Tag: リハビリテーション

専門家としての責任

手段の目的化

あちこちで起こっていることのようですが
いつのまにか本来の目的を見失ってしまう…
目的は同じはずなのに
手段の違いをあげつらい

だからこそ
迷わないように
万が一、迷った時の
道しるべが必要なんだと思う。

目的を明確にする。

道しるべは目標。

誰かに保証を求めるんじゃなくて
自ら目的と目標に照らして選択する。
そして確認しつつ進んでいく。

その過程を引き受けることが
専門家としての責任なのだと思う。

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目標こそが羅針盤 その4

「良い目標」で誤解されがちなのが
何を「良い」 とするか…ということ。

目標を目標として設定できているかどうか
が重要であって
価値としての良さのことではない。

良い目標と悪い目標の違いがわからなければ
良い目標を設定することは難しい。

昨今
目標としての良さへの検討よりも
価値としての良さへの検討が
重要視されているような気がして
ちょっと心配。

手段の目的化が目立つのも
そんなところが影響しているように
感じる今日この頃です。

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目標こそが羅針盤 その3

ずっと疑問だったんだけど
実習に来る学生に
目標設定を学校でどんな風に教わったか聞くと
みーんな仮想患者さんを例にして設定した
…って言うのよね。

でもさ
目標設定教えてもらう頃って
実際の患者さんをあんまり知らないのよね。
具体的なイメージができないんじゃないのかなぁ
…って思うの。
インプットされるのは言葉の字面だけで。

思うに
もっと学生に身近な「仮想」目標を
設定させたり検証させたら
いいんじゃないかと思うんだけど。

例えば
「仮想過去の部活動中の自分」の長期目標と短期目標。とか。

どの目標がよくて
どの目標が悪いのか
どうしたら悪い目標がよい目標になるのか

その体験をしてから
仮想患者さんへの目標設定をしたらいいのに
…ってずっと思ってた。

だから
養成校で目標設定は習っても
設定の過程を理解していない学生には
患者さんじゃない「仮想」で設定の過程を説明して
それからもう一度担当ケースで考えてもらったりしてます。

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目標こそが羅針盤 その2

さてさて、昨日の答えです。

「よい目標とは?」

それは…こちらを見てください。

「沼野一男先生の回答集」

ここにバッチリ掲載されています(^^)

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目標こそが羅針盤

目標を目標として設定できること
よい目標を設定できること

基本中の基本だけど
実際の臨床では、できてる人って決して多くはありません。
よい目標とそうでないものとの区別がついていない人だって
少なくありません。

「現状維持」…とか (^^;
「できるだけ…する」とか (^^;
それって目標じゃないし (^^;

「 よい目標って何ですか? 」

さて、あなたは即答できますか?

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「新しい市場のつくりかた」読みました

「新しい市場のつくりかた」
三宅秀道
東洋経済新報社

読みました。
一言で言うなら
あっと言う間に読めるけれど
じっくり何度も読み直したくなる本です。

スティーブ・ジョブズは
「顧客は本当に欲しいものは
手にとるまでわからない」
と言っていた。

商品開発というのは
新しい商品ではなくて
新しい生活様式…文化をつくる
ことなのだと。

その過程において
終始一貫関わる人が必要なのだと。

これはまさしく
「Re-Habilis 再び適する」
を環境の側から書かれた本だと感じました。

何度もリハとの共通点を思い起こしながら読みました。
障がい者用の椅子から快適なオフィス用の椅子を開発したエピソードも出てきます。

納得すること、共感することが盛りだくさんのこの本。
やることやってまた読み直そうっと (^^)

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葉山靖明さんの講演会に参加してきました!

12月1日(土)に開催された
湘南OT交流会さん主催の
「だから作業療法が大好きです!出版記念講演」
に参加してきました(^^)

講師は皆さんご存知の葉山靖明さんです。

参加してよかった…しみじみとそう思いました。
研修会の帰途、にこにこしている自分に気がつきました。
お腹が満ち足りた子どものような
それでいて身体の奥から静かなエネルギーが満ちてくるような
そんな感覚を体験しました。

ご講演には実はOT以外の方もいらっしゃったのですが
その方が「OTの奥深さ、崇高さを知ることができました」
と感想を述べた時に、葉山さんはサラッと
「ありがとうございます」
とおっしゃったんです。

うわー!

こんなにも自然に当たり前のように
OTにエールを送ってくださっているんだ…
ということを強く実感しました。

このエールをムダになんかできない。
葉山さんがOTとの出会いを自らの生きるパワーとしてこられたのと同じように
いいえ、それ以上に、葉山さんとの出会いを自らのパワーにして、目の前の方ひとりひとりに相対していこう。
そう感じました。

葉山さんのHPはこちら
http://www4.ocn.ne.jp/~keyakist/index.html

湘南OT交流会さんのHPはこちら
http://1st.geocities.jp/shounan_ot/index.htm

葉山さん
湘南OT交流会のみなさま

どうもありがとうございました!!!

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質の担保のために

質の担保のために必須なのは
難易度の設定が適切にできること
言い換えれば
場面設定が適切におこなえる
ということでもあります。

認知症のある方に対して
「何をしたらよいのか」ということが喧伝されがちで
「どのようにしたらよいのか」ということが
疎かにされがちだという現実が示していることは

認知症のある方に対する対応の困難さ
というカタチで現れてはいるけれど
実は、分野を問わずに
潜在しているリハ職あるいはサービス提供者側の困難
を表しているように感じられてなりません。

もっと言うなら
いろいろな場でカタチを変えて現れてもいるように感じます。

「する」ことで「考える」ことを回避する。
的確に言うなら
「する」ことの悪い側面が悪い方向へ現れている。

「する」ことによって
具体的に「わかり」具体的に「修正する」ことができるはず
なんだと思うのですが … 。。。

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