変化への抵抗

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リハ職っていうのは
対象者の行動変容を促すことが仕事なのに
自らが行動変容することへの抵抗感が強い人って少なくない。

そういう人は
行動変容の過程において
頭ではわかっているけど実行ができない時期が必ずある
ということや
その時の苦しさや辛さがわからないんじゃないかな。

もしかすると
無自覚には、わかっているからこそ
自らの行動変容に対しては強固に抵抗するのかも。

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「教育の原理」

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とてつもなく凄い本です。
「教育の原理」

私たちリハ職は
好むと好まざるとに関わらず
「教える」ということと不可分の仕事をしています。

実習指導を引き受けていなくても
対象者との関係性において
「教える」ということを考えざるを得ないし
実習指導を引き受けたり
養成校で仕事をしていれば
その度合いはもっと深まります。

この本は道しるべになる本だと思いました。
「教育の原理」
http://www.gakubunsha.com/cgi-local/search.cgi?id=book&isbn=978-4-7620-2081-0

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他職員への伝達の工夫(前提)

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忘れちゃいけないのは
当たり前のことほど自覚しにくい
ということだと思ってる。

たとえば
今やっている「やりかた」を変える
ということは
新しい「やりかた」をする
ということよりも
何倍も難しい
とか。

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他職員への伝達の工夫(準備)

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まず
介助して
言語化して
言語化した方法で介助して
言語化できていなかったところを言語化して(Aとする)
Aの言語化にしたがって介助すると
まだ言語化しそこねていた部分があることに気がつくから
そこを言語化して(Bとする)
Bの言語化にしたがって介助する。

ここまでは、自分の中でする作業。

言語化しそこねていない部分がないことを確信できたら
正式に他スタッフに伝える前に
仮伝達を他部門の誰かに伝えて再現してもらいます。

そうすると
「伝えられていなかった」部分がはっきりするから
そこを修正してから
正式に伝達情報として使うようにしたりしています。

「動きのある情報」を
的確に言語化する
的確に伝える
的確に受け取る
って、難しいものね。

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他職員への伝達の工夫(言語化)

我慢のしどころ

たとえば
Aさんに対する食事介助の方法を
他スタッフへ伝達する時には
いきなり伝達しないで
まず、自分の中で方法を言語化してみます。

次に
自分が言語化した方法で介助してみる。
そうすると
言語化しそこなった部分があることに気がつけます。
実は、その部分をきちんと「言語化できてから」
伝えることが大切だと思っています。

言語化できていないけど
なんとなくやっていて自分はできている
この部分が再現性のキモだったりする
ということがよくあるわけで (^^;

自分の動作や行為を言語化する
って案外難しいものです。

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目標設定

ちょっと待った

たいていのリハスタッフは
実習において
担当したAさんの目標の適・不適は教えてもらえるけど
Aさんを通した目標設定の過程の体験学習はしていない。

目標が悪いって指摘されても
どう修正したらいいのかは教えてもらえない。
悪い目標と良い目標の違いを教えてはもらえない。

だから
目標設定について
漠然とした知識で臨床に向かうことになる。

根本的には
このことがいろんな状況を生み出している
そんな風に感じています。

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会議への参加のしかた

ちょっと待った

リハスタッフはもちろん
対人援助職って
仕事をすすめる上で会議への参加は必須です。

業務の中に確実に組み込まれている「会議」なのに
卒業前も卒業後も
養成プログラムに組み込まれることはまずない
「会議運営のしかた」
「会議への参加のしかた」

会議のしかたがわからなければ
適切に「向き合う」ことができない。

会議がやたら形骸化してたり
単なる報告会に終わっていたり
脱線しまくりで時間がかかったり

「会議」が悪いんじゃなくて
「会議」の扱い方を知らないことで
結果として起こっている問題じゃないのかな?

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ICFを活用する

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ICFについて
いろいろと言う人もいるけど
ICFを理解して活用できたら
リハの在り方が変わります。

評価はICFでも
治療の組み立てがICIDHになっちゃってる人って
まだまだ多いみたいですが。

原因を探索する…というのは
ICIDHの考え方であって
必然がある…と考えるのは
ICFに依拠した考え方です。

そして
ICFって仏教の縁起と同じ考え方でもあるのよ。

 

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