Tag: リハビリテーション

意図的に言葉を選択

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声かけの重要性について
否定する人はいないと思います。

でも、じゃあ声かけの何にどんな風に気をつけたらいいか
って具体的に検討されているようで
あんまり検討されていない。ように感じています。

丁寧に。。。とか、敬語をつかって。。。とか
そのくらいで。

対人援助職としては当然だと思いますけど
認知症という状態像によって起こる
障害への配慮が必要で
そのための声かけの工夫って
もっと具体的に検討されていいのではないかと考えています。

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変な同一化

ちょっと待った

「OTは素晴らしい」かもしれないけど
肝心なことは
自分が「素晴らしいOT」を実践できているか。だと思うし

「認知症は難しい」かもしれないけど
肝心なことは
「自分が(認知症を)難しく感じてる」ことだと思うし

仮に
魔法の杖のようなツールがあったとしても
肝心なことは
自分が使いこなせるかどうか。だと思うし

結局は自分なんだと思うんだけどなぁ。。。

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唱えているだけでは叶わない

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願っているだけでは
願いごとを叶えることはできない

お題目を唱えているだけでは
より善い現実を手にすることはできない

「その人に寄り添ったケア」
という理念を具現化したいのなら
願うのではなく
唱えるのではなく
日々の暮らしの中でこそ
もっと地道に愚直に
私たちの言動を具体的に検討することなのだと考えています。
具体的に検討できるくらい、目の前で起こったことを
観察できるようになることなのだと考えています。
観察する前の「判断」(実際には感想)が多すぎる
…そう感じています。

そのためにも
知識と技術が必要で
だって
知識がなければ抽象論・総論・一般論にとどまってしまう。
技術がなければ現実化・具体化することができない。

願いごとを叶えたければ
その願いが強く大きなものであればあるほど
要求される知識と技術は比例して広く深くなっていくと思う。

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ガンバレって言うのではなく

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実習に来てる学生さんに
「ガンバレ」って言うのではなくて
学生さんが頑張れるように
援助したいと思う。

日々の困難の中にいる方に
「ガンバレ」って言うのではなくて
困難の中にあっても頑張れるように
援助したいと思う。
できれば、困難が少しでも少なくなるように
可能であれば、何かしらの善きことを見い出せるように
援助できるようになりたいと思う。

そのためのチカラを
チカラを扱えるに足る自分を

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誤解の疑問

我慢のしどころ

今を遡ること〇十年
学生の時や若い時に
「どうなるかわからない」
「本当にそうなるのか確信がない」
のに
目標なんて立てられない
目標を立てていいのだろうか?
と感じていた時がありました。

大きな誤解です。。。

100%実現できるかどうか
わからないからこそ目標を立てるんです。

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どうでもよくない話

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重度の認知症のある方が対象だと
感覚系・感情系にターゲットを置いてコミュニケートするので
かなり、感情系の回路を使います。

自分としては
それなりに知的労働もしてるつもりなんですが
(知識と合致させながら行動観察)
結構、感情労働してます。

ある程度の知識を持っていても、これだけ疲れるんだから
知識がほとんど無い状態で
感情系を働かせるしかなければ
どれだけ消耗してしまうか。。。思いやられます。
そりゃー、キツいよー。。。

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認知症治療病棟のOTの役割 3

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認知症のある方への対応として
いろいろなツール、方法論、手技が提案されているけれど
ツールはツールだからこそ活用できるようになることは必要だけど
ツールの視点で人を見てはいけない。
そう考えています。

ツールはツールだからこそ
限界もあれば効果もあります。
どんな認知症のある方にも
万能な唯一絶対のツールなんてありません。

ツールをツールとして使いこなせるようになることは大切だけど
ツールに目の前の人を当てはめてはいけない。

目の前にいる人の役に立つように
ツールを活用できるようになることが大切なのだと思います。

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認知症治療病棟のOTの役割 2

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ただし、認知症治療病棟は
良くなり次第できるだけ早く退院していただいた方が良いので
いつまでも自分が
身体的なリハをしたり
Act.を提供したり
生活障害やBPSDの対応をしているだけではなくて
他の誰でも再現しやすいように
起こっていることとどうしたら良いのかの両方を
具体的に言語化して伝えられるということも
認知症治療病棟に勤務するOTのもう1つの役割だと考えています。

たとえば
身体的なリハであれば
より充実したリハが行える老健に「つなげる」ために
どういう状態像だから
どんな声かけや関わり方が有効なのかを
明確に言語化しておくということです。

認知症治療病棟の中で
身体的なリハをどれだけ実践できているかよりも
より良い生活環境の中で
より充実したリハを実践できる施設に
より早くより良い心身能力のあるうちに
退院先の施設のスタッフが困らないように
具体的に明確に言語化して「つなぐ」ことができる

むしろ、こちらの方が大切だと考えています。

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