Tag: 状態把握
認知症のある方への対応の工夫で
非薬物療法=〇〇療法、△△療法、□□療法 だけ
と思っている人が少なくありません。
どんな認知症の、どの状態の方にも効果的な万能な
〇〇療法なんてものは存在しません。
私はバリデーションを学んで本当に良かったと思ってる。
でも
たとえば
DNTC びまん性神経原繊維変化病で舌突出の激しい方や
CBD 皮質基底核変性症で原始反射のある方に
安全にラクに食べられるような介助方法は
(無理矢理食べさせて誤嚥を引き起こすこともなく
無理はダメと言って脱水や低栄養を引き起こすこともなく)
バリデーションや他の〇〇療法からは導き出されない。
それらは他のことに効果がある。
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認知症のある方への対応について
倫理や道徳や時には優しさや愛として語られることがあるけど
認知症は脳の病気によって暮らしの困難が引き起こされるので
知識と技術で語るべき事柄だと考えています。
モチロン、対人援助職としての在り方を否定するものではなく
むしろ、対人援助職として在ろうとすればするほど
知識と技術が要請されると思うけど。
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PTの人は身体のプロで
動作分析をして運動学習を促していく仕事をしてる。
認知症という脳の病気によって引き起こされる
慢性・進行性の障害に対して
疾患と障害の知識を手に入れれば
「行動」というもう1つの言葉で
認知症のある方とコミュニケーションをして
行動変容を促せるんじゃないかとも思う。
「行動」はウソをつかない雄弁なもう1つの言葉
基本的な行動観察と分析と対応という思考回路をもっているから
ただ認知症を引き起こす疾患と障害の知識を
手に入れればすごく変わってくると思う。
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能力を観る。。。というのは
単に「これができた」「あれもできた」ということではなくて
できかたを観る。。。ということ
できかたを具体的に観ることができれば
今、ここの環境、この場面設定ではできるけれど
違う環境、異なる場面設定では
できないことも予測できるということ
少なくとも、その幅を予測できるということ
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対応が後手にまわるってことは
表面に現れている困難事、つまり
「既に起こっていること」をどうにかしよう
という視点で考えているということ。
先手の対応は
「こうなる」「これならできる」という
イメージがあるということ。
どんなに丁寧に優しく接しても
対応が後手にまわっていると
行動変容は起こらない。
認知症のある方の
能力と困難と特性が把握できれば
「こうなる」「これならできる」というイメージは
ある程度の幅をもって浮かび上がり
だんだんとその幅が明確に狭くなっていく。
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もちろん善意なのはわかってるけど
「良かれ」と思って対応すると
いつのまにか自分のスローガンの実践になりかねない。
そうは思ってなくても
いつの間にか、からめとられてしまいがち。
むしろ
相手に悪いことをしないように
って心がけると良いと思う。
悪いことって
人それぞれによって違うから
相手をちゃんと観るようになるから。
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たとえば
骨折後など認知症のある方に身体面のリハが必要な時に
身体面のリハは同時に認知面のリハでもあって
分離できなかったりする。
心身同時のリハによって
身体能力も引き出せるし
認知や疎通の能力も引き出すことができる。
埋もれている能力ならば。
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昨日、大阪国際会議場で開催された
合同会社geneさん主催のセミナーを終えて帰宅しました。
台風が迫る中にもかかわらず、参加されたみなさまお疲れさまでした。
四国から来られた方も何名かいらっしゃったようですが
無事にお帰りになられたでしょうか?
来月11月2日(日)東京新富町の日本印刷会館にて
「リハスタッフのための認知症のある方への対応−入門編−
評価のすすめかた」が開催されます。
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1405121298-295753
今までは評価の大切さ、視点の変換が求められていることを
中心にお話してきましたが
このセミナーでは
「どのように評価をすすめていったらよいのか」
ということについて
評価の組み立てや評価場面の設定などについて
具体的にお話していきます。
ご参加、お待ちしております。
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