Tag: コミュニケーション

暗黙の前提

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「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで
自分は何が欲しいのかわからない」

これはスティーブ・ジョブズの言葉です。
だからAppleは他の企業のように
事前のマーケティング・リサーチは行わない
そのかわり発売後のユーザー使用感アンケートを重視する
という内容の記載を読んだ記憶があります。

私はこの言葉に
作業療法士として賛同する側面があります。

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教えることは学ぶこと

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「教えることと学ぶこと」
という本もありますが
実習に来ている学生がグンと伸びる時、学ぶを深める時って
指導しているこちらも学生との関係性によって
今まで無自覚にしていたことを
明確化することができるようになったり
意識化できていなかったことを再発見できるようになったり
する時でもあるように感じています。

不思議だなぁ。。。
面白いなぁ。。。

そういえば
対象者の方がグンと伸びる時もそうかも。

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わからなくて怒っている

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認知症のある方の
いわゆる「易怒性」「介護抵抗」と呼ばれるものに
本当はわからなくて怒っている
わかるように伝えると怒らなくてもすむ

そういうケースがかなりあると感じています。

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診断でも評論でも矯正でもなく援助

ちょっと待った

私たちの仕事は
診断でもなく評論でもなく矯正でもなくて
援助なのだと思う。

知識と技術に目の前の方を当てはめるのではなくて
対象者の可能性を広げる方向に
知識と技術を活用できるようになりたい。

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体験を通したエンパワメント

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ご家族からしてみたら
デイなどのサービス提供施設で働くスタッフは
身近な存在で、だからこそ相談もしやすいと思います。

施設利用中の認知症のある方の行為をみれば
その方の能力と困難と特性がわかる。
ご自宅での様子を具体的に教えてもらえれば
「何が起こっているのか」具体的に推察できると思います。
そうしたらどうしたらいいのかがわかる。

相談された時に
具体的に方法論を提案することができれば
ご家族はとても助かると思うし
何よりも困った時に力になってもらえる
という具体的な体験を通して
今後に起こるかもしれないことに対しても
不安はあっても前向きに向かっていこうという
エンパワメントされる体験になると思います。

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目の前の困難の改善を

我慢のしどころ

まずは、目の前の困難の改善を
相談者ができるようなことを1つ
具体的に提案します。

この時一番大切なことは
相談者に
「変われるんだ」
「できた」
「よかった」
と感じてもらえること。

それだけで
まずは十分なんだと思います。

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観察と表現

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以前に
「観察」ということをちょっと考えたことがある。

観察を促すための記録としての
言語表現と視覚表現

言語表現は縦に
視覚表現は横に
そんなイメージがした。

視覚表現は関係性(全体と部分)の観察に
言語表現は時系列の観察に
有効かな?と思ったりした。

実習のデイリーノートが書けない…という場合に
案外、全体と部分の関係性を文字で書こうとして
観察できているがゆえに
書けずに止まってしまう場合があるのかも…と考えたり。

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有効性と補助の幅

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認知症のある方に対して
機器の導入を考える時には有効性を考える。
機器が要求する能力があるから。

機器を活用できるために
現在の能力でどれだけ有効かを考える。
使えるけれどもちょっと心配
使えるけれども使えない時もある
というようなグレーゾーンの時には
機器を活用できるように、補助手段を考える。

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