Category: よっしーずボイス(ブログ)

食事介助−スプーン操作

食事介助の時に
まっすぐに正面を向いて食べるのではなくて
介助者のほうを向くようにして食べている人って案外多い。

でも、これは食べている人の問題ではなくて
介助者の問題。

なぜか?

それは明日。

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座るのを嫌がる

ワーキングメモリが低下していて
後ろにひっくり返されそうに感じて
結果として、座るのを嫌がる方の場合には
後ろにはひっくり返らない…という安心感があれば
スムーズに座っていただけます。

たとえば
職員の片手を背中に当てて
他方の手で動作介助する
…そうすると支えられていることを感じて安心されるので
スムーズに座っていただけるようになります。

私たちはワーキングメモリが機能しているので
「椅子がある」 ということは暗黙の前提条件として
言葉を言い、行動を起こしています。

ですが、私たちにとっては自明の「椅子がある」ことが
認知症のある方にとっても同様に自明のことかどうかは
わかりません。

認知症のある方とのDisCommunicationは
私たちが症状や障害を言葉としてだけではなくて
暮らしの1つ1つの場面にどんな風に投影されているのかを
把握できるようになることで
少しずつ解消されるようになっていくのだと感じています。

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ワーキングメモリ低下

認知症のある方は
ワーキングメモリが低下する。
これは誰でも知ってると思う。

大切なのは
ワーキングメモリの低下が
どんな風にふだんの暮らしに影響してるのか
…ということを観察できること。
その上で、どうしたら暮らしをサポートできるのか
…ということを具体的に提案できること。

たとえば
椅子に座るように動作介助した時に嫌がる方も多いのですが
この場合、後ろに椅子がある…ということを忘れてしまっている場合が少なくありません。

認知症のある方にしてみれば
動作介助の場面だけを切り取って理解しているので
後ろにひっくり返されそうに感じて怖くて嫌がっている
…という状態になっているのです。

じゃあ、どうしたらいいのか?
続きは明日(^^)

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作用反作用の法則−Powerの用い方ともたらすチカラ

機械的なリハ、ケア、援助
考えることもなくあてはめるだけで
振り返り検証することもなく
努力もせずにできるけど
作用反作用の法則

物理的にはたらくチカラが
心理的にはたらいたっておかしくない。

援助は
対象者にも援助者にも
エンパワメントをもたらすものだけれど

機械的なそれらは
逆にpowerを奪われてしまうのだと思う
機械的な人たちは
それを恐れて一層機械的になるのだろうけれど
知らないうちに一層powerを奪われている

対人援助職
恐ろしい仕事だ。。。

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心理的疲弊−作用反作用の法則

人間、身体が資本だから
身体的な疲労はあるにしても
対人援助職が心理的に疲弊してしまうのって
どこか今ひとつ援助できていないことも
要因の1つとしてあるんじゃないかな?

ある意味、割り切ってしまって
そんなの考えようともしないような人たちは
心理的に疲弊することすらできない。

一生懸命な人ほど
どうしたら真に援助できるのか
真に援助するとはどういうことなのか
考えながら実践に励み、現実との間で疲弊してしまう
悪化が良貨を駆逐する…というような現実は哀しい。

一生懸命な人が遠回りしないでもすむように
疲弊する前に
希望をもって働けるように
「よっしーワールド」「よっしーずボイス」が
少しでも役に立てばいいな…。
高望みし過ぎかな…。

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「 OT Lab 」知ってる?

うっわー!
おもしろそう!

「 OT Lab 作業療法総合研究所 」

サイトもカッコよくて見やすい〜!
あら?
3月に研修会があるんだ。

「臨床で役立てるための学位論文の読み方ー文献の批判的吟味入門ー」

これってセラピストにとっては地力を養う基礎となる
とっても重要なこと。
一度は学んで
日々実践して
それからまた話を聴くと
さらに気がつかされることもあって

学んだことのない方にとっても
ブラッシュアップ を図りたい方にとっても
きっと有益な研修会になると思う。

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キレイごとでもまわる

キレイごとだからこそモノゴトまわる

「ちゃんとした食事介助は時間がかかる」
って言われたことがあってビックリしたことがあるけど
ちゃんとした食事介助は時間だって短縮される。
(切り替え時だけは時間はかかるけど
それを乗り越えたら質的にも量的にも改善される)

対応の工夫だって然り。

効果のある対応は、能力を見いだすことに始まる。
無根拠な信仰としてではなく
現実を根拠として信頼するに値すること。

効果のないキレイごとは単なるたわごとだけど
効果のあるキレイごとは
その人自身をエンパワメントするだけでなく
援助者をもエンパワメントする。

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毛糸をどんな風に渡すか

「丁寧な段階づけの工夫を」

の記事でも段階付けについて少し書いていますが
毛糸モップで毛糸を渡す時に
どんな風にOTRが毛糸をもって
どの向きで毛糸を渡すか…によっても
認知症のある方の工程の理解のしやすさは
まったく異なってきます。

能力は
状況によりけり
程度によりけり
で発揮されるもの

そういうことが本当に理解できていれば
「こう結びつけて」などと
何回も言語指示を出そうとは思わなくなります。

「何回説明しても工程の理解ができない」
というのは
もしかしたら
「何回も説明が必要なほど工程を場面設定で工夫して伝える
ことができていないOTRの力量不足」
という現実が投影されているのかも?

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