Tag: 環境適応

インタビュー記事

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恥ずかしながら … (^^;

お役に立てたこともあるようなので紹介します。

2011年に県士会地域リハ部のインタビューを受けました。
「認知症のある方への作業療法」<前編>成功と失敗
>147号:平成23年1月発行8〜9ページ
「認知症のある方への作業療法」<後編>OTへのメッセージ
>148号:平成23年3月発行10〜11ページ

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食べ方の問題?

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食事にはリキ入れてるよっしーです。

重度の認知症のある方でも食事介助だけで
食べ方は変わります。

脳卒中後遺症の嚥下障害のある方と
高齢者や認知症のある方の
食べ方の問題は異なります。

認知症のある方の食べ方の問題で圧倒的に多いのは
自力摂取していた方が介助を受けるようになって
しばらくしてから起こります。
喉頭挙上は良好だけど上唇でとりこめない。
上唇のとりこみ↓舌のおくりこみ↓そして最後に喉頭挙上の遅延等が起こってきます。
ここでようやく介助者が気づきます。
「最近〇〇さん、ムセが多いよね。」

ここで介助方法を見直すことができれば
上唇でのとりこみも舌のおくりこみも
改善する場合が非常に多いのです。
モチロン、喉頭挙上も。
「実は、もう経口はムリじゃないかと思っていた」
と主治医に言われたこともあります。

その方の食べ方の問題ではなく
不適切な介助に適応した結果の不適切な食べ方だった
という場合が圧倒的に多いのです。

喉頭挙上ー送り込みー上唇でのとりこみ
の順番で改善されてきます。
それぞれ重なり合ってはいますが
改善の傾向としてはこのような傾向があります。

食べ方は変わる
だから介助方法の見直しを

1人でも多くの方に知っていただきたいと思っています。

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情報交換の大切さ

当院は電子カルテ化されて
多職種との情報交換・共有がとても円滑になったけれど
スキマ情報って観ていない人が記載することはまずないから
必ず直接やりとりすることも重ねています。

逆に
観てくれる人がいることを願って
スキマ情報も必ず記載するようにしています。

敢えて
こちらからスキマ情報を直接提示してもいます。
(受け取り方は人それぞれ。ですけどね)

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情報収集のスキマこそ有用

意図した目的の答えではない答えから
ホントのことがわかるヒントになったりする。

そういうスキマ情報って
とっても大切。

直接的な答えだけではなく
間接的な「情報」を積み重ねていくと
ご家族の人となりや暮らしぶりや
医療・保健・福祉サービス提供者との関係性が
かいま見られることって多々あります。

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家族評価は大事

ご自宅に帰る方なら
家族評価は大事

直接的な言葉のやりとりだけではなく
OTは変化球を投げられるから
能力と困難と特性の情報を積み重ねやすい

ないものねだりはできない
対象者の方だけでなく
ご家族に対しても言えること

ご家族ができること
得意なパターンの把握は援助に役立つし
困難の把握は批判するためではなくて
ご家族の困難を補うために必要

変化球も投げられる
OTのこの特性を活用できると
とても有効だと感じています。

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わかるということ

ずいぶん前に
誰かに教えてもらったか
何かで読んだ言葉です。

「わかる」には段階がある

最初は
起こっていることを説明されればわかる
次に
起こっていることを説明できるようになる
それから
起こることを予測できるようになる

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退院支援?暮らしの支援!

OTとして、退院支援には積極的に関わっています。

心がけていることは
退院させるのではなく
退院後の暮らしの支援をするのだということ。です。

ご自宅に帰る方も
もといた施設に戻られる方もいらっしゃいます。

それぞれの場でよぶんな困難がなく
暮らせるように。。。
退院先での暮らしの支援
OTにはそれができると思うし
また、必要とされていることでもあると思うのです。

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修正しない!援助する!

私の考え方の基本です。

食事介助でも
移動介助でも
声かけでも

「修正しない・改善しないで援助する」

つまり、「直すな助けろ」

修正する・改善する…ということは
あるべき像から現状をマイナスで見る
今じゃいけない…という視点に立っていることです。

援助する…ということは
現状を否定しないという視点に立っています。
今でいい。
でも今よりラクにできたらもっといい。
今よりもっとできたらさらにいい。

極論に聞こえるかもですが
身体のはたらきには、その人の歴史が集約されていると考えています。
(後日、説明しますね)
そう考えたら、修正なんてできないです。

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