Tag: コミュニケーション

食事介助は究極のやりとり

IMG_0443

食事介助は究極のやりとり…ノンバーバルコミュニケーション

もちろん、対象者には何らかの食べ方の困難がある。
でも、その小さな困難を小さな困難として
維持することができるか

あるいは悪循環で大きな困難にしてしまうかは
介助する人にかかっている

対象者とのやりとり…目で観て耳で聴いて手で感じる
それが秀でている人は
究極のノンバーバルコミュニケーションである
食事介助が上手なんじゃないかな。
食べさせるんじゃなくて
食べることを援助できる人だと思う。

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/935

嬉しかったなぁ。。。

IMG_0441

先日、あるところで講演をしてきました。
要旨としては
日々の暮らしの困難を
ひとつひとつ
その時その場のその関係性において
対応を工夫していくこと
その時の対応のポイントは
その人の能力をいかに見い出し活用できるか
ということを体験談を通してお話しました。

最後に施設長さんがおっしゃった
「個別ケアというのは
ユニットにすることでもなくて
真新しい流行のことをすることでもなくて
三大ケアといわれる日々のケアを深めていく。
それが個別ケアの王道だろう。
そのために勉強が必要なんだ。」
というお言葉がとても嬉しかったです。

私がお話したのは
食事介助と声かけについて
ごく普通のありきたりの場面です。

非日常の楽しさもいいけど
日々の暮らしの困難が
とりわけ余分な困難が
ちょっとでも減ることに寄与できるなら
それは私にとって
とてもとても嬉しいことです。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/933

オススメしない悪手

IMG_0944

たいていの若手OTRが陥りやすくて効果のない手は
OTはあれもできるこれもできる
OTはこんなにすごい
OTの効果説明
…というモノを他職種宛に作成し説明するコト

「だったらやってみせてよ」
この一言で終わっちゃうし

OT場面でこれができた、あれもできたって言っても
それらのことがゴールとどのように関連しているのか
説明できなければ
「よかったね」
で終わってしまう。

対象者がよくなること

OT場面だけではなくて他職種場面でも
目に見える変化としてよくなること

何にも勝る一番良いPRだと思う。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/924

戦略を考える

IMG_0944

OTなんだから他部門に対しても
直球勝負ばかりしていないで
戦略を考えて長期戦で仕掛けていったらいいんじゃないかな。

花だって、蒔いた種が花開くまで時間がかかるんだし。

本当の変化は時間がかかるし
誰かが何かをちょっと言ったくらいで変わるような組織って
逆に組織としては問題じゃないかと思う。

具体的な戦略については
現在進行形のことについて
ネット上で公開するのは憚られるので(^^;
研修会などの場で直接お尋ねしていただければ
可能な範囲でお答えいたします(^^;

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/923

変化を積み重ねる

IMG_0944

OTはえてして
理想像から現在を引き算して
あれも足りない。これも足りない
って言うけど

去年に比べて良くなってたらそれでいいじゃん。

去年をイチとして
今年がニだったら
頑張った証拠じゃん。
来年サンになったらもっといいし
ゴになったら凄いよね。

他部門に対しても
引き算で現状を見るのではなくて
足し算でプラスを積み重ねていこうよ。

人が変わるのって大変なことだよ。

でも…って言う人は
もしかしたら
人(他部門)を「変える」ことばかり考えていて
「変わる」ことの援助ができていない可能性について
検討してもいいのかもね。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/925

OTはOTである前に社会人

IMG_0944

OTは、OTである前に社会人
なんだけどな。

他部門の責任者が優先順位が高くないと判断していることを
イチOTが他部門の改善を図りたいって言ったって
そりゃムリだと思う。

逆の立場で考えてみるとわかると思うけど
仮に、イチ看護師に
OT部門として優先していないことを変更しろって
言われたらどう思う?

「患者のため」という錦の御旗を降って言いたい気持ちは
わからなくないけど
社会人としては、その考えはマズイんでないかい。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/922

チームワークの考え方

IMG_0944

研修会に行くと必ず話題に出るのが
「チームワーク」「多職種連携」

私はOTだけど
OTに対してすごく違和感を感じるのは
話題の出方が決まって
「OTを理解してもらえない」
「OTに協力してもらえない」
という視点なんだよね。。。

そういう視点でいることに無自覚だから
結果として状況改善できないんじゃないかと思う。

連携はOTのためじゃなくて対象者のため

OTが考えるべきは、
どうやってチームに貢献できるか
であって、
どうやってOTを理解してもらえるか
は、ちょっと違うんじゃないんじゃないかなぁ?

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/921

名人芸ではなくて

IMG_0944

作業療法が作業療法として生き残るためには
名人芸にしてはいけないと思う。

般化可能に言語化できないと

感性の課題は大きいけれど
ある程度のトレーニングを積んだ人なら
それ相応の結果が出せるように

認知症のある方への対応についても
現状は適切なトレーニングそのものを受けられなくて
結果として適切に対応できにくい…という現状があるように感じられてなりません。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/917