Tag: 環境適応
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ありそうでないのが
食事介助の研修会。
認知症のある方への食事介助は
認知症という病気と食べることに関する知識の
両方が求められます。
「飲込み」に関する研修会は摂食・嚥下として、
さまざまな職種のさまざまな団体が開催していますが
準備期や口腔期の観察・評価とスプーン操作体験って
あんまり行われていないように思います。
「認知症のある方の食べることへの対応」
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1438301262-820188
こちらでは、スプーン操作体験もたっぷりできますし
認知症のある方の食事場面でのBPSDの改善体験のお話や
工夫したスプーンの展示などなど
盛り沢山の内容でお届けいたします。
「職員のスプーン操作が変われば
認知症のある方の食べ方が変わる」
という事実をたくさんの方に知っていただき
職員も認知症のある方も
今よりもっとラクな食事場面が増えたらいいなぁ
と願っています。
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歌い方にも人柄があらわれる。
同じ「星影のワルツ」でも
人によって、熱唱する方もいるし
人によって、そっとささやくように歌う方もいる。
すっごく繊細なんだ。
だからこそ怒ることも多いんだ。
そういうことの一面がわかったりもする。
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〇〇せねばならない
△△してはダメとか
それはないよね。
暮らしは100人100通り
ただ
今Aという道を選んだら
これから先Bがついてくる
ということは伝えても良いと思う。
今Dなのは、あの時Cをしていたから。とは言えない。
いろんな必然があってCを選んだに違いない。
でも、今Dなのも同じように必然なんだもの。
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暮らすって、本当に大変。
とりわけ、年老いてなお自分で切り盛りしていくことは大変。
朝起きて夜寝るまでの間
こんなにいろんなことを
いろんな風にできないと
暮らすことが難しい。。。
「暮らせる」って、スゴいことなんだ
「暮らせる」って、スゴく能力を使ってるんだ
それを教えてもらっています。
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人間だもの。
時には怒りたくなることだってある。
でも、怒っちゃマズい場合。
そんな時には
思いっきり笑顔を「作る」
しっかと口角を上げて
できれば歯が見えるくらい口も開けて
目尻も下げて
そうすると
怒れない。
「作った」笑顔だけど怒れなくなる。
とりあえず
怒らずには済むようになる。
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気持ちだけでは何もできない。
根拠がなければ意味を伝えられない。
クリームパスタをコーヒーゼリーにつけてしまう。
否定するのでもなく、笑って受け入れるのでもなく
(一見正反対のように見えて同じことが違う形で起こっているだけ)
認知症のある方が「そうする必然」を考える。
(「そうする原因」があるのではなくて)
今、表面に起こっている現実だけを見るのではなく
結果として起こっている現実の中に
認知症のある方の障害も能力も現れている。
私たち、障害と能力のプロである作業療法士が寄与できるのは
まさにこの部分にあり、何よりも一番の強みであると考えています。
でも、作業療法士であれば誰でもできるとは思わないし
作業療法士でなければ他の職種の人にはできないとは思わない。
ただ、作業療法士が一番近道にいるとは思っています。
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この時に大切なことは
〇〇してみたら?
◎◎したらいいんじゃない?
などと「自分が」思いつけることを360度列挙するのではなくて
(こういう考え方をする人は多いようですが、それは違います)
「ちゃんと眼で見てる」
「目の前にあるモノをモノとして見てる」のですから
この能力に働きかけるような工夫を考えます。
つまり
「黒いけれど麺つゆ」ではない と
認識してもらえるような工夫をするにはどうしたらよいか?
たとえば
平たいお皿にゼリー型をひっくり返した形のまま
細かくしたり、崩したりしないで
立体を保った形のままで提供すれば
「麺つゆではない黒い塊」と見えると思います。
つまり、「能力」にはたらきかけて解決を図るのです。
現実的にはここまでで実用と考えますが
どうしても「デザート」として認識してほしい
要請があるとするなら
デザートらしい食器を工夫する
最終的には別個に提供するということになるかと考えます。
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フツーに考えて
世の中、良いコトづくめのモノなんてない
と思ってる。
良いコトづくめ…と見えたなら
それは目に見えないトコロで差し引きゼロになってる
のだと。
私は作業療法士だけど
むしろ、実習生や若手作業療法士には
作業療法の光と影
作業提供に伴うリスクをきちんと教えたいと考えてる
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