Tag: コミュニケーション

私は、食事にはリキ入れています。
重度の認知症のある方に対して
面会に来られるご家族ができることが
好きな食べ物を食べさせてあげる
…ということに限定されることも少なくありません。
作業療法士の私としては
食べること以外で
認知症のある方とご家族の方とのやりとりを
助けるようなコトをみつけられるようになりたい
と思う一方で
だからこそ、できるだけ長く経口摂取が続けられるように
そのためにも食事を大切にしたい
と考えています。
4月6日(日)の合同会社geneさん主催のセミナーでも
今日の小田原OT勉強会でも
たくさんの方が食事介助のスプーン操作について
熱心に体験してくださったことに深く感謝いたします。
1人でも多くの方が
より長くより快適に食べられるように
心から願っています。
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「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで
自分は何が欲しいのかわからない」
これはスティーブ・ジョブズの言葉です。
だからAppleは他の企業のように
事前のマーケティング・リサーチは行わない
そのかわり発売後のユーザー使用感アンケートを重視する
という内容の記載を読んだ記憶があります。
私はこの言葉に
作業療法士として賛同する側面があります。
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「教えることと学ぶこと」
という本もありますが
実習に来ている学生がグンと伸びる時、学ぶを深める時って
指導しているこちらも学生との関係性によって
今まで無自覚にしていたことを
明確化することができるようになったり
意識化できていなかったことを再発見できるようになったり
する時でもあるように感じています。
不思議だなぁ。。。
面白いなぁ。。。
そういえば
対象者の方がグンと伸びる時もそうかも。
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認知症のある方の
いわゆる「易怒性」「介護抵抗」と呼ばれるものに
本当はわからなくて怒っている
わかるように伝えると怒らなくてもすむ
そういうケースがかなりあると感じています。
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私たちの仕事は
診断でもなく評論でもなく矯正でもなくて
援助なのだと思う。
知識と技術に目の前の方を当てはめるのではなくて
対象者の可能性を広げる方向に
知識と技術を活用できるようになりたい。
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ご家族からしてみたら
デイなどのサービス提供施設で働くスタッフは
身近な存在で、だからこそ相談もしやすいと思います。
施設利用中の認知症のある方の行為をみれば
その方の能力と困難と特性がわかる。
ご自宅での様子を具体的に教えてもらえれば
「何が起こっているのか」具体的に推察できると思います。
そうしたらどうしたらいいのかがわかる。
相談された時に
具体的に方法論を提案することができれば
ご家族はとても助かると思うし
何よりも困った時に力になってもらえる
という具体的な体験を通して
今後に起こるかもしれないことに対しても
不安はあっても前向きに向かっていこうという
エンパワメントされる体験になると思います。
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まずは、目の前の困難の改善を
相談者ができるようなことを1つ
具体的に提案します。
この時一番大切なことは
相談者に
「変われるんだ」
「できた」
「よかった」
と感じてもらえること。
それだけで
まずは十分なんだと思います。
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以前に
「観察」ということをちょっと考えたことがある。
観察を促すための記録としての
言語表現と視覚表現
言語表現は縦に
視覚表現は横に
そんなイメージがした。
視覚表現は関係性(全体と部分)の観察に
言語表現は時系列の観察に
有効かな?と思ったりした。
実習のデイリーノートが書けない…という場合に
案外、全体と部分の関係性を文字で書こうとして
観察できているがゆえに
書けずに止まってしまう場合があるのかも…と考えたり。
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