Tag: コミュニケーション

刺激がないと進行してしまう?

「何をしたら(させたら)いいんでしょう?」

ご家族からこのように聞かれることも多いのですが
この言葉の裏にあるのは
「何かさせないと刺激が少ないと進行してしまう」
という恐れなのではないかと感じています。

少しでも進行を送らせるために
できることは何でもしたい…というお気持ちはよくわかります。

けれど、できることがいろいろあればともかく
ご本人のできることが限られているような状態では
ご家族ができることも限られてくるのです… 。

そして、 何よりも
「低刺激=進行説」の根深さを感じます。

刺激があれば
することがあれば
いいってもんじゃありません。

害がなければまだしも
不適切な刺激は逆効果にすらなってしまうのです。

老健勤務時に、身体障害…骨折やCVA後遺症のある方の
リハビリでも感じていたことですが
この続きは次回に。

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仕事を追いかけてると辛くなる

仕事より前に自分がいないと…ね。

同じ仕事量でも
仕事を追いかけるような働きかたをしてるとしんどいだけ。
消耗しちゃう。

自分が仕事より前にいれば
工夫することができる。
工夫ができれば発見もできる。
仕事そのものから「プラス」を得られる。

… 物理的な限界はあるにせよ。

仕事はしても、仕事に使われない。
その違いは大きいよね。

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声かけの工夫 距離(ココロの巻)

昨日の記事の続き。
そのココロは…のココロの巻です (^^)

遠くから指し示した椅子に座れる
…ということは
たくさんのモノの中から
椅子に注意を焦点化することができ
それを覚えていられて
なおかつ、椅子にたどり着いた時に
「座る」という動作を遂行することができる
…という能力があることを表しています。

目的地まで歩く+座る
という同時並行課題ができる
目的地を明確化できる
目的地を忘れずに覚えていられる
…ということです。

目的地の椅子のところまでお連れして
その場で「座る」こと「だけ」を 説明する。
そうすればできる方も大勢いらっしゃいます。

物理的距離の遠近によって
必要とされる能力も異なってくる。

ご本人の能力は必ず任意の環境下で発揮されるものなのですから、環境とペアで語られるべき性質のものです。
そこにこそ、私たちの介入・対応の工夫の余地がある。
ところが、現実には、この部分が あまりにも自覚されていないように感じられてなりません。

「対応の工夫」というモノが
いろいろなところでいろいろに囁かれていますが
結局のところ、『ご本人の能力』と 『対応の工夫』とは、一対のものであって切り離しては語れない。

まず、評価があって、初めて工夫を語ることができるのだと感じています。

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声かけの工夫 距離

指差しながら
「あそこの赤い椅子に座ってください」
で、赤い椅子に座ることができる方もいるけれど

赤い椅子のところまできて
「ここに座りましょう」と手で指し示して
ようやく座れる方もいる。

距離…って大事。

そのココロは…明日!

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変化を待つ その2

相手の内面が変わる時には
変化を待つことも必要。

3歩進んで2歩下がる(^^;
そんな時もあるけど
良くなっていく時には
右肩上がり一直線まっしぐら…ってわけじゃない。

良くなったり悪くなったりしながらも
だんだんと
着実に
変わっていく。

その変化を待つのも仕事。
その間の不安な気持ちを支えるのも仕事。

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言葉にとらわれない

言葉に頼りすぎて
言葉にとらわれすぎて

本来
言葉をのせている、あるいは、言葉が伝えるはずのモノを
見失ってしまうのは哀しい。

言葉に頼りすぎず
言葉にとらわれすぎないで
受けとめられるように
伝えることができるように

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手をさしだす

見た目、同じように見えるかも。ですが
さしだされた手の動きが
伝えてしまうモノがある。

小さな子どもにさしだす手
恋人にさしだす手
お年寄りにさしだす手

同じようにみえて
全然違う。

伝わるのは
無自覚であったとしても
さしだす手に込められた「意図」

意図こそが伝わる。

もしも、手をはねのけられたとしたら
自分の無自覚な意図を
反省したほうがいいのかもしれない。
その無自覚さこそを反省したほうがいいのかもしれない。

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クリスティーン・ブライデン来日講演

な、なんと、あのクリスティーン・ブライデンさんが
来日、東京と沖縄で講演されます!

詳細はこちらへ
「NPOシルバー総合研究所
クリスティーン・ブライデン来日講演」
http://www.silver-soken.com/seminar/sonota/index.html

10月28日(日)12時45分〜16時45分
TFTホール100 (東京ファッションタウンビル)
参加費3500円

会場にはまだ余裕があるようです。
あきらめずにぜひ応募してみてください。

クリスティーン・ブライデンさんって誰?という方は
私のブログ
「クリスティーン・ブライデンさんのこと」をどうぞ(^^;
http://yoshiemon.at.webry.info/200509/article_25.html

世界各国の当事者の方が
バイブルのように読んでいる本はこちら
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