Tag: 環境適応

ポジショニングも大事

IMG_0447

今日はある病棟の依頼で
ポジショニングをしてきました。

「いつもと全然違う」と驚かれました。

何が起こっているか
わかってないと
見た目だけ整えてることになって
やれどもやれず
になっちゃうんですよね。

認知症のある方への対応や
食事介助と
まったく同じことが違うカタチで起こっている。
そう感じました。

「何が起こっているのか」把握しないで
「どうしたらいいのか」対応を考えようとする

それじゃあ、適切なコトができるはずがない。
「理の当然」ですよね (^^;

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1786

誤介助による食べ方の誤学習 2

IMG_0443

多くの場合
そんな状態になっているのに気がつかれていない。

なぜなら、ムセないから。

「ムセない=食べ方全般がOK」という誤解があるから。

そのまま、誤介助が続けられると
もっと食べ方が乱れてくる。

開口した時に
舌が丸まって奥の方にひっこんでいたり
舌先が上顎にくっつきそうなくらい丸まって上がっていたり

そんな状態でも、ムセないから
食べ方が乱れていることに気がつかれないで
誤介助が続けられる。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1767

食事介助の研修会

IMG_0443

ありそうでないのが
食事介助の研修会。

認知症のある方への食事介助は
認知症という病気と食べることに関する知識の
両方が求められます。

「飲込み」に関する研修会は摂食・嚥下として、
さまざまな職種のさまざまな団体が開催していますが
準備期や口腔期の観察・評価とスプーン操作体験って
あんまり行われていないように思います。

「認知症のある方の食べることへの対応」
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1438301262-820188
こちらでは、スプーン操作体験もたっぷりできますし
認知症のある方の食事場面でのBPSDの改善体験のお話や
工夫したスプーンの展示などなど
盛り沢山の内容でお届けいたします。

「職員のスプーン操作が変われば
認知症のある方の食べ方が変わる」
という事実をたくさんの方に知っていただき
職員も認知症のある方も
今よりもっとラクな食事場面が増えたらいいなぁ
と願っています。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1756

歌い方にも人柄が

IMG_0442

歌い方にも人柄があらわれる。

同じ「星影のワルツ」でも
人によって、熱唱する方もいるし
人によって、そっとささやくように歌う方もいる。

すっごく繊細なんだ。
だからこそ怒ることも多いんだ。

そういうことの一面がわかったりもする。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1735

暮らし方を選ぶ

IMG_0447

〇〇せねばならない
△△してはダメとか
それはないよね。

暮らしは100人100通り

ただ
今Aという道を選んだら
これから先Bがついてくる
ということは伝えても良いと思う。

今Dなのは、あの時Cをしていたから。とは言えない。

いろんな必然があってCを選んだに違いない。
でも、今Dなのも同じように必然なんだもの。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1728

暮らす=能力発揮

IMG_0445

暮らすって、本当に大変。

とりわけ、年老いてなお自分で切り盛りしていくことは大変。

朝起きて夜寝るまでの間
こんなにいろんなことを
いろんな風にできないと
暮らすことが難しい。。。

「暮らせる」って、スゴいことなんだ

「暮らせる」って、スゴく能力を使ってるんだ

それを教えてもらっています。

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1727

怒りたくなったら

IMG_0520

人間だもの。

時には怒りたくなることだってある。
でも、怒っちゃマズい場合。

そんな時には
思いっきり笑顔を「作る」

しっかと口角を上げて
できれば歯が見えるくらい口も開けて
目尻も下げて

そうすると
怒れない。

「作った」笑顔だけど怒れなくなる。

とりあえず
怒らずには済むようになる。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1700

評価できるから対応できる

スライド1

気持ちだけでは何もできない。
根拠がなければ意味を伝えられない。

クリームパスタをコーヒーゼリーにつけてしまう。
否定するのでもなく、笑って受け入れるのでもなく
(一見正反対のように見えて同じことが違う形で起こっているだけ)
認知症のある方が「そうする必然」を考える。
(「そうする原因」があるのではなくて)

今、表面に起こっている現実だけを見るのではなく
結果として起こっている現実の中に
認知症のある方の障害も能力も現れている。
私たち、障害と能力のプロである作業療法士が寄与できるのは
まさにこの部分にあり、何よりも一番の強みであると考えています。

でも、作業療法士であれば誰でもできるとは思わないし
作業療法士でなければ他の職種の人にはできないとは思わない。
ただ、作業療法士が一番近道にいるとは思っています。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1699