オーラルジスキネジアのある方(食介)

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診断名がSDATで
オーラルジスキネジア のある方の場合には
舌の前の方を
スプーンの背で
下方に
軽く圧を加えるように介助すると
比較的スムーズに食べていただけるようになることが多いです。

基本的なスプーン操作を徹底する。
利き手の骨折の場合には
非利き手で食べられるかどうか検討する。

早く自力摂取に戻れるように
食事介助が必要になってしまった体調不良を
一日も早く改善できるような援助が必要です。

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オーラルジスキネジアのある方(食事面)

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オーラルジスキネジアのある方は
ご自身でお食事を食べている場合には
食べ方の困難はほとんど表面化しません。
だから、たいていの場合には
「食事は自立」「食事は問題なし」と判断されます。

ところが、自力摂取していた方が何かの理由で
例えば、手の骨折や肺炎などの体調不良によって
一時的に食事介助が必要になると
「とても食べさせにくい」と感じることになります。

なぜなら
今まで気がつかなかったけれど
顎や舌が勝手に動いているから。

気がつく人は、ここで初めてオーラルジスキネジアの存在に
気がつくことになります。
けれど、まだ気がつけない人は
「食べ方が下手になった」と判断し
「体調不良のせい」「認知症の進行のせい」
と判断してしまいがちな現状があります。

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オーラルジスキネジアのある方

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オーラルジスキネジアのある方には
疾患に関わらず認知症がある程度進行してくると
かなりの割合で出会うことになります。

ここで私は
オーラルジスキネジアの原因探索を考えたりしません。
オーラルジスキネジアがあったとしても
暮らしやすくなるように…ということを考えます。

そこで一番気をつけなくてはならないのが
食事なのです。

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誤学習から離脱できる

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最重度の認知症のある方でも
誤学習から離脱できます。

失われてしまったコトを取り戻すことはできないけれど
誤介助に対する誤学習の結果として
能力が不合理な現れ方をしているのであれば
離脱できます。
正の学習をすることができます。

そのことを伝えたい。

いつかは低下してしまうかもしれない能力だから
できるだけ早く正の学習を促したい。
そして誤学習しなくてもすむような状況が増えることを
心から願っています。

 

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若年性認知症やFTDのある方

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若年性認知症やFTD(前頭側頭型認知症)のある方には
対応の工夫が必須です。
失語、失行、失認が顕著に出てくることが多いです。

どのような障害がどのような現れ方をしているのか
そこをちゃんと把握できたうえで
能力を活用する具体的方法を提示することが求められます。

対応の工夫は
SDAT(アルツハイマー型認知症)のある方以上に
求められていることを強く感じています。

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凄い人は謙虚

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あるところで骨董屋を営んでいた方がいて
その方がおっしゃっていたことなんですけど
「本当に凄い人は本当に謙虚なんだ」

私もそう思います。

 

 

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研修会情報「認知症」

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11月3日(日)に合同会社geneさん主催の研修会が開催されます。
「リハスタッフのための認知症のある方への対応と評価」
会場は東京都新富町にある日本印刷会館です。

一般論、抽象論、総論的な話ではなく
具体的にお話させていただきます。

詳細は合同会社gene
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1369386020-794334

同じ内容で
平成26年1月12日(日)静岡会場でも開催されます。
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1378271766-570740

 

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スタートライン

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今日は神奈川県老人保健施設協会通所リハ部会さん主催の研修会で「認知症のある方への対応の工夫とその考えかた」というテーマで講演をしてきました。

お招きくださいましてどうもありがとうございました。
お忙しい日々の勤務をやりくりされて参加されたみなさま
どうもおつかれさまでした。

今このページを見ている方の中には
今日の研修会に参加された方もいらっしゃるでしょうか。
だとしたら、嬉しく思います。

もしも、ここで書いていることが
今、切実に困っている誰かの役に立つとしたら
それは今の私が嬉しいだけでなく
過去のもがきまくっていた私にとっても嬉しいことなのです。

いつでも、どこからでもスタートライン

昨日よりも今日
今日よりも明日

私もガンバリマス☆

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