Category: よっしーずボイス(ブログ)

季節の変わり目

みなさま、どうぞご自愛ください。

虫も鳴き始め
朝晩の風は肌に心地よく涼しくなってきました。

認知症が進行した方は
いよいよとなるまで熱が出なかったりもします。

尿路感染なんかでも
体力がすっかり回復するまでに時間がかかります。

身体が具合が悪いと
ココロだってエンジンのかかりが悪くなります。
そういう時こそ、焦らずに…。

これから夏の疲れも出る季節。

あんまり頑張らせすぎないように…
私たちも頑張りすぎないように…

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再現可能に言語化

認知症のある方への対応の傾向というのはあります。
もちろん、その時その場の関係性において
異なる部分もありますが
回避したい場面や、混乱から脱しやすい方法というのは
一般化は困難でも、その方その方にとっての傾向はあります。

認知症のある方への専門家としての援助の1つに
暮らしの困難の改善…が挙げられると考えています。
この部分に、OTはもっと積極的に関与すべきだと考えています。
(単に、気をそらせるためのAct.導入なんかじゃなくてね)

自分の中で再現できるように
他の職員やご家族でも再現できるように
言語化する…ということをすごく考えます。
その時に、印象に残るように、端的に言い表せるように
「キャッチコピー」もあわせて考えるようにしています。

政治家でこれが得意な人は演説が上手…って何かで読んだことがあります。
私は政治家じゃないけど
「伝える」ということを考えた時に
とても良い方法だと思い、以来、意識してトレーニングしています。

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他分野に例えて考える

他職種の対応がイマイチとか
他者が情けないとか
どうしたらいいんだろう?
と、他者教育をしたがる人って案外多い (^^;

でも、素朴な疑問として
プロ野球の選手が
頼まれてもいないのに
あいつをなんとかしてやろう
…なんて、考えるだろうか?

明日は我が身

厳しい競争社会に生きている人は
自分がケガなどネガティブな状況に陥らないように
良いコンディションを保ったり
きちんと結果を出し続けることに
必死の日々を送っているんじゃないだろうか。

私が思うに
周囲の人のあれこれが
やたら気になるような時は
我が身を振り返ってみるのがいいんじゃないかな?

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PCメガネをかけてみました

どうでもいいことなんですけど(^^;

ただいま、PCメガネをかけて書いています。

寄る年波には勝てず(^^;
目が疲れるし
PCで作業する時間は減らないし

不思議なことに
PCメガネをかけてから
はずして画面を見てみると
やたら青っぽくみえます。
今まで何にも感じなかったけど…

それにしても
鏡で自分の顔見ると笑えるなー(^^;
自宅で使うだけだからいいけどね。

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医学と暮らしの橋渡し

スローガンを声高に叫んでるだけでは
実行性はないと思ってる。

そういうことって
あちこちで起こっているんじゃないかなぁ?

認知症のある方への対応もしかり。

目の前のAさんの能力と困難と特性を踏まえて
具体的に現実的に対応の提案ができる。

それはつまり
疾患特性や障害の把握ができて
初めて可能なこと。

医学と暮らしの橋渡し

それが今、本当に求められていることだと感じています。

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チームワーク:できることでフォローする

素朴な疑問として…
プロ野球の選手で
頼まれてもいないのに
おまえが下手だから試合に勝てない
俺がおまえを鍛えてやる
…なんて言う人がいるだろうか?

チームが勝つために
自分ができることをしようとするのではないだろうか。

もし、自分がピッチャーで
打者が不振だったら…
その分も自分のピッチングでカバーするぞ

もし、自分がバッターで
投手が不調だったら…
自分のバッティングでカバーするぞ
エラーは絶対しないぞ

それがチームなんじゃないだろうか?

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マンネリでも楽しい

認知症のある方に対して
集団活動を日替わりで提供する
…なんてことはしていません。

昨日もカラオケ、今日もカラオケ
そして明日も…カラオケ?

何かを覚えなくても安心していられる「場」
歌ってもいいし
歌わなくてもいいし
聞いてるだけでもいいし

「今日、カラオケは?」
「カラオケ、何時から?」

私だけでなく看護介護職員も
患者さんからよく質問されるそうです。

おおまかな場面設定は変えていないのに
「マンネリだからイヤ」という方はいません(^^;

認知症のある方に対しては
マンネリの良い面を良い方向性に活用できればよいのだし
私たちにとっては
「どんな風に参加しているか」
というところを観察しておけば他の場面でも役に立ちます。

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ゲームは慎重に…

認知症のある方に対して
レクの一環としてゲームをやるでしょう?

認知症のある方にしてみたら
本当に難しいことです。

ワーキングメモリが低下しているから
手続き記憶でないことを覚えることが困難です。

ゲームにはルールが存在する。

説明されたルールを理解し
ルールを覚え続けていて
ルールから逸脱しないように実践する。

この過程が可能であって初めてゲームを楽しむことができる。

にぎやかで楽しいはずのゲームの直後に
かえって混乱してしまう方は決して少なくありません。

私たちがたった○○するだけ
…と思っていることが
Aさんにとっては難しい。

そういうことを「評価を通して」共感できる
ということが大切なんだと考えています。

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