Tag: 状態把握

今の私たちの努力が未来の他部門の知識

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今の他部門のリハ関連の知識って
えぇ〜?って思う時もある。
でも、それって過去の私たちが他部門に伝えてきたことが
現在の他部門に定着しているんだと思う。

他部門はちゃんと伝達してくれているんだよね。

だから
今、私たちがえぇ〜?って思ったとしても
それは過去の私たちの限界でもあったのだと思う。
そういうことを忘れちゃいけないと思うし
逆に言えば
今の私たちの努力が
未来の他部門の知識に結びついていくのだと思う。

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「名前」を横に置く

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大声とか暴言とか介護抵抗とか
いろいろなBPSDとしての「名前」があるけど
いったん名前をつけちゃうと
その名前って一人歩きを始めちゃう。

名前があっても
「状況」や「人」がかすんでしまう。

場面や相互作用から名前だけをきりとって
名前だけを呼びかける。

名前は便利だけど必要だけど
名前にしばられて見誤ることだってある。

名前をちょっと横に置く。
そこから見えることもある。

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「王道なものをとことん丁寧に」

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「王道なものをとことん丁寧につくることが
ものづくりの原点であり
たくさんの方にみていただけることにつながる」

これは
「魔法少女まどか☆マギカ」の
音響監督の鶴岡陽太さんの言葉です。

「王道なものをとことん丁寧に」

これって
OTにも通じることだよな…

そう思いました。

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若年性認知症やFTDのある方

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若年性認知症やFTD(前頭側頭型認知症)のある方には
対応の工夫が必須です。
失語、失行、失認が顕著に出てくることが多いです。

どのような障害がどのような現れ方をしているのか
そこをちゃんと把握できたうえで
能力を活用する具体的方法を提示することが求められます。

対応の工夫は
SDAT(アルツハイマー型認知症)のある方以上に
求められていることを強く感じています。

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不合理だけれどアウトプット

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BPSD(認知症の精神・行動症状)を
「解決・改善すべき問題点」として把握するのではなくて
「不合理だけれどアウトプット」として
捉えてみるとよいと思う。

BPSDという視点ではなくて
任意の場面で起こった行動として把握する。
必ず、状況とセットで評価する。

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介助者の受けとめ方

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介助者は短期記憶が保たれていますので
(保たれているということが当たり前なので)
自分には短期記憶があるということを実感しにくいものです。
だから、短期記憶が低下している状態をなかなか想像できません。

先の例では
「ちゃんと声をかけてから動作誘導までしたのに
突然怒り出した〇〇さん」という受けとめ方になりがちです。
表面に現れた事象だけを切り取って
受けとめてしまいがちです。

記憶の連続性が低下している認知症のある方が
局面だけ切り取って理解するように
記憶の連続性がある故にこそ介助者が
局面だけ切り取って理解してしまう。

そういうことがいろいろな場面で起こっています。

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座るのを嫌がる

ワーキングメモリが低下していて
後ろにひっくり返されそうに感じて
結果として、座るのを嫌がる方の場合には
後ろにはひっくり返らない…という安心感があれば
スムーズに座っていただけます。

たとえば
職員の片手を背中に当てて
他方の手で動作介助する
…そうすると支えられていることを感じて安心されるので
スムーズに座っていただけるようになります。

私たちはワーキングメモリが機能しているので
「椅子がある」 ということは暗黙の前提条件として
言葉を言い、行動を起こしています。

ですが、私たちにとっては自明の「椅子がある」ことが
認知症のある方にとっても同様に自明のことかどうかは
わかりません。

認知症のある方とのDisCommunicationは
私たちが症状や障害を言葉としてだけではなくて
暮らしの1つ1つの場面にどんな風に投影されているのかを
把握できるようになることで
少しずつ解消されるようになっていくのだと感じています。

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ワーキングメモリ低下

認知症のある方は
ワーキングメモリが低下する。
これは誰でも知ってると思う。

大切なのは
ワーキングメモリの低下が
どんな風にふだんの暮らしに影響してるのか
…ということを観察できること。
その上で、どうしたら暮らしをサポートできるのか
…ということを具体的に提案できること。

たとえば
椅子に座るように動作介助した時に嫌がる方も多いのですが
この場合、後ろに椅子がある…ということを忘れてしまっている場合が少なくありません。

認知症のある方にしてみれば
動作介助の場面だけを切り取って理解しているので
後ろにひっくり返されそうに感じて怖くて嫌がっている
…という状態になっているのです。

じゃあ、どうしたらいいのか?
続きは明日(^^)

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