Tag: 環境適応

1回量の大切さ

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食事介助をする時に
スプーンにどれだけの量の食塊をのせるか
その都度その都度感じ取りながら介助しています。

1回量が多すぎるそれだけの理由で
食べにくくなってしまうことだってあります。
1回量を適切に調整することで
食べ方が変わることだってあるんです。

スプーンに山盛り食塊をすくいとったり
大きく開口するからって
山盛りスプーンにのせたりしていませんか?

口の中に入れる=食事介助
ではなくて
食べることの援助=食事介助
なんです。

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名人芸ではなくて

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作業療法が作業療法として生き残るためには
名人芸にしてはいけないと思う。

般化可能に言語化できないと

感性の課題は大きいけれど
ある程度のトレーニングを積んだ人なら
それ相応の結果が出せるように

認知症のある方への対応についても
現状は適切なトレーニングそのものを受けられなくて
結果として適切に対応できにくい…という現状があるように感じられてなりません。

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願い

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認知症のある方とご家族の
余分な困難が少しでも少なくなるように

そのために
関わる職員が
より有益な試行錯誤ができるように

考え方の枠組みを提示できるようになりたい
と願っています

その時その場のその関係性において
状態も状況も異なるのだから
方法論ではなくて
考え方の枠組みを提示する

方法論を提示するのは
考え方の枠組みを
明確にイメージしてもらえるように

かつて
もがき苦しんでいた過去の私が
知りたいと欲し、なかなか知ることができなかったこと

よりクリアに提示できるように

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悪い姿勢を修正するのではなくて

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ポジショニングを考える時に
「悪い姿勢を修正する」と考えるのではなくて
「もっている能力を発揮しやすいように」考えるようにしています。

後方につっぱってしまうから
後方につっぱらないように姿勢を直すのではなくて
前傾しやすいようにサポートをする
そんな風に考えて対応すると
使うのは古いタオルを巻いたものだけでも
ラクに前傾姿勢をとったり
車いすの背もたれに寄りかかったりを繰り返せるようになれば
その結果として、後方へのつっぱりが減少します。

悪いところに着目して
悪いところを直すのではなくて
持っているけれど表面化していない能力を
発揮しやすいように援助する

私にはこの考え方が合っていて
スッキリ仕事できるのです。

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インタビュー記事

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恥ずかしながら … (^^;

お役に立てたこともあるようなので紹介します。

2011年に県士会地域リハ部のインタビューを受けました。
「認知症のある方への作業療法」<前編>成功と失敗
>147号:平成23年1月発行8〜9ページ
「認知症のある方への作業療法」<後編>OTへのメッセージ
>148号:平成23年3月発行10〜11ページ

一般社団法人神奈川県作業療法士会http://kana-ot.jp
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黒帯の「県士会ニュース・バックナンバー」をクリック
一覧から147号148号のところをクリックすると該当ページからご覧いただけます。

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食べ方の問題?

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食事にはリキ入れてるよっしーです。

重度の認知症のある方でも食事介助だけで
食べ方は変わります。

脳卒中後遺症の嚥下障害のある方と
高齢者や認知症のある方の
食べ方の問題は異なります。

認知症のある方の食べ方の問題で圧倒的に多いのは
自力摂取していた方が介助を受けるようになって
しばらくしてから起こります。
喉頭挙上は良好だけど上唇でとりこめない。
上唇のとりこみ↓舌のおくりこみ↓そして最後に喉頭挙上の遅延等が起こってきます。
ここでようやく介助者が気づきます。
「最近〇〇さん、ムセが多いよね。」

ここで介助方法を見直すことができれば
上唇でのとりこみも舌のおくりこみも
改善する場合が非常に多いのです。
モチロン、喉頭挙上も。
「実は、もう経口はムリじゃないかと思っていた」
と主治医に言われたこともあります。

その方の食べ方の問題ではなく
不適切な介助に適応した結果の不適切な食べ方だった
という場合が圧倒的に多いのです。

喉頭挙上ー送り込みー上唇でのとりこみ
の順番で改善されてきます。
それぞれ重なり合ってはいますが
改善の傾向としてはこのような傾向があります。

食べ方は変わる
だから介助方法の見直しを

1人でも多くの方に知っていただきたいと思っています。

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情報交換の大切さ

当院は電子カルテ化されて
多職種との情報交換・共有がとても円滑になったけれど
スキマ情報って観ていない人が記載することはまずないから
必ず直接やりとりすることも重ねています。

逆に
観てくれる人がいることを願って
スキマ情報も必ず記載するようにしています。

敢えて
こちらからスキマ情報を直接提示してもいます。
(受け取り方は人それぞれ。ですけどね)

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情報収集のスキマこそ有用

意図した目的の答えではない答えから
ホントのことがわかるヒントになったりする。

そういうスキマ情報って
とっても大切。

直接的な答えだけではなく
間接的な「情報」を積み重ねていくと
ご家族の人となりや暮らしぶりや
医療・保健・福祉サービス提供者との関係性が
かいま見られることって多々あります。

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