Category: よっしーずボイス(ブログ)

講演@gene「認知症」in名古屋

平成29年1月22日(日)に
ゼミナールプラザ(名古屋金山研修センター)にて
(株)geneさん主催のセミナー
「リハスタッフのための認知症のある方への評価から対応まで」
でお話をしてきました。

参加されたみなさま、お疲れさまでした。
運営を担当されたYさん、お疲れさまでした。

どうもありがとうございました m(_ _)m

自分が話す側だったせいか
一日なのに、あっという間に時間が過ぎていった感覚があります。

geneさんのセミナーをお引き受けした当初は
5時間なんてそんなに長い時間話せるかな?と思っていましたが
今は5時間あっても足りないくらい (^^;

今回、後半がオセオセになってしまい申し訳なかったです。
きゅうべぇとかナウシカの話をしなければよかった。。。(><)
でも、大切なことなので伝えたかったんです。。。

帰りは風が冷たくてホームで新幹線を待っている時に寒かったです。
遠方からお越しくださった方も無事にお帰りになられましたでしょうか。

まずは、考え方を臨床で試してみていただいて、
その次の展開をみなさんで広げていってくださることを期待しています。

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OT Lab「神奈川の地から作業を叫ぶ」

非麻痺側のべた足歩き

作業療法総合研究所さんの主催で
平成29年3月12日(日)13:00〜16:20頃
昭和大学保健医療学部(横浜キャンパス)において
「 神奈川の地から作業療法を叫ぶ−愛と毒を込めて”作業”を問う− 」が開催されます。
詳細は上記サイトからご確認ください m(_ _)m

タイミングの悪いことに
他の研修会とかぶってしてしまいましたが、偶然です。
9月2日には作業療法総合研究所さんのサイトで先に速報でお知らせしてありますし。

それでは
今の私にできる精一杯の準備をして当日を迎えたいと思います。

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?「人として接する」

ちょっと待った

よく聞くけどよくわかんない言葉

「認知症のある方に人として接する」

どういう言動が人として接していないことで
どういう言動が人として接することなんだろう?
人として接するって何?

私には、わからない、理解できない言葉です。

結局それって
単に言葉を言い換えてるだけで
親切に接する、丁寧に接する、優しく接する、怒らないようにする
という昔から言われてることに過ぎないんじゃないのかしら?

耳に優しいスローガンや降りやすい旗を大きく降っていくら声高に叫んでも
それで現実が変わるわけないのは
どんな世界だって同じなのに。

専門家としての知識と技術の研鑽を怠り
安直に「思い」にすがった対応を進んでいけば
感情労働しかすることができないから
自分がすり減って壊れるか、その矛先を相手に向けるかしかなくなってしまうのに。

そうならないのは、「思い」が強いわけではなくて
単に「思い」にすがった対応をどこかでやめてるから
そこまでに至らないで済んでるだけなんだと思う。
でも、そういう人はどこかで自分の「思いの弱さを認識する」のは辛いから
「思い」にすがった対応はもうやめて違う道を探そうよ。とは言い出しにくいよね。

普通に考えれば、それは当たり前のことなんだと思うけどな。

「思い」を実現できるようになりたければ
知識と技術を習得するしかなくて
知識と技術を現実にどう運用していくのかという術を習得するしかないのに
どうしてそういう当たり前のことが認識されにくいのかな?

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昔の宮崎アニメの魅力

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アニメーションとは
ラテン語で霊魂を意味するanimaアニマに由来した言葉で
生命のない動かないものに命を与えて動かす
ということを意味するのだそうです。

私が好きな宮崎駿のアニメは
「未来少年コナン」「風の谷のナウシカ」「カリオストロの城」「天空の城ラビュタ」「もののけ姫」
です。

動きの表現が凄いんですもの。

二次元の表現なのに
奥行き、上下する感覚、スピード感
リズムとテンポがあるから思わず画面に引き込まれてしまう。

動きの表現が
人物の感情や周囲の状況を表現することにもなり
表現と演出が渾然となって物語が進行していく

先週、久しぶりにテレビで「風の谷のナウシカ」を観て
改めてアニメーションの素晴らしさを堪能しました。

アニメーションは単に「絵」じゃないんだということを再確認。
だから、ナウシカの絵はお世辞にも上手いとは言えない。
背景も登場人物も最近の絵と比べたら荒いこと雑なこと (^^;
だけど、そんなことあっという間に気にならなくなっちゃう。

本当に生き生きと動いてる。

絵が動いてるだけなのに
感情がものすごく喚起される。

観てる私の身体感覚にものすごく訴えかけてくるものがある。

アニメーションは表面的な技術だけじゃなくて
実体験がないと技術を活かせないんじゃないかな。
自身の体験と感覚と感情を自分の中に明確に自覚しながら培っていって
その積み重ねで初めて技術を活用できるんじゃないだろうか。
じゃないと大掛かりなハリウッド映画のようなものになってしまって
量的な刺激の大きさ、多さ、あるいはきめ細かさ、綺麗さ
といったものに追従するしかなくなってしまうんじゃないかな。

ナウシカは
環境保護、自然を大切に、自然讃歌
とか、そんなメッセージ映画みたいに捉えられていたこともあったそうですが
痛切な映画だと感じました。ものすごいアイロニーが込められてる。
まぁ、そこに共感する私も私ですが (^^;

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能力に胸がいっぱいになる

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認知症のある方の能力に胸がいっぱいになる

そういうことって
本当によくあります。

食事介助の最初と最後で食べ方が大きく変わった方がいます。
舌で食塊を押し出してしまい食べこぼしが多かったのに
文字通り押し出さずに食べられるようになって食べこぼしもゼロに
それだけではなくて
意思表示としてうなづいているということが明確にわかるようにうなづけるようになりました。

私がしたことは
姿勢を少し変えて
スプーンを小さくして
スプーン操作を少し変えて
それだけ。

あとは、その方がもっていた能力なんです。

埋もれていて表面には出ない
でもちゃんともっていたその方の能力

こんなにわかっていて
こんなに能力があって
だとすると
今までどれだけ頑張って食べていたか。。。

そうなんです。
その方にイマ、ナニが起こっているのか
ということが明確に把握できるようになると
その方がどれだけ頑張っていらっしゃるのかがものすごく伝わってきます。

認知症のある方の能力に胸がいっぱいになります。

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講演@県士会学術部「認知症」

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平成29年2月11日(土)に
ウイリング横浜において
神奈川県作業療法士会学術部主催で
「認知症事例に対するADLの評価と介入〜能力を活かす関わり〜」についてお話をいたします。

認知症のある方のADLへの評価と介入について
的をしぼって3時間話すことができるので私も楽しみです。

もう既にお申込くださった方もいらっしゃるとのことで、ありがたい限りです m(_ _)m

12月のすごく仕事が立て込んでいる時に
県士会サイトでこの研修会のタイトルを見て
「おもしろいことやる人がいるんだ。誰だろう?」って詳細を確認したら
「あら、私だった。。。」
いやはや。。。(^^;

なぜ、認知症のある方の能力を活かすことが重要なのか
どうしたら、認知症のある方の能力を見いだすことができるのか
そのあたりを具体例をもとに「考え方」について説明できたらいいなぁ。と考えております。

たぶん、ここまで言語化して説明してる人は、ほとんどいないと思います。
初めてお話する最新の内容もあります。

「褒めてあげる」「否定しない」「優しく」「怒らない」「受け入れる」
「快適なケアを」「不安や不快の原因を探索」
などという内容ではありません。

障害と能力のプロであり
医学と暮らしの橋渡しとなる知識と技術を実践する作業療法士としての内容です。

今の私に伝えられることは伝えますので
ぜひ、それを職場の実践において試してみてください。

そして、願わくば
その先をさらに積み重ねていっていただけますように。。。
認知症のある方とご家族の余分な困難が少しでも減ることに
寄与できる人が一人でも増えますように。。。

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開催☆「立方体スケール27」@小田原OT

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作田先生、どうもありがとうございましたー!

昨日、1月11日(水)に
小田原駅西口にある国際医療福祉大学において開催された小田原OT勉強会で
昭和大学保健医療学部作業療法学科の作田浩行先生に
「立方体スケール27」についてご講演いただきました !!!

「立方体スケール27」については
作業療法総合研究所 http://ot-lab.org
「立方体透視図模写課題」http://ot-lab.org/cct_s
で詳しく知ることができます。

マニュアルはカラー版ですごく綺麗で目に優しく見やすいです!

だから、マニュアルをダウンロードして読むだけでも
すぐに臨床で使うことができますが
昨日のように作田先生のご講演を直接聞くともっと一気に理解が深まるように感じました。

小田原OT勉強会によく参加される方だけではなくて
初めて参加してくださった方もいらっしゃいました。

本当に作田先生をお招きすることができてよかったです。

どうもありがとうございました!

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講演@県士会教育部:現職者選択研修

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平成29年1月29日(日)に
ウイリング横浜において
神奈川県作業療法士会教育部主催の現職者選択研修(老年期)が開催され
そこでお話をいたします。

私に与えられたテーマは
「地域生活を支援する」「老年期の作業療法実践 トピックス」です。

詳細はこちら
http://kana-ot.jp/wpm/lecture/post/basic-course/h2803

私の作業療法士としてのキャリアの中で一番長いのは老健での勤務なんです。
老健でさまざまな疾患と障害を抱える方にある程度長い期間関わることができ
その過程において学ぶことがたくさんありました。

本を読めばわかることは、本を読んでいただくとして
臨床に役立つような、できうることなら、私だからこそお話できる内容でお伝えできればと思います。
(モチロン、協会からのシラバスがあるのでそこに沿った内容の中で工夫しようと考えています)

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