Tag: コミュニケーション
ときどき、研修会なのに
演説会になっている場に遭遇することがあります。
そういうことが必要な時もあるのかもですが
私だったら勉強したくて研修会に出るんであって
声の大きな演説を聞きたいわけじゃない。
具体的に…というのは、私がお話する時に
とても気をつけていることです。
1つ1つの方法論そのものではなくて
1つ1つの方法論が依って立つ考え方を伝えるために
1つ1つの方法論に投影されている考え方を伝えるために
具体的にお話するように気をつけています。
方法論を伝えることは考え方を伝えること
「体験したことは理解する」
なんだよね。
理解したから体験できるんじゃなくて。
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これは私の大好きな言葉のひとつです。
アーシュラ・K・ル=グウィンが書いた
「ゲド戦記」Ⅳ巻で出てくるコケばばのセリフです。
「ゲド戦記」は
いろんな意味で映画が有名になっちゃったけど
こちらが本家本元本物の「ゲド戦記」なんですよー。
「深きは深きを知るもので」
私は、この言葉にどれだけ支えられたか。。。
自分が深まる
自分が高まる
そうすると「出会い」がある。
今、辛い気持ちを抱えながら働いている人もいると思う。
そんな人にガンバレとは言えない。
でも、かつてもがきまくっていた私は今は辛くない。
もちろん、いろんなことは起こるけれど
押しつぶされることはなくなってきた。
そういうこともあるのだということは伝えたい。
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私は過去の失敗体験を痛切に覚えています。
なぜ、あの時何も言えなかったのだろう。
あの時こう言えたらよかったのに。。。etc.etc.
そんな失敗体験も掲載されています。
「神奈川県作業療法士会ニュース No.147」
http://kana-ot.jp/wpm/news/files/2011/07/147.pdf
8-9ページと
「神奈川県作業療法士会ニュース No.148」
http://kana-ot.jp/wpm/news/files/2011/07/148.pdf
10-11ページです。
失敗から学び続ける
目の前に起こった体験から
それがたとえ失敗であれ成功であれ
学ぶことができれば致命的な失敗はしなくてすむ。
致命的な失敗さえしなければ学び続けることができる。
モチロン、失敗を回避しようとして
その時の万全を尽くした上での話だけど。
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作業療法総合研究所さん主催の
「食べることの援助」研修会が無事終了しました〜!
会場をお貸しくださいました虎ノ門病院の方
運営にあたられたスタッフの方
そして「食事」について
重要視されていない現状にもかかわらず
貴重なお時間を割いて参加してくださった方
どうもありがとうございましたm(_ _)m
食事介助は誤解されています。
口の中に食塊を入れることができなくなったから
口の中に食塊を入れてあげればいい
ムセなければOK
ムセるのは対象者の障害で介助方法は無関係
そのように誤解されています。
でも決してそうじゃない。
最も重度の認知症のある方でも
平日一回介助を変えるだけで
食べ方が変わる。
そのくらい「食べる」潜在能力をもっていて
介助する側が知識がないために
潜在能力を発揮していただくことができない
それが現実に起こっていることなのです。
このことを伝える「場」を与えてくださって
本当にどうもありがとうございました。
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介助者は短期記憶が保たれていますので
(保たれているということが当たり前なので)
自分には短期記憶があるということを実感しにくいものです。
だから、短期記憶が低下している状態をなかなか想像できません。
先の例では
「ちゃんと声をかけてから動作誘導までしたのに
突然怒り出した〇〇さん」という受けとめ方になりがちです。
表面に現れた事象だけを切り取って
受けとめてしまいがちです。
記憶の連続性が低下している認知症のある方が
局面だけ切り取って理解するように
記憶の連続性がある故にこそ介助者が
局面だけ切り取って理解してしまう。
そういうことがいろいろな場面で起こっています。
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私がこの言葉を知ったのは何年か前
TVで鶴瓶が言ってたのを、ながら聞きしたのが最初です。
もともとは近江商人の言葉とか。
この言葉を聞いた時になるほど!と思いました。
商売は続くことが大事。
続くことが大事といえばチームワーク
連携を考える時にも使える考え方だと思いました。
たとえば
多職種にOTが理解されにくくて何かあったとして
理解されにくいままでも
現状よりも対象者のために状況がよくなる方法を考える。
OTを説明して理解を求めたり
相手を変えるんじゃなくて
「三方よし」の考え方で方法を考える。
「客よし店よし世間よし」
は、結果としてみんな嬉しい状態だから
みんな嬉しい結果にという方向から考える。
「相手を変える」んじゃなくて
「状況を変える」と
結果として状況に必要な分だけ
相手が変わったりもする。
昔の人が言ってた言葉って
含蓄が深いです。
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学生に対しても
認知症のある方に対しても
能力は状況と程度によりけり発揮される
と考えています。
だから
「できない」と言ってるだけじゃなくて
どうしたらできるか、考える。
どうしてできないのか原因を考える
のではなくて
どうしたらできるようになるのか
これからを考える。
どうしたら、を考えるのには
場面設定ーどういう状況でならどのくらい
できるか…ということを考える。
これって当たり前のようでいて
案外とても大事なことです。
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毎日の暮らしの中で
地道に積み重ねていくことの大切さを
深く感じています。
でも、ときどき
魔法みたいなことが起こる。
そうか!
って、疑いようもなく合点がいくような。
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