Tag: リハビリテーション

靴のすすめかた

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当院の認知症治療病棟では
靴の購入は代理注文することが多いのですが
ご家族に購入していただく時には気をつけています。

靴によって歩き方も変わる
転倒のリスクも変わる
ADLの自立度も変わる
…という当たり前の前提条件を
言葉にして明確に説明することも大切です。

もう1つ、カタログをコピーして
オススメな靴には赤丸で囲い
絶対不適切な靴には赤でバツを記入します。
そして、カタログの表紙もコピーして
どこどこにある介護用品のお店でこの紙を店員さんに見せてください。
〇〇病院のよっしーにすすめられた…とおっしゃってください。
と伝えるようにしています。

そうすれば万が一何か問題があった時には
店員さんから私宛に問い合わせてもらえるので
補足説明ができたり靴について確認することもできます。

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靴の選び方

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認知症のある方の靴の選び方は大切です。

モチロン
足に合わせるための採寸も
靴の脱ぎ履きがどの程度できるか
日中と夜間の状態
歩行能力。。。は当然のこととして
認知症のある方の場合には
「靴紐や飾り」の有無もチェックポイントになります。

靴紐があると、気になってほどいたり結んだり
結んでいるうちに更に複雑怪奇な結び方になってしまったり
靴飾りも「飾り」と認識できずに
「何かついている」ことはわかるけれど
気になってとろうとして、とりきれずに
半分とれかかった状態で危なっかしくなったり
。。。ということも起こります。

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認知症のある方へのリハから変化が

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認知症のある方へのリハから
変化が起こる可能性だってあると考えています。

「評価」が深まらないと五里霧中なのが
認知症のある方へのリハですもの。

たとえ、担当ケースが
HDS-Rが3点の方でも0点の方でも
わずか2週間の評価実習であったとしても
実習に来た学生は
評価の過程を体験学習していきます。

「評価を深める」ということは
何も特別のことじゃない。
本当に基礎的な一連の過程を丁寧に行うということ。

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評価を深める過程

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認知症のある方に対して
「評価」というのは文字通り、「評価を深める過程」
なのだと感じています。

検査ができない場合も多々あります。
疎通困難な場合も少なくありません。

わかっていることを明確にして
わからないことは区分けしてわかることを増やしていく
その繰り返しです。

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検査 ≠ 評価

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検査=評価ではない

頭ではわかっているけど
実践ができなくて困ってしまう
。。。というケースがとりわけ多いのが
認知症のある方を対象にした場合に表面化する
というのが現状なのではないか
と感じています。

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再現性の確認

我慢のしどころ

自分がしていることを
一度言語化してみてから
自分で言語化したとおりに実行してみると
ふだん自分がしていることと
言語化したことに乖離があることに気づく。
そこで乖離している部分をもう一度言語化してみる。

何回か繰り返すと
言語化をはしょってしまう部分や
言語化が曖昧になりやすい
自分なりの傾向に気づいたりもします (^^;

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「ちゃんと」できるための段取り

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イベントごとに慣れている人には
言わずもがなのことですが
何かのイベントで
イスや机を動かしたり
他所から物品を搬入する時に
あらかじめ現状復帰しやすいように準備します。

イスや机を間違いなく設置してもらえるように
テープで目印をつけたり
他から借りてきた物品については
目立たない場所に
借りた部署や返す部屋をテープに書いて貼っておいたり

「ちゃんと現状復帰しましょう」
というかけ声で
「ちゃんと」できることを「期待」するのではなくて
「ちゃんと」できるために「段取り」をする

こういうことって大切なのに
「かけ声をする=努力した」と誤解しているケースって
いろんな場面でみかけるような気がします。

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適切さを自分で判断

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私がかつて実習で学んだことの1つは
自分の評価や治療結果の適不適について
自分が判断するという責任の重さでした。

判断を誰かに委ねるのではない。ということ。

常に自己修正ができるように判断するのだ…という。

そのことに気がついた時には
本当に怖かったです。

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