Tag: 状態把握
認知症のある方の生活障害は
能力低下によって引き起こされるだけでなく
能力があるから混乱する面もあります。
もっとはっきり言うと
能力があるからこそ
混乱することもできる。
起こっている現実の中に
能力を観てとることができれば
対応の工夫を考えることもできるようになります。
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もうずいぶん前になりますが
こんな風に感じたことがあります。
私たちは
対象者の方を優等生にするのが仕事じゃない。
目の前にいる人を援助するのが仕事なんじゃないの?
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「正しい対応を教えてほしい」
と言われることもありますが
う〜ん。。。私はそこは目指してない。
正しい〇〇という時に
無自覚にでも明確に依って立つ視点は
かくあるべき。。。というイメージを作って
そこから差し引きマイナスで
現状を見ている。。。ということになる。
つまり、現状を否定してしまっている。
だから
相手も自分も苦しくなってしまうし
ブレークスルーの道も見えないのだと思う。
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BPSDじゃなくて
身体の不調って、案外とても多いです。
気がつかれにくいのが
心不全によるせん妄。
ふらつきなく歩けても
歩行後息切れがひどくて
でも自覚できなくて
。。。という場合もあります。
新しく入院してきた方や
連続歩行距離を伸ばす時は
歩行後の脈拍や血圧、呼吸状態を確認しています。
結構、ビックリするケースってあるものです。
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大声や暴言のある人に対して
えてして「大声や暴言をなくすための対策」を
話し合い、工夫してみる人は多いと思います。
でも
大声や暴言を言わない時に
その方にどのように対応するか
。。。ということって
あんまり話し合われることってないんじゃないかなぁ?
つまり
「問題のある」行動をしている時にスタッフが関わり
「問題のない」時にはスタッフは関わらない
これって
「問題のある」行動をかえって強化してしまう
ことになってしまっているんですよね。
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当院の入院理由が大声・暴言
というケースが多いのですが
その中に周囲の環境に過敏に反応して大声を出してしまう
。。。という場合があります。
そんな時には
あんまり刺激しないことも大切になってきます。
必要最小限のことを
的確に
言葉も最小限に
落ち着いた柔らかい口調で
堅い口調で
くどくど説明しようとするような言動が
かえって刺激として作用してしまいかねません。
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Aさんが〇〇というBPSDをする
。。。ではなくて
〇〇というBPSDのAさん
という視点で見てしまいがちです。
そうすると
Aさんが〇〇というBPSDをしていない時もあるのに
そのことを見過ごしてしまいがちになってしまう。
冠言葉を発したことによって
私たちの見方や判断が影響されてしまう。
そういうことって
よくあるように感じています。
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もうあと半分しか、コップに水がない
どうしよう。。。と考えるのではなくて
あと半分も、コップに水がある
どうしよう。。。と考えるのでもなくて
コップには半分の水がある
という事実をそのまま認識する方が先なんだけど
まず、判断が先にきてしまいがち
そんな風に感じてしまいます。
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