Category: よっしーずボイス(ブログ)

私はやらない実習あるある

ちょっと待った

よくありがちな実習指導
でも、私はやってないコト
こうした方がいいと思うコトを書いてみます。

まずは、その1
「どこがわからないの?」

とは学生さんに尋ねません。
「どこまでわかった?」
と尋ねるようにしています。

実習指導者が
学生さんにどこが分からないのか尋ねたくなる時は
学生さんにしてみたら、大抵の場合に
何がわからないのか、わからないのは何なのか
わかってない時だったりする。

そんな時にそんな風に尋ねられても
それこそわからないし
かといって、正直にそんな風に言える雰囲気でもないし (^^;

学生さんは(学生だから当たり前ですが)
わかったつもりになって
わかってるような気がしてるだけで
明確にはわかってない。ことの方が圧倒的に多い。
(だから実習が必要なんです)

明確にわかっていることは、どこまでなのか。
そこを学生さんと共有する方が建設的だと考えています。

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感受と思考は継続し判断は保留

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なかなか、できそうでできないコト。
でも、とっても大切なコト。

わからないことに出会った時には
感受と思考は継続し判断は保留する

実践している人に出会えると
尊敬します。

わからないことに遭遇すると
焦ってしまって
なんとか、答えを見つけようとして
その場でふと目についたり拾えたりする
「コタエもどき」のモノに手を出してしまいがち

でも、こんなに無責任・不誠実なコトはない。

今確実にわかっているコトを手がかりに
眼を開いて耳を澄まして、聴き続ければいいだけなのに。

肝心なことは
聴いてみなければ、わからないのに
案外、聴きそびれていたりする。

それは、私たちの側の問題だから
私たちで解決少なくとも改善できる問題だと思う。

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暗黙に置いている前提要件

我慢のしどころ

暗黙に置いている前提要件を明示する。

案外、落とし穴になっていることだと感じています。
誰かと議論する時でも
講演などでお話する時でも

結果としての意見同士をやりとりしている時に
意見の相違ではなくて
実は、双方が暗黙のうちに設定している前提要件が異なっている
ということが結構あります。
そりゃー意見だって異なりますよね (^^;

そういう時には
それぞれが自明だと思っていて疑うこともない
暗黙のうちに設定している前提要件を確認すると
理解が進むことがあります。

逆に言えば
自分が話をする時には
できるだけ前提要件を明示しながら話すように気をつけたり
相手の話を聞く時には
できるだけ前提要件を推測しながら聞くようにすると
「話がわかる」ようになったりすることがよくあります。

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考えがズレる?前提がズレてる

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考えがズレてる
のじゃなくて
その考えを導き出した前提がズレてる
ってコト、結構多い。

本人なりには、一生懸命考えたことを再考を促しても
なかなか受け入れられなかったりしますが
その前提となってる「事実」については
双方ともに「確認−納得−了解」が得やすい。

「事実Aと事実Bと事実Cって、ここに書いてあるけど?」
って確認すれば「はい。そうです。」って相手は答えられる。
「事実A・Bと事実Cって矛盾してない?」と聞くことで
「!」と整合性のないことに
「自発的に」「間違いなく」了解できる。
(この時に話をするだけじゃなくて
情報収集した事実ABC…を紙に書き出しながら話すと
より明確になります)

もしも、思ってもらえなかったとしたら
「事実Dは事実A・Bと矛盾するかな?」
と双方が共有できる事実に照らして話をすることができる。

これを積み重ねていくと
事実の積み重ねによって
事実が語り出す「状態像」が自然と絞り込まれてくる。
そうやって「考える」ことを体験できる。

「考える」ということは「憶測」ではないということを。

双方ともにストレスなく、建設的に話ができるし
何よりも、臨床に出てから必要な「態度」の体験学習ができる。

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考えの根拠の確認

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どう考えたって自由だけど
自由だからこそ
考えが事実にもとづいて説得力のある
整合性のあるものかどうかの吟味は必要だし
提示した考えにもとづいた実践が
目の前にいる方にとって本当に有効かどうかの確認は必要

考えを検討するのではなくて
その考えが合理的で整合性のある根拠=事実にもとづいているのか
その考えをPDCAをまわすことで検証したのか
それが大事

そういう責任と義務を私たちは負っている
職業選択した時点で。

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必然として考えが導き出される

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対象者の状態像把握において
必要な情報を適切に収集できれば
それらから自然と必然的に考えが導き出されてくる。

もし、そうでない時には
収集した情報が不十分が不適切か
どちらかなんだと思う。

「考える」ことの適否を検討しても
その前段階の情報が不適切だったら
意味がないよね?

「考え」は根拠をもとに、自ずから語り出す。
そう感じています。

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私も嬉しい

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講演後に主催者からお礼をご感想のメールをいただくことがあります。
「良かった」「わかりやすかった」「今後に活かしたい」
それは、私にとっても本当に嬉しいことです。

かつて、私はもがきまくっていました。
「こういうことがしたいんじゃない」
「これは違う」

それは、その時その場のその関係性の中にいる私自身が
明確にはっきりとわかります。
でも、どうしたらよいのかがわからなかった。。。
その時には本当に苦しかったことを覚えています。

私の講演を聞いてくださった方の中には
もしかしたら、かつての私のように
痛切に苦しい気持ちを抱えている人もいるかもしれない。
もしも、私のお話したことが
そのような人の助けになるのであれば
今の私にとっても
かつてもがきまくっていた私にとっても
私の困難や努力がムダにはなっていなかったことになり
それは本当に本当に嬉しいことです。

そして、どうかお願いがあります。

さらに上を積み重ねていただきたいのです。
今の私には、できないこともたくさんあります。
今のままでは、
認知症のある方とご家族の余分な困難を減らすことも
抱えている困難を減らすことも不十分です。
どうか、この上をこの先を
もっと充実させていただきたいと願っています。

モチロン、私だって、まだまだガンバリマス!

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講演@大井町

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平成27年10月26日(月)に
大井町保健福祉センターにて開催された
「みんなで認知症について学びましょう
〜自分らしく大井町で暮らすために必要なこと〜」
の第1回目の講座
「認知症の方との関わり方〜ご本人の笑顔の秘密」を
お話してきました。

担当のMさんには本当に良くしてきただき
深く感謝申し上げます。
直接お会いする前から、こちらへお立ち寄りくださっていたとのこと
こんな風にお会いすることができるんだと
私もとても嬉しく思いました。

また民生委員さんはじめ参加者の方が
とても熱心にお話を聴いてくださり
質問からもふだんから地域で熱心に活動されていることの一端が
伝わってきました。
小田原市内の公民館をまわってお話させていただいても
必ず民生委員さんが参加してください
どの地域でも熱心に活動されていることが伝わってきて
本当に頭が下がります。

地域で暮らしていくことの実現のために
Mさんや民生委員さんはじめ
今もう既に一生懸命に取り組んでおられる方が
こんなにもたくさんいらっしゃることに
私も励まされました。

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