Tag: コミュニケーション

時代を知る

ひのし

氷冷蔵庫

おわんやさん

… さて、何のことか知ってる人ー (^^)

今では、みんな言葉も実体もなくなってしまったけれど
なくなってから、まだ100年も経ってない
実際の暮らしに関わっている道具や職業なんです。

お年寄りがどんな風に暮らしてきたか
時代背景を知ってるって、とても大事なこと

身近にあったものがどんなものだったのか
時代により
地域により
異なってくるものだってあるでしょうし
多くの人に愛され使われてきたモノやコトもあるでしょう。

そういうのを知っているのと知らないとでは
お年寄りとお話するにしても
Act.を考えるときにも
全然違ってきます。

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修飾された哀しみ

怒りっぽくて
言語操作能力が低下していて
…という方のお話を聞いていると
哀しみを表現されることも多いのです。

「ごめんなさい。」

「私が悪いのよ。」

「何にもわからないから。」

会話が成立するようになることもよくあるのです。

ベースにこういう気持ちを抱えているんだ… 。
ふだん、見ているようでいて
修飾された部分しか見えていなかったんだ…

状態の変動は確かにある。
あるけれど… 。。。

状態の変動というものが
環境の影響のうけやすさという要因があるとするならば
もう少し、変動の幅を少なくできる可能性があるということを感じています。

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日々の対応こそがリハビリ

○○療法、△△療法、□□療法。。。

認知症のある方に、××がいい…と喧伝されていますが
万人に効くものがあるわけではありません。

ここでも、私はやっぱり
「 Fiest Do No Harm 」
と言いたい。

良かれと思って何かするよりも
悪いことをしないようにする

日々の対応こそが一番のリハビリ

その上でのプラスアルファはあったとしても

…だと思うのよねぇ。。。

なぜ、その声かけを選択したのか
…って、明確に言語化できる人と
あんまり会ったことないけど
それこそが大事。なんだと思ってる。

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家族評価は大事

ご家族によって
退院先によって
何をどこまでどんな風に伝えるか
…それはすごく気をつけています。

認知症のある方の評価は
能力と障害と特性の把握に始まるけれど
ご家族の評価も同じ。

ご家族と「やりとり」をする過程で
やりとりそのものの成立はもちろんだけど
ご家族の能力と困難と特性の把握もおこなうことができます。
場合によっては、明確化するために「やりとり」を「使う」こともあります。

とりわけ、ご自宅に退院される場合には気をつけないと。

安易な評価で安易な作業を指示した結果
ご家族を追いつめ
ご本人が辛くなってしまうことだってあり得ます。

私たちの目標は「帰す」ことではなくて
「在宅支援」…家で暮らし続けることの援助。なのですから。

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相手の特性で対応する

相手の特性で対応する

これはスムーズな関係作りのコツです(^^)

礼儀正しい方には、こちらも礼儀正しく。
フランクな方には、こちらもフランクに。
マジメな方には、 こちらもマジメに。

礼儀を大切にしてきたからこそ、身に付いているのだから
礼儀を大切にできない人から信頼して…と言われても
ムリがあるかと思います。

その人が大切にしてきた「ありよう」を
こちらも表現することで
「あなたにとって大切なことを私は大切にします」
と、もう1つの言葉で伝えることができます。

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バリデーション体験談

バリデーションをすると
意思疎通や見当識が曖昧だった方が
まさしく現実認識している発言を
自発的にするようになる
…という体験を何度もしています。

それだけの能力をもっている。

もっているが故に混乱もする。

そんな風に感じています。

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変化を待つ

認知症のある方は
ないものねだりはできないけれど
重度の方でも学習できます。

もっとはっきり言うと(^^;
不適切な介助に適切に学習した結果
不適切なパターンを習得している
…ということは、決して少なくないのです。

適切な介助であれば適切に学習することができるので す。

でも、一朝一夕というわけにはいきません。
学習ですから、変化が現れるには当然時間がかかります。

でも、なぜか、一夜漬けをやるのよねぇ…。

私たちだって
初めてのことを完全にすぐにはマスターできない。
試行錯誤、反復練習の期間があって初めて身につく。
ですよね。

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あんたと話すと…

(ご自身の胸を叩きながら)
「あんたと話すと筋が通ってくる」

よかったなーと思うし
ちょっと相当うれしい(^^)

だって
私は、安心させたり、笑わせたり、楽しませたり
そういうことがしたいんじゃない。

そういうのは
結果としての感情だから。

私は、結果を目的にしたいんじゃない。

筋が通った考え方ができるようになって
その結果としての感情だもの。
もちろん、結果としての感情を共有できるのはうれしいけど

筋の通った考え方ができたと
その人自身が感じたこと
その援助ができたこと

それがうれしい。

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