食事場面だけでなく。。。

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重度の認知症のある方でも
食事介助を変えるだけで
食べ方が変わる。。。ということについて
こちらで何度も繰り返し書いてきました。

認知症のある方の食べ方の困難は
誤介助に対して誤学習の結果起こることが多い。と。

だから
重度の認知症のある方でも
食べ方の再学習ができるのだと感じています。

適切な介助が行われれば
誤嚥性肺炎も今よりは減ると思うし
食事場面のBPSDも減ると思うし
そして何よりも
もっと長くもっとラクにもっと美味しく
ご飯を食べられる方が増えると思っています。

重度の状態からでも変われるけれど
もっと早い時期であれば
もっと早くもっとラクに変われる。。。

これって食事以外の場面でも
起こっていることではないかと思うのです。

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福祉機器の活用

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昨日、3月2日(日)は
東京神谷町にある三菱UFJリサーチ&コンサルティング24階セミナー室にて開催された「認知症の方の暮らしに役立つ福祉機器、日用品などを普及するために」シンポジウムに出席してきました。

科学と技術のチカラで
さまざまな機器が開発されています。
必要な人に必要な時に必要なモノが届くように。。。
そうすれば今よりももっとラクに困りごとを解消して
諦めたり我慢しないで暮らしを楽しむことができる
そう感じました。

そのためにどうしたら良いのか、何ができるのかは
まだ、わからないけれど
ただ確実に言えるのは
自分が「知らない」ために
必要なモノを提案できないことがないように
情報収集を続けよう。ということ。

所沢にある国立障害者リハビリテーションセンター研究所
「認知症のある人の福祉機器展示館」
http://www.rehab.go.jp/ri/kaihatsu/dementia/modelj.html
にも是非行ってみたいと思いました。

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食事介助の研修会

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先週の土曜日、2月22日に
神奈川摂食・嚥下リハビリテーション研究会さん主催の
神奈川PDN小田原地区合同セミナーで
食事介助に関するお話をさせていただきました。
世話人をされていたみなさま、お世話になりました。
どうもありがとうございました。

スプーン操作に気をつけることで
認知症のある方でも食べ方が変わる
というお話を中心にしましたが
以前に私のお話を聞いて実践してくださった方が
「本当に変わった」
とおっしゃってくださって
とても嬉しかったです。

施設で勉強会を始めた
…とおっしゃってくださる方もいて
こんな風に少しずつでも
変わっていけばいいなぁ…と思っています。

スプーン操作については
実技での体験、練習が大切だと感じています。

先の話になりますが
4月6日(日)合同会社geneさん( http://www.gene-llc.jp
主催の「認知症のある方の食べることへの対応」
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1386136344-854868
こちらは有料ですが
丸一日たっぷり時間をとってのセミナーが
東京新富町の日本印刷会館で開催されます。

4月9日(水)小田原OT勉強会主催の
「食事介助ースプーン操作体験ー」
こちらは参加費無料ですが
開催時間が限られているため
コンパクトな内容ですけれど
スプーン操作の体験ができます。
詳細については
神奈川県作業療法士会( http://kana-ot.jp
「講習会・研修会」コンテンツをご参照ください。

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体験を通したエンパワメント

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ご家族からしてみたら
デイなどのサービス提供施設で働くスタッフは
身近な存在で、だからこそ相談もしやすいと思います。

施設利用中の認知症のある方の行為をみれば
その方の能力と困難と特性がわかる。
ご自宅での様子を具体的に教えてもらえれば
「何が起こっているのか」具体的に推察できると思います。
そうしたらどうしたらいいのかがわかる。

相談された時に
具体的に方法論を提案することができれば
ご家族はとても助かると思うし
何よりも困った時に力になってもらえる
という具体的な体験を通して
今後に起こるかもしれないことに対しても
不安はあっても前向きに向かっていこうという
エンパワメントされる体験になると思います。

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関係性の中の変化

ちょっと待った

認知症のある方に対して
さまざまなサービス利用をしていただく
…ということはよくあると思います。

この時に考えておかないといけないことは
サービス利用という外部の援助は
目的ではなくて手段であるということです。

サービス利用によって
対象者とご家族との関係性の中での変化が
起きればよいのですが
そうでないと、ご家族が無力感を抱いてしまうおそれがあります。
今後起こるだろう病状の変化に
対応していく意欲をそがれてしまっては本末転倒です。
いろいろな人と一緒に頑張っていこうと感じていただけるように。。。そのためのサービス利用なんだと思います。

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変化の実感を待つ

ちょっと待った

変化の実感を待つことが大切です。
今まで試行錯誤して頑張って工夫されてきたことが
なかなか効果が出なかった繰り返しをされていると
もう一度挑戦してみようという気持ちが湧いてこなくても当たり前だと思います。

だからこそ
やってみようかと思っていただけるような
具体的な現実的な方法論を提案できることが大切です。

まずは、変化を実感してもらえることが一番大切な時です。
援助者はここで焦ってはいけないのだと思う。
先を焦ってたくさんの方法論を提示することではなくて
本当に有効なピンポイントの方法論を1つ提示する
その1つを選べること。

よくありがちなのが
先を焦ってあんまり役に立たないような
抽象論総論一般論を並べてしまう。。。
あれもこれもたくさんのことを伝えてしまう。。。
それでは、逆効果になってしまうのだと思います。

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目の前の困難の改善を

我慢のしどころ

まずは、目の前の困難の改善を
相談者ができるようなことを1つ
具体的に提案します。

この時一番大切なことは
相談者に
「変われるんだ」
「できた」
「よかった」
と感じてもらえること。

それだけで
まずは十分なんだと思います。

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徳島へ行ってきました

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2月15 日(土)に
徳島のあわぎんホールで開催された
第8回 全国精神科栄養士協議会NNPセミナーの
シンポジストの1人として出席してきました。

当日朝の飛行機がキャンセルになり
なんとか品川にたどり着き新幹線に乗ったものの
岡山で今度は足止めされ、結局遅れて会場到着。
申し訳ない。。。
みなさまに暖かく迎えていただき恐縮です。。。

終了後にたくさんの方のお話を伺うことができ
大変勉強になりましたし
明日へのパワーをいただきました。
どうもありがとうございました m(_ _)m

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