目標こそが羅針盤 その3

ずっと疑問だったんだけど
実習に来る学生に
目標設定を学校でどんな風に教わったか聞くと
みーんな仮想患者さんを例にして設定した
…って言うのよね。

でもさ
目標設定教えてもらう頃って
実際の患者さんをあんまり知らないのよね。
具体的なイメージができないんじゃないのかなぁ
…って思うの。
インプットされるのは言葉の字面だけで。

思うに
もっと学生に身近な「仮想」目標を
設定させたり検証させたら
いいんじゃないかと思うんだけど。

例えば
「仮想過去の部活動中の自分」の長期目標と短期目標。とか。

どの目標がよくて
どの目標が悪いのか
どうしたら悪い目標がよい目標になるのか

その体験をしてから
仮想患者さんへの目標設定をしたらいいのに
…ってずっと思ってた。

だから
養成校で目標設定は習っても
設定の過程を理解していない学生には
患者さんじゃない「仮想」で設定の過程を説明して
それからもう一度担当ケースで考えてもらったりしてます。

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バリデーションセミナー2013のお知らせ

出ました〜!
「バリデーションセミナー2013」のお知らせ
http://www.clc-japan.com/validation/seminar.html#vali2013

5月中旬に、東京、名古屋、福岡、大阪で開催されるそうです。

本を読んだだけじゃ決してわからないことが
体験型セミナーで実感できますよー(^^)

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目標こそが羅針盤 その2

さてさて、昨日の答えです。

「よい目標とは?」

それは…こちらを見てください。

「沼野一男先生の回答集」

ここにバッチリ掲載されています(^^)

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目標こそが羅針盤

目標を目標として設定できること
よい目標を設定できること

基本中の基本だけど
実際の臨床では、できてる人って決して多くはありません。
よい目標とそうでないものとの区別がついていない人だって
少なくありません。

「現状維持」…とか (^^;
「できるだけ…する」とか (^^;
それって目標じゃないし (^^;

「 よい目標って何ですか? 」

さて、あなたは即答できますか?

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体験したことは理解する

“ 聞いたことは忘れる ”
“ 見たことは思い出す ”
“ 体験したことは理解する ”

〜 ボストン学びの道より 〜

ある自然科学館に立ち寄った時に記されていた言葉です。
原典は調べたけれどわかりません。
イギリスの古い諺とか孔子の言葉とか諸説あるようですし
もう1行
“ 発見したことは活用できる ”
という言葉が追加されていることもあるようです。

私がこの言葉に初めて出会った時に思ったことは
実習指導についてでした。

そして、今

実習指導についてだけでなくて
認知症のある方の対応についても
通じる言葉だと感じています。

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Tipsに使われるのではなく

Tipsに使われるのではなく
Tipsを活かせるように

認知症のある方への対応は
対応の意図のベクトルが伝わる

同じTipsを使っていても
意図がControlならば活かされないし
意図がRe-Habilisであれば活きるのだと思う

Tipsの善し悪しではなくて
Tipsを扱う人の意図の適否なのだと思う。

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機会を活かす

もしかしたら
今はとてもそんな風には思えない
…という人もいるかも。ですが
状況は必ず変わります。
チャンスは必ず巡ってくる。

だから
巡ってきたチャンスをチャンスとして気づけるように
巡ってきたチャンスを最大限活かせるように

何も変化のない日常は
辛いだけの日々かもしれないけれど
いつか来るチャンスに備えて
腕を磨くことを怠らずに

空に向かって飛び上がる時には
一度は地面にしゃがみこむもの。

雌伏の時を最大限活かしてほしい。

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「なじみの関係」は結果としてできる

認知症のある方への対応について
常識のように流布している言葉であっても
違和感を抱く言葉って結構あります。

なじみの関係をつくる

この言葉もその1つ。
中核症状が軽ければ
対象者の方が気配りしてくれた結果として
なじみの関係を作ろうと思って作ることも
可能かもしれませんが
中核症状やBPSDが重度になると
なじみの関係を意図して
毎日挨拶にいったりしても
なかなか困難なのではないでしょうか?

なじみの関係は
対象者の方から信頼された結果としてできる
ものであって
目的として行動するのは
実は、対応の意図のベクトルとしては真逆なんだと思う。

信頼されるような対応ができるためには
能力と障害と特性を適切に把握できて
初めて可能なことだと感じています。

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