食事介助の研修会

IMG_0443

来月、9月8日(日)13:00〜16:15
東京都港区にある虎ノ門病院の3階講堂にて
「食べる」ことの援助−今起こっていることと今後への提案−
という研修会が作業療法総合研究所さんの主催で開催されます。

作業療法士でなくても神奈川県以外の方でも参加可能です。

食事という場面は、生命に直結しているにもかかわらず
介護でも看護でもリハ職でも
卒前においても、卒後の研修においても
きちんと学びの場が用意されていないのが現状です。
「飲込みの確認」と「相手のペースに合わせて介助する」
たいていの方はこの2つくらいしか教わっていないのではないでしょうか。
望ましいスプーン操作としてはいけない操作を
教わりましたでしょうか?

指導されなければ、食事の場で何が起こっているのか
わからない。
でも、教えてもらえれば、何が起こっているのか
わかるようになります。

食事介助で困っている方はもちろん
「食べさせる」ことに自信がある方にも
ぜひ、ご参加いただきたいと思っています。

食事は生命に直結している場です。
食事は究極の手続き記憶です。
重度の認知症のある方でも
食事介助だけで食べ方が変わります。

詳細は、作業療法総合研究所

【開催案内】にてご確認ください。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/958

客よし店よし世間よし

IMG_0516

私がこの言葉を知ったのは何年か前
TVで鶴瓶が言ってたのを、ながら聞きしたのが最初です。

もともとは近江商人の言葉とか。
この言葉を聞いた時になるほど!と思いました。

商売は続くことが大事。
続くことが大事といえばチームワーク
連携を考える時にも使える考え方だと思いました。

たとえば
多職種にOTが理解されにくくて何かあったとして
理解されにくいままでも
現状よりも対象者のために状況がよくなる方法を考える。
OTを説明して理解を求めたり
相手を変えるんじゃなくて
「三方よし」の考え方で方法を考える。

「客よし店よし世間よし」
は、結果としてみんな嬉しい状態だから
みんな嬉しい結果にという方向から考える。

「相手を変える」んじゃなくて
「状況を変える」と
結果として状況に必要な分だけ
相手が変わったりもする。

昔の人が言ってた言葉って
含蓄が深いです。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/955

出会いに感謝

IMG_0441

お仕事を通して
さまざまな方と出会うけれど
感じのいい、気持ちのいい方が多くて
とてもHappyな気持ちになります (^^)

そういう出会いによって
私もまた鍛えられる。

一歩踏み出したことにより
新たな出会いがあり
その出会いによって次の一歩を後押しされる。

とてもとてもラッキーだと感じています。
決して当たり前のことじゃない。
本当にラッキーなんだと。

その出会いに感謝し頑張ろうって思える。

まだまだ暑い日が続きますが
みなさまもどうぞご自愛くださいm(_ _)m

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/953

能力は状況と程度によりけり

IMG_0520

学生に対しても
認知症のある方に対しても
能力は状況と程度によりけり発揮される
と考えています。

だから
「できない」と言ってるだけじゃなくて
どうしたらできるか、考える。

どうしてできないのか原因を考える
のではなくて
どうしたらできるようになるのか
これからを考える。

どうしたら、を考えるのには
場面設定ーどういう状況でならどのくらい
できるか…ということを考える。

これって当たり前のようでいて
案外とても大事なことです。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/950

魔法みたいなこと

IMG_0517

毎日の暮らしの中で
地道に積み重ねていくことの大切さを
深く感じています。

でも、ときどき
魔法みたいなことが起こる。

そうか!
って、疑いようもなく合点がいくような。

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/948

仕事の報酬は仕事

IMG_0441

ひとつの仕事をきっかけに
次の仕事につながっていく。

ほんとにありがたいことです。

そして、そのつながりは「人」なんですよね。

私にとっては、「人」との出会いがもっと嬉しいです m(_ _)m

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/947

大いなる誤解

IMG_0517

認知症のある方の食べ方が悪いのは
認知症のある方の問題
認知症のある方に話が通じないのは
認知症のある方の問題

そう考えている人は
実はとても多いのですが
私にはとてもそんな風には思えません。

認知症のある方は
食べ方にちょっとした弱点がある。
ちょっとした弱点として
弱点は弱点のままに維持できるかどうか
弱点がより大きな困難になってしまうかどうかは
ご本人と介助者の相互関係によって決まる。
対応についても然り。

でも、そうは思ってない人も多い。
「自分の」問題としてではなくて
「相手の」問題として切り離してしまう人が多い。

「認知症のある方に
どう対応したらいいでしょうか」
という問いが
「自分がどう考えたらいいでしょうか」
という問いであってほしい。
「どうしたら問題が改善されるでしょうか」
という問いではなくて。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/943

1回量の大切さ

IMG_0443

食事介助をする時に
スプーンにどれだけの量の食塊をのせるか
その都度その都度感じ取りながら介助しています。

1回量が多すぎるそれだけの理由で
食べにくくなってしまうことだってあります。
1回量を適切に調整することで
食べ方が変わることだってあるんです。

スプーンに山盛り食塊をすくいとったり
大きく開口するからって
山盛りスプーンにのせたりしていませんか?

口の中に入れる=食事介助
ではなくて
食べることの援助=食事介助
なんです。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/940