Category: よっしーずボイス(ブログ)

認知症の中核症状が重度の方でも
ラジオ体操第1は、多くの方がおこなえます。
体操することが困難な方でも
曲のリズムに合わせて
手拍子したり、身体を揺すったりする方も
少なくありません。
それだけ、ラジオ体操第1が
身に染みついた
手続き記憶となっているのだと思います。
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NHKのみんなの体操
施設で積極的にとりいれるのって
どうでしょう?
施設では、なんらかの形で集団体操が
行われていると思います。
そこに、みんなの体操も付け加える
時間にしたら5分もかからないから
検討の余地はあるんじゃないかしら?
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『意図と目的の共有』
2階に行く…という言葉は
目的ではなくて
実は、上着を着る、とりにいく
…という目的を達成するための手段、方法だったのです。
手段のところで押し問答になってしまうと
「2階に行きたかったのに邪魔された」
となりがちです。
目的を共有できずに
手段のところで押し問答になる
臨床でよくあるパターンです(^^;
そう考えると
手段を邪魔された…と考えるのも
あながち無謀とは言えないように思います。
被害妄想とラベリングするのは簡単ですが
結果としての被害感情だとしたら、
対応が変われば
結果も変わるんじゃないかしら?
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復唱することは
実はとても大切なことですが
案外、意識されてはいないようです。
(もちろん、必要なければしなくてもいいのですが)
復唱されれば
相手は、ちゃんと聞いてもらえた
…と実感しやすくなります。
通常はすっとばしてしまいがちな
会話の過程をきちんと言語化して明確にする
…という意味があります。
ちゃんと聞いてもらえる…という実感があれば
今度はそっち(職員)の話も聞いてみようか
…と思ってもらいやすくなります。
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そのココロは…
『まず復唱』
相手が言いたいことをきちんと受け止めた
…ということを伝えます。
『意図の確認』
2階に行く…という手段の目的、意図を尋ねます。
『意図の達成方法提案』
部屋まで案内。
ここは人により、状況により、対応が異なります。
相手の能力と特性を勘案して
言葉で部屋への道筋を伝えてもいいし
ジェスチャーで部屋の場所を伝えてもいいし
一緒に部屋の前まで行ってもいいし
代わりにお部屋から上着を持ってきてもいいし
大切なことは
なぜ、その方法を選択したのか
自分の中で明確化していること
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「2階はどこ?」と聞かれたら
まず、(2階に行きたいんですね)と復唱してから
(2階に行って何をしたいんですか)と尋ねます。
すると、このように聞かれる方は
たいてい、なんらかの答えを言うことができます。
この方は
「上着をかけておいたからとりにいこうと思って」と
答えられました。
そこで部屋まで案内して、一件落着 。
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Aさんに尋ねられました。
「2階はどこ?」
(ここには、2階はありません)
と答えると
「そんなはずはないんだけど、どこ?」
「確かあっちだったよね?」
(2階はないんですけど)
「それはわかった。2階に行きたいんだけど」
押し問答になってしまいます(^^;
さて、こんな時にはどうしましょうか?
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認知症のある方が
話した言葉を聞くのではなくて
認知症のある方が
言いたかった気持ちや意思を
聴きとるようにしています。
認知症のある方は
自分の気持ちや意思を言葉にするのではなくて
意思を現実化する手段を言葉にしていることもあります。
だから、話の聞き方には
実はちょっとしたコツ?注意?が必要なんです。
詳しいことは来週に。
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