自己投資は無限大

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こんなことは自慢には全然ならないけど
私は勉強してきました。とは言える。

図書館に行く時間がなかったから
ちょっとでも気になる本があれば買って
時間を見つけては読みあさり
ちょっとでも気になる研修会があれば、まず参加

初めての就職先は準公務員扱いだったから
お給料は安かったので
パンの耳とか、素ラーメンとか食べてて
当時つきあっていた彼に笑われたこともあったっけ。

そんな私ですが(私だから?)
研修会の参加費が高い!なんて思ったことは実は一度もない。
その本を読みたいから買うし
学びたいから研修会に行くし
(ちなみに今まで一番高い受講費は
バリデーションを学ぶ時で398,000円払った)
主催者が設定している金額には根拠があると思ったし
(たとえ私にわからなくても)
高いならかえって絶対にモトをとってやる!と燃えたし
どんなつまらない研修会でも学ぶべきところは必ずあるはずだから
「つまらなかった」「おもしろくなかった」
と文句を言うのではなくて
絶対に自分の身になるように学んでやる!と思って参加してた。

たぶん
その全部が今の自分を作ってくれてる
そう思う。

自己投資は無限大

本当に身につけるためには投資が必要
時には身銭を切ってムダ金を使って
そうしないと真贋の区別がつかない。

そのかわり
いったん習得した知識と技術は無限大

誰にも奪われることのない
誰にもマネできない
自分だけの能力

そういうものって
投資しないとリターンもないんだよね。

お金とエネルギーだけじゃなくて

実際に
良いと言われたものは
自分の眼と耳と手を使ってやってみて
できなくって落ち込んで
どうしたらできるようになるのか
必死になって考えて
もう一度挑戦して
そうすると講師の話がまた一段と深いレベルで理解できたり

そんな、泥臭い試行錯誤の果てに
ようやく身になる

そこにたどりつくまでの努力が
ムダになることなんて絶対にない

どんなにたくさん論文を読んでも
どんなにたくさん研修会に参加しても
それはあくまでも入口で
自分自身のアウトプットを通して
再学習をするしかない。

そういう孤独な自己投資こそが大事

頑張ってほしい。

私もガンバリます (^^)

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セミナー「食事介助」8月7日@大阪

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認知症のある方の食事介助は本当に大変です。

でも、それって私たちが大変にしてしまっている部分の方が
大きいということをご存知ですか?
私たちが変わることで
大変さを改善することができるのだということを
ご存知ですか?

認知症のある方の食べ方は
90%以上の確率で良くすることができます。
良くする…という意味は
安全に、円滑に、早く、食べられるようになる
という意味です。

そのためには
「食べる」ことに関する知識と技術と
「認知症」に関する知識と技術の両方が必要なんです。

ところが現実には
「食べる」ことに関する
知識と技術を学べる機会がほとんどありません。

「認知症」に関しても
4大認知症すら知らない人も少なくありません。

そして
認知症のある方の食べ方の改善のためには
「食べる」ことと「認知症」についての
両方の知識と技術をもった上で
視点の転換が要求されます。

だから
私が食事介助の講師を務める研修会に参加してくださる
医師や看護師、リハスタッフ
中には摂食嚥下の認定をもっている看護師や
認知症の認定をもっている看護師の方もいますが
そういう方から「勉強になった」「眼からウロコだった」
という感想を頂けるのだと思っています。

(株)geneさん主催で
実技のある食事介助に関するセミナーは
今年度この大阪会場での1回限りの開催です。

『認知症のある方の能力を発揮していただけるように援助する』
という根本的な理念と実践を
実技と体験談を通して
理解することができるセミナーです。

ご参加お待ちしております m(_ _)m

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NHK「ミラクルボディ」見ました

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7月16日(土)21:00からNHKで放映されてた
「ミラクルボディ」見ました。
http://www.nhk.or.jp/special/miraclebody/005/index.html

ロシアのシンクロペアの脅威の身体能力にびっくりです。

水中にいるときに陸生の人間は
脳を守るために筋肉の酸素消費を減らそうとして心拍数を減らす
働きがあるのだそうです。
ところがロシアのロマーシナとイシェンコは心拍数が増える
緊急時にのみ脾臓が行う働きー脾臓が収縮して蓄えていた血液を
放出することにより血液循環を保ち筋への酸素供給を維持ーを
通常化しているのだと。

内蔵の働きを変えるまでに
厳しいトレーニングをずっと継続してきているのだ。。。

人間の意思と要請される環境への適応能力は
ここまであるのだ。。。

同じくTOPアスリートのスペイン?の選手を遥かにしのぐ身体能力
彼女をして「いったいどんなトレーニングをしたらそうなるのか」
という言葉に否応もなく厳しさが伝わってきました。

そこまで身体能力を鍛えるということは
身体を壊すことと紙一重だから
きっとそのあたりのリスク管理について
ものすごい研究と知見の積み重ねがあるのだろうと思った。
その陰で身体を壊してしまった選手がたくさんいるのだろうとも。。。

自分はスポーツとは無縁の世界にいるからか
そんなに無理しないで。身体を酷使しないでほしい。
とつい思ってしまったのですが
高みを目指しているアスリートにとっては
限界への挑戦=高みへ近づくということなのかもしれない。。。

努力という言葉では届かないだろう
あまりに過酷なトレーニングを思い
その過程において得られる人間の身体能力の凄さを
思わされた番組でした。

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(株)gene「認知症」行ってきました

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7月17日(日)に(株)geneさん主催で開催された
認知症セミナーでお話をしてきました。

参加されたみなさま、おつかれさまでした。
運営を担当されたOさん、どうもありがとうございました。

途中地震があって
立ってる私が一番感じるはずなのに
気がつかないで話し続けていて
座ってる参加者に教えてもらってようやく気づいたという。。。(^^;
結構揺れてたんですが。。。
情報収集してくれたOさんによると
震度3か4くらい揺れたそうです。
でも単発でその後何事もなく無事に終了することができて
よかったです (^^)

思い起こせば〇年前に
geneさんから、一番最初にセミナーのお話をいただいた時には
丸一日お話するなんて
そんなに話せるかな?
時間が余ったらどうしよう?と思ったことがありますが
いざ実際にお話してみると、
時間が余るなんてことはなくて (^^;
伝えたいことはヤマほどあって
いつもあっという間に時間が過ぎてしまいます。

認知症のある方は
能力があるからこそ結果として不合理なカタチでの
生活障害やBPSDを起こしてしまうのだ
ということをお伝えすることができたとしたら
そしてお話を聴いてくださった方の明日からの臨床に
少しでも役立ったとしたら
私は本当に嬉しく思います。

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POST連載記事 7

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POST 理学療法士によるリハビリ職者のためのサイトに
私の連載記事が掲載されました。
http://1post.jp/2016/07/13/interview_ot_dementia_colum07/

同じコトが違うカタチで現れているだけ
だから食事介助が適切にできるようになることは
食事介助だけにとどまらず
生活障害、BPSDへも適切に対応できるようになることと
大きな関連があります。

「食べさせる」ことしかできない人は
他の場面でも「〇〇させる」ことしかできない。
それが、たとえ、優しい言葉と口調によるものであったとしても
使役は使役に過ぎない。

でも
「食べることの援助」ができる人は
他の場面でも「〇〇することの援助」を
具体的に考えられるようになる。

「具体的に」
自分の介助を気をつけられること
相手の反応を観察できること

そのための知識であり
現実化するためには技術が必要

当たり前のことですが (^^;

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結果なのか原因なのか関連なのか

我慢のしどころ

結果なのか原因なのか関連なのか
本当はわからないことなのに
あたかも認知症のある方の「せい」ー「原因」
にされてしまっていることって
とても多いように感じています。

私は基本的に「原因」という言葉を使わないようにしています。

いわく
BPSDは、それを引き起こす不安や不快などの
何らかの原因があるから、それを探索して改善する。。。etc.

原因探索改善というのは
因果関係論としてのICIDHの考え方で
ICFには、なじみません。

ICFになじむ言葉ーつまり概念として
私は「必然」という言葉を使っています。

そうなる必然があって現状がある

自分で使っていて自分で言うのも、何ですが
私はこの言葉ー考え方がすごく好き
自分の実践にぴったり合うんです。

今を否定しない
治療的態度、治療的関係性を駆使して
結果として行動変容を援助する

結果なのか原因なのか関連なのか
わからないけど
わからないことはテキトーに判断はせずに
わかるときまでは、わからないままに
思考を停止せずに関与していく

そうすると
日々の臨床の中で
いろいろな発見があって
それは、まさしく

「大事なのは…まだ誰も見ていないものを見ることではなく、
誰もが見ていることについて、
誰も考えたことのないことを考えることだ」
(エルヴィン・シュレディンガー)

というような見方ができるようになって
結果として、認知症のある方のあれこれが改善されていく

それは本当に私自身が励まされる過程でもあるのです。

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パターンに当てはめるだけなら専門家はいらない

ちょっと待った

巷にあふれる
「こんな時にはこうしたらいい」という手合いの本。

ある意味、購読者のニーズにはマッチしているんだろうなー。
とは思う。

でも、そういうことをやるから悪循環になっちゃう
悪循環に結果として関与してしまっている
ということをどんな風に考えているんだろう?

パターンに当てはめるだけなら
専門家はいらない。

パターンに当てはめるって
対人援助の対極にある態度なんだけど。

今から20年以上前から
専門家と素人の垣根が低くなってきた
って言ってきたけど
ネットの定着もあってどんどん拍車がかかってきてると思う。
良くも悪くも。

その一方で
本物のプロは
必ずどこかにれっきとして存在してる。

本物のプロは凄いです。

専門家と素人の垣根が低くなった分
本物のプロとその他との垣根が
相当高くなりつつあるんじゃなかろうか。

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【速報】 認知症疾患医療センター 曽我病院「研修会」

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平成28年9月16日(金)14:00〜15:45
小田原お堀端コンベンションホールにて
認知症疾患医療センター曽我病院主催の研修会が開催されます。

28年度認知症研修会

講師は
東京都立松沢病院の齋藤正彦院長先生です。
「認知症の理解とケア」というテーマでお話いただきます。

参加費は無料

対象は
神奈川県内で認知症のある方の支援・ケアに従事する専門職の方

申込受付期間は8月1日から31日

必ず、上記チラシの注意事項をご確認いただき
メールにてお申込ください。
(チラシにカーソルを合わせクリックすると
拡大された画面が開きます)

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