Tag: リハビリテーション

セラピストが対象者の方の能力を信頼できなければ
対象者の方が良くなるわけがない。
セラピストが「プロ」として
対象者の能力を適切に「評価」できれば
能力を信頼できないわけがない。
能力を信頼する…っていうことは
全面的に盲信するのとは、まったく違うことで
根拠を明確に確信したうえでの信頼なんだよね。
精神科作業療法に従事する人や
認知症のある方に接する人に
今一番求められているコトは
適切な評価に基づいた確信の上に成り立つ信頼を
対象者に抱ける…ということなんじゃないだろうか。
そういう信頼の有無って
まちがいなく相手に伝わってしまうものだと感じています。
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私のインタビューを掲載してくださっているPOSTさんのサイトで
私のコラム記事連載が始まっています!
「現役理学療法士による、リハビリ職者を目指す人のためのサイト『POST』」
http://1post.jp
「食事介助」に関する連載記事が始まりました!
http://1post.jp/2015/12/14/dementia_colum01/
ほっんとうに嬉しい (^^)
今を遡ること、たぶん20年くらい前から
機会あるごとに言い続けてきている
「スプーン操作の大切さ」
「食事介助 ≠ 食べさせる、食事介助 = 食べることの援助」
そして
「最重度の認知症のある方でも行動変容は起こる」
ということを
明確に体験できるのが食事介助の場面であり
その場面で起こっていることの「意味」を理解できれば
食事以外の場面でも
起こっていることの意味が理解できるようになる
ということを。
かつての私がそうであったように
これは違うということがわかっても
どうしたら良いのか、わからない時はすごく苦しい。
セラピストが苦しい時には、対象者の方はもっと辛い。
1人でいいから
その苦しさ、辛さから脱することのお役に立てるなら
私はとてもとても嬉しい。
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POSTさんへのインタビュー その3が掲載されました。
http://1post.jp/2015/12/07/interview143_sato_yoshie03/
インタビューはこれで完結ですが
新たに、私の連載も決定しました!
ありがたいことです。
嬉しいです。
テーマは食事介助。
最重度の認知症のある方でも
スプーン操作を変えるだけで劇的に食べ方は変わります。
そのようなケースは枚挙にいとまがありません。
脳の萎縮が少ない、健康な部分が多いお年寄りなら
もっと早く、もっとラクに行動変容が起こります。
「認知症のある方がうまく食べられないのは仕方ない」
「認知症のある方の誤嚥性肺炎は仕方ない」
あからさまに言われているけれど
本当はそうじゃない。絶対に。
これには留保がついています。
そのことを私たちが忘れています。
「私たちが適切な食事介助ができなければ」…という
私たちの側の問題という前提要件が見落とされています。
私たちの側の問題であれば
私たち自身で解決・改善することが可能です。
そのことを1人でも多くの方にお伝えしたいと思っています。
連載記事掲載まで今しばらくお待ちください m(_ _)m
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平成27年10月26日(月)に
大井町保健福祉センターにて開催された
「みんなで認知症について学びましょう
〜自分らしく大井町で暮らすために必要なこと〜」
の第1回目の講座
「認知症の方との関わり方〜ご本人の笑顔の秘密」を
お話してきました。
担当のMさんには本当に良くしてきただき
深く感謝申し上げます。
直接お会いする前から、こちらへお立ち寄りくださっていたとのこと
こんな風にお会いすることができるんだと
私もとても嬉しく思いました。
また民生委員さんはじめ参加者の方が
とても熱心にお話を聴いてくださり
質問からもふだんから地域で熱心に活動されていることの一端が
伝わってきました。
小田原市内の公民館をまわってお話させていただいても
必ず民生委員さんが参加してください
どの地域でも熱心に活動されていることが伝わってきて
本当に頭が下がります。
地域で暮らしていくことの実現のために
Mさんや民生委員さんはじめ
今もう既に一生懸命に取り組んでおられる方が
こんなにもたくさんいらっしゃることに
私も励まされました。
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システムの扱い方の問題なのに
違うシステムに交換しちゃえば
問題解決できるかのような認識が問題だと思う。
結局、同じコトが違うカタチで現れるだけ。なのに。
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「POST 理学療法士によるリハビリ職者を目指す人のためのサイト」に
私のインタビュー記事その2 が掲載されました。
http://1post.jp/2015/10/21/interview143_sato_yoshie02/
よろしかったら、お立ち寄りください。
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認知症のある方の
「BPSDをどうしたら改善できるのか」じゃなくて
「BPSDが起きてる場面全体を観察」することが最初。
その時に
たいていの人が忘れてるのは
認知症のある方の評価を根拠に観察する。ということ。
評価は評価として行っていたとしても
その評価と場面の観察が切り離されてることがすごく多い。
「見れども観えず」になってる。
認知症のある方が
その場面の中でどんな風に感受し認識し表現しているのか
ということを評価を根拠に観察できないと
「認知症のある方にとって」今起こっていることが
まったくわからなくなっちゃって
そうすると、どうしたらよいかもわからなくなる。
「自分たちにとって」のBPSDという見方しか
できなくなって、どつぼにはまっちゃう。
「その人のペースで」
「その人に寄り添って」
という言葉はキレイな言葉だけど
私はあんまりこういう言葉は使わない。使えない。
抽象的な表面的なキレイな言葉を使うことで
具体的に感受し思考することを停止してしまうのは
正反対のことだと考えているから。
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科学は過去の知識の修正の上に成り立つ学問だから
先人たちが積み重ねてこられた知識は大切だけど
一番大切なのは
目の前にいる対象者の方
知識を目の前の方に当てはめるのではなくて
目の前にいる対象者の方の役に立つように
知識を活用する
いつだって
対象者の方が最前線
だから、PDCAをきちんと回すしかない
そう考えています。
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