Tag: 状態把握

能力があるから混乱する

IMG_0520

認知症のある方の生活障害は
能力低下によって引き起こされるだけでなく
能力があるから混乱する面もあります。

もっとはっきり言うと
能力があるからこそ
混乱することもできる。

起こっている現実の中に
能力を観てとることができれば
対応の工夫を考えることもできるようになります。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1380

独り言

IMG_0517

もうずいぶん前になりますが
こんな風に感じたことがあります。

私たちは
対象者の方を優等生にするのが仕事じゃない。

目の前にいる人を援助するのが仕事なんじゃないの?

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1377

正しさ信仰からの脱却

IMG_0945

「正しい対応を教えてほしい」
と言われることもありますが
う〜ん。。。私はそこは目指してない。

正しい〇〇という時に
無自覚にでも明確に依って立つ視点は
かくあるべき。。。というイメージを作って
そこから差し引きマイナスで
現状を見ている。。。ということになる。
つまり、現状を否定してしまっている。

だから
相手も自分も苦しくなってしまうし
ブレークスルーの道も見えないのだと思う。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1375

身体の不調

IMG_0521

BPSDじゃなくて
身体の不調って、案外とても多いです。

気がつかれにくいのが
心不全によるせん妄。

ふらつきなく歩けても
歩行後息切れがひどくて
でも自覚できなくて
。。。という場合もあります。

新しく入院してきた方や
連続歩行距離を伸ばす時は
歩行後の脈拍や血圧、呼吸状態を確認しています。

結構、ビックリするケースってあるものです。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1371

大声のない時こそ大切

ちょっと待った

大声や暴言のある人に対して
えてして「大声や暴言をなくすための対策」を
話し合い、工夫してみる人は多いと思います。

でも
大声や暴言を言わない時に
その方にどのように対応するか
。。。ということって
あんまり話し合われることってないんじゃないかなぁ?

つまり
「問題のある」行動をしている時にスタッフが関わり
「問題のない」時にはスタッフは関わらない
これって
「問題のある」行動をかえって強化してしまう
ことになってしまっているんですよね。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1368

過敏で大声

IMG_0519

当院の入院理由が大声・暴言
というケースが多いのですが
その中に周囲の環境に過敏に反応して大声を出してしまう
。。。という場合があります。

そんな時には
あんまり刺激しないことも大切になってきます。

必要最小限のことを
的確に
言葉も最小限に
落ち着いた柔らかい口調で

堅い口調で
くどくど説明しようとするような言動が
かえって刺激として作用してしまいかねません。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1367

冠言葉にしない

我慢のしどころ

Aさんが〇〇というBPSDをする
。。。ではなくて
〇〇というBPSDのAさん
という視点で見てしまいがちです。

そうすると
Aさんが〇〇というBPSDをしていない時もあるのに
そのことを見過ごしてしまいがちになってしまう。

冠言葉を発したことによって
私たちの見方や判断が影響されてしまう。

そういうことって
よくあるように感じています。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1365

対応を考える前に

IMG_0944

もうあと半分しか、コップに水がない
どうしよう。。。と考えるのではなくて

あと半分も、コップに水がある
どうしよう。。。と考えるのでもなくて

コップには半分の水がある
という事実をそのまま認識する方が先なんだけど
まず、判断が先にきてしまいがち

そんな風に感じてしまいます。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1363