能力の専門家

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リハ職は障害の専門家
でもそれってウラを返せば
能力の専門家でもあるってことなんだよね。

とりわけ
作業療法士は能力に関して
医学と暮らしの橋渡しができる専門家。。。のはず。

声高らかにそのことを叫ぶのではなくて
日々の実践を通して
「やってみせる」ことができる専門家。。。のはず。

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能力を信頼する

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最重度の認知症のある方でも
生きている限り能力がある。
私はそのことを信じています。
信じる…ということは盲信する
ということではなくて
実感をもって信頼している
ということなんです。

こうやって書くと
当たり前に思うでしょう?

でも
対応の方法論のベースが
「できなくなった」
「やらないとできなくなる」
である場合がとても多いように感じています。

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能力を見いだす

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能力が不合理な現れ方をしている
のであって
能力がないわけじゃない

だから
現状を修正したり改善したりする前に
能力を見いだすことが必要です。

起こっていることを認識できる
起こっていることの意味がわかる
能力を見いだすために必要なこと

つまり
認知症のある方の問題ではなくて
私たちの問題なのです。

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今の自分には。。。

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「あなたには難しいです」
じゃなくて
「今の自分には難しいです」
なんじゃないかなぁ?
本当は。

その分、「未来の自分」は。。。ね。

 

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感覚の重要性

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記憶や認知や言語などのはたらきが障害される
認知症のある方にとって
感覚はとても重要な支えとなります。

Activityを選択する時に
視覚や触覚が伝えてしまう「状況」を
こちらがわかっていないことによって
作業遂行を混乱させてしまうこともあります。

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「認知症=集団」?

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「認知症=集団」
「認知症=レク」
というようなコトをちょっと前まで
言われていたようなのですが
それはどうかなぁ。。。と思う。

集団の中にいれば
今、何をしたらよいのか判断力が低下していても
自分と同じ立場の他者の動きを参考にできて
場面適応的に動きやすい。ということはあるから
集団で実施することのメリットはあるけど
他者との交流を好まない方もいるし
このような文脈で使われる「レク」という言葉は
「レク=ゲーム」という意味合いが強いけど
ゲームにはルールがある
ということを忘れてるんじゃないかな?

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「認知症って難しい」

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。。。という声をよく聞きます。

そうかなぁ。。。?

難しさはただ単に表面化しやすい
ってことに過ぎないような気がするんだけどなぁ

 

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がんばりが伝わる

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お食事の時に
スプーンを噛んでしまう方が
ほとんど噛まずに食べられるようになった。。。

スゴイ!

1ヶ月くらいで変わる。
変わるけれど、この間のご本人と職員の努力に敬服。
ご本人と職員がどれだけ頑張られたか
それが伝わってきます。
それがスゴイ。
そのことが嬉しい。

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