普通に考える

誰にだって
信頼する人はいると思うけど
顔見知りだからその人を信頼してるわけじゃないし
知ってる人だから、その人の言動を信用するわけじゃない。

人それぞれに
信頼のモノサシがあって判断してるんだと思う。
違うかな?

認知症があろうとなかろうと
その人のモノサシに叶うかどうかが問われているのであって
使われるモノサシは、その人の価値観そのものだから
相手の価値観を斟酌して体現することができて
あるいはその過程そのものの積み重ねが大事だと思う。

SDATアルツハイマー型認知症のある方は
その場の応答はかなり保たれる場合が多いし
DLBレビー小体型認知症やFTD前頭側頭型認知症のある方は
状態像の把握とそれに基づいた対応が問われる

その目的は、なじみの関係作りなんかじゃなくて
その人に対して適切に対応することができるようになるために
状態像を把握できるようになることなんだと思う。
その過程は、より深くより的確に…という意味では終わりはないよね。

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なじみの関係は結果としてできる

弁解するわけじゃないですけど
私はアマノジャクではありません(^^;

ただ、目の前に起こっていることがらを
できるだけありのままに見られるようでありたい
せめて自分色の色メガネの自覚を忘れないように
意思しているだけなんですが
結果として、 なんですけど
アマノジャクっぽいことを言うようになってしまって
いやはや。。。(^^;

たとえば
「なじみの関係を作る」
ってよく聞くでしょう?
でも
私は、「なじみの関係は結果としてできる」 のであって
目的化することはcontrolのおそれがあるんじゃないか
と思っているのです。

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OTLab第1回研修会のお知らせ

私は「OTLab作業療法総合研究所」に入会しています (^^)
先日、第1回研修会の概要のお知らせが届きました。

うわー行きたーい!
と思ったのですが
平日は本業に勤しみ、休日はその他もろもろで手一杯
3月10日(日)昭和大学で開催される研修会に出席できそうにありません。。。
ホントに残念。。。

もし、参加を検討されている方で迷っているなら
ぜひぜひ、ご参加ください!
臨床最前線で働いている人にとってこそ必要な内容だと思います。

詳細はこちらへ
「OTLab作業療法総合研究所」

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第14回神奈川県作業療法学会開催まであとわずか

3月になり、陽射しもだんだんと暖かさを増してきました。
冬を迎えた時には、インフルエンザやノロウイルスが流行していて戦々恐々としていましたが 、おかげさまでどうやら無事に春爛漫の季節に突入できそうです。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
本日は、学会広報部長としてインフォメーションをさせてくださいm(_ _)m

来月4月21日(日)に小田原駅西口にある国際医療福祉大学で
第14回神奈川県作業療法学会が開催されます。
詳細は学会HPをご参照ください。

演題発表される方は必ず「演題発表される方へ」>「演題発表者へのご連絡」をご確認ください。

また、本学会では託児室を開設いたします。
本日3月4 日(月)〜3月22日(金)までお申し込みを受け付けております。
詳細は「託児室案内」をご覧ください。

最後になりましたが
神奈川県士会の会員作業療法士は学会参加事前登録をお願いいたします。
こちらも3月22日(金)までの受け付けとなっております。
http://kana-ot.jp/kotc/top/registation

学会当日に小田原でみなさまにお会いできることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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修正しない!援助する!

私の考え方の基本です。

食事介助でも
移動介助でも
声かけでも

「修正しない・改善しないで援助する」

つまり、「直すな助けろ」

修正する・改善する…ということは
あるべき像から現状をマイナスで見る
今じゃいけない…という視点に立っていることです。

援助する…ということは
現状を否定しないという視点に立っています。
今でいい。
でも今よりラクにできたらもっといい。
今よりもっとできたらさらにいい。

極論に聞こえるかもですが
身体のはたらきには、その人の歴史が集約されていると考えています。
(後日、説明しますね)
そう考えたら、修正なんてできないです。

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言語化する視点

再現性を高めるためのトレーニングとして
日頃から言語化に努めています。
自分ひとりでもできる方法です(^^)

感覚的にできた方法を
一度言語化してみて
言語化のとおりに身体を動かしてみると
言い足りていない(明確化できていない)箇所がわかる。
さらに言語化してみて
身体がその通りに動くかどうか確認する。

それでもナントナクやってるところがあるのよね。。。

そういう意味でも
他の人に伝えるのってとても重要。
他者が再現できていないところが
私が言語化していなかったところだとはっきりわかる。
自分が見落としていた言語化する視点を教えてもらえる。
ということにもなります。

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食べ方の問題

食事中に大声があって困る
どうしたらよいでしょうか?

という場合には
実は、食事中に何か不快などの原因があって
大声を出しているわけではなくて
食べ方の問題
ひいては、食べさせ方の問題
ということのほうが圧倒的に多いんです。

大声をどうしたら少なくできるのか
大声の原因は何か
…ではなくて
まず、食べ方をありのままに観ることが大切なんだと感じています。

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上肢を使った立位訓練

身体は総体としてはたらいている

だから
上肢を使った立位訓練をおこないます。
この考え方は決して新しいものではありません。
むしろ、昔ながらの考え方だと思います。

けれど
臨床的にはとても効果的で
なのに
臨床的にはあまり活用も重要視もされていないように感じています。

身体は目に見えて動いている部分だけがはたらいているわけではない。

上肢を動かすことによって
下肢のはたらきも変わります。

望む動きを怖がってしようとしない時には
無理強いせずにサポートをします。
その積み重ねで怖がらずにおこなえるようになってきます。

「筋力低下」という言葉は本当によく聞く言葉ですが
実際には、「筋力低下」ではなくて「はたらきの低下」
によるものが少なからず含まれていると感じています。

(了)

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