

認知症という病気に対する誤解や偏見
まだまだ潜んでいるんですね。。

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不適切な介助も

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不適切な介助も意味がある
最近はそう思うようになってきています。

しゃかりきになって
100%の適切な介助の「統一」を求めなくてもいいんだ…って。
モチロン、程度問題ではあるけれど
常に対象者に対して100%の適切な介助が行われなくても
ガッカリすることはない…って。

なぜなら
不適切な介助の体験があるからこそ
適切な介助の入力が際立つ
対象者の心身が「相違」を明確に感じ取れるなら
比較対照の相違という認識を
不適切な介助がもたらしてくれるのでは?

介助の100%の「統一」に心身のエネルギーを注ぐよりも
一回の介助の適切さが100%になるように
心身のエネルギーを注げばいいんじゃないか?

実は100%適切な介助ではなくて
88%くらいの適切さ加減に過ぎないのに
100%だって勘違いしていることが問題だったんじゃないか?

そんな風に考え、また、感じてもいます。

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のぞみはなくても

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「望みはなくても光はある」

これは河合隼雄の著書に書かれていた言葉です。

新幹線のチケット売り場での会話として
望み→のぞみ号、光→ひかり号と
ひっかけて書かれてあったのですが
思わず泣き笑いしそうになりました。

希望を見い出せないと感じた時でも
太陽の光は万人に平等に降り注いでいる。。。

この言葉も私の大切な言葉です。

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捨てたものは

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「捨てたものはみつからないが
落としたものはきっとみつかる」

「るろうに剣心」という漫画に出てくるセリフです。

私には呪文がいくつもあって (^^;
辛い時には自分で自分に言い聞かせています。

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新人研修「目標」の概念理解

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新人研修「目標」では
リハ以外の分野で題材をとって
まずは、目標の概念を理解してもらいます。
その後でリハの分野で目標を理解してもらいます。

リハ以外の分野で
目標と目標でないものとの違いがわかる
目標でないものを目標に言い換える

リハの分野で
目標と目標でないものとの違いがわかる
目標でないものを目標に言い換える

これらの理解があって初めて目の前の対象者の方に適切な目標設定ができるだけのレディネスがある…ということが言えると考えています。

実習生に対して
目標設定がなかなか難しい場合には
まず、目標の概念理解がどの程度あるのか確認します。
同時に養成校や以前の実習地で
どのように目標設定を学んできたのかも確認します。

そうすると、結構概念的なことを教えてもらってないんですよねー。
リハの言葉としての目標を教えてもらっていても。
これじゃあ、応用が効かないよね。って思っちゃう。
かく言う私もそのような指導しか受けてこなかったわけですが。

私がもっと若い頃に教えてほしかったなー
そう思うことっていっぱいある。
だから今は逆に私が伝えられることは伝えていきたい。
つまづかなくて済むことはつまづかないで先に進んでもらって
もっと大切なことで試行錯誤をしてもらいたい。
そう思っています。

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