感覚の重要性

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記憶や認知や言語などのはたらきが障害される
認知症のある方にとって
感覚はとても重要な支えとなります。

Activityを選択する時に
視覚や触覚が伝えてしまう「状況」を
こちらがわかっていないことによって
作業遂行を混乱させてしまうこともあります。

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「認知症=集団」?

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「認知症=集団」
「認知症=レク」
というようなコトをちょっと前まで
言われていたようなのですが
それはどうかなぁ。。。と思う。

集団の中にいれば
今、何をしたらよいのか判断力が低下していても
自分と同じ立場の他者の動きを参考にできて
場面適応的に動きやすい。ということはあるから
集団で実施することのメリットはあるけど
他者との交流を好まない方もいるし
このような文脈で使われる「レク」という言葉は
「レク=ゲーム」という意味合いが強いけど
ゲームにはルールがある
ということを忘れてるんじゃないかな?

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「認知症って難しい」

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。。。という声をよく聞きます。

そうかなぁ。。。?

難しさはただ単に表面化しやすい
ってことに過ぎないような気がするんだけどなぁ

 

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がんばりが伝わる

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お食事の時に
スプーンを噛んでしまう方が
ほとんど噛まずに食べられるようになった。。。

スゴイ!

1ヶ月くらいで変わる。
変わるけれど、この間のご本人と職員の努力に敬服。
ご本人と職員がどれだけ頑張られたか
それが伝わってきます。
それがスゴイ。
そのことが嬉しい。

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不合理だけれどアウトプット

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BPSD(認知症の精神・行動症状)を
「解決・改善すべき問題点」として把握するのではなくて
「不合理だけれどアウトプット」として
捉えてみるとよいと思う。

BPSDという視点ではなくて
任意の場面で起こった行動として把握する。
必ず、状況とセットで評価する。

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読書の秋

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午前中はつかの間の秋晴れ。
桜の葉も色づき始め
キンモクセイも香り始め
さーて、読書の秋!

先日、溢れていた本棚を整理してスッキリ
積ん読状態だった本も
ずいぶん前に読んだ本も
読みたい本はいーっぱい。

私はホントに幸せもので
人との出会いにも
本との出会いにも
恵まれてます (^^)

今年の秋はどんな本との出会いがあるか。。。
楽しみ!

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方法を伝えることは考え方を伝えること

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ときどき、研修会なのに
演説会になっている場に遭遇することがあります。
そういうことが必要な時もあるのかもですが
私だったら勉強したくて研修会に出るんであって
声の大きな演説を聞きたいわけじゃない。

具体的に…というのは、私がお話する時に
とても気をつけていることです。

1つ1つの方法論そのものではなくて
1つ1つの方法論が依って立つ考え方を伝えるために
1つ1つの方法論に投影されている考え方を伝えるために
具体的にお話するように気をつけています。

方法論を伝えることは考え方を伝えること

「体験したことは理解する」

なんだよね。
理解したから体験できるんじゃなくて。

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就職1年目の方へ

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いかがでしょうか?
就職して半年が過ぎました。
お元気ですか?

職場にも少し慣れ始めて
職場の課題もうっすらと見え始めて
自らの非力さに悔しい思いをしたり
働くということの厳しさや困難を思い知ったり
本当の意味で学ぶことの大変さや面白さを感じたり
かも。ですね。

神奈川県作業療法士会では
下半期になって
士会主催の研修会がどんどん増えてきます。
業務に追われて研修どころではない
という方もいらっしゃるかとは思いますが
全部じゃなくても一部でもいいから
研修には出てください。

1年目は臨床実習で培われた「統合体験」を糧に
「学び方」を学ぶ大切な時期です。
できれば1年目で
遅くても3年目までに
「学び方」を学んでおかないと
学べない身体、学べない脳になってしまいます。
モチロン、何事も遅くはなし。ではありますが
後回ししたツケは当然払うことになります。

私は優秀で素晴らしいOTRをたくさん知っています。
同時にそうでないOTRもたくさん知っています。
全然、違うんですよ。
同じOTRでこの差は何だろう?と思ってしまうくらい。

自分が学ぶことへ費やした時間とお金と労力は
決して自分を裏切ることはありません。
身体がしんどい時はまず休養ですが
エネルギー補給できたら。。。ね。

 

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