ご家族の不安

不安すぎて言葉にできない

もしかしたら
そんなこともあるのかもしれません。

入院して
元気で暮らしているのかどうかわからない
自分がお見舞いにきていない時はどうなんだろう

不安な気持ちが先立つけれど
不安だからこそ、心配だからこそ、言葉にできない、したくない。

そういう気持ちは、何となくわかるような気がします。

ご家族には、まずふだんの様子を伝えるようにしてる。

とりわけ、その方の特性がよく現れている行動を

そうすると
ご家族の方から
「そういえば昔こんなことがあって」と語り出してくださることが多い。

過去のその方の特性を知ってるご家族と
現在のその方の特性を知ってる私とで
「体験」をベースに話をすることができるようになる。

そうすると
未来へ向けて
その方の特性を知ってるご家族と私とで話ができるようになる。

意味をいつ付け加えるかは、その時それぞれだけど

「最初は心配だったんです」
とご家族の方から言葉にできるようになると
結構具体的な話までできるようになる。

いきなり、症状や障害の説明をするのではなくて
体験を通してその方らしさは変わらないということを共有化できるように
まず、そこを最初に

言葉だけに頼らない。のは
認知症のある方に対してだけでなくて
ご家族に対しても同じだと考えています。 

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