Tag: リハビリテーション

再現性の確認

我慢のしどころ

自分がしていることを
一度言語化してみてから
自分で言語化したとおりに実行してみると
ふだん自分がしていることと
言語化したことに乖離があることに気づく。
そこで乖離している部分をもう一度言語化してみる。

何回か繰り返すと
言語化をはしょってしまう部分や
言語化が曖昧になりやすい
自分なりの傾向に気づいたりもします (^^;

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「ちゃんと」できるための段取り

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イベントごとに慣れている人には
言わずもがなのことですが
何かのイベントで
イスや机を動かしたり
他所から物品を搬入する時に
あらかじめ現状復帰しやすいように準備します。

イスや机を間違いなく設置してもらえるように
テープで目印をつけたり
他から借りてきた物品については
目立たない場所に
借りた部署や返す部屋をテープに書いて貼っておいたり

「ちゃんと現状復帰しましょう」
というかけ声で
「ちゃんと」できることを「期待」するのではなくて
「ちゃんと」できるために「段取り」をする

こういうことって大切なのに
「かけ声をする=努力した」と誤解しているケースって
いろんな場面でみかけるような気がします。

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適切さを自分で判断

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私がかつて実習で学んだことの1つは
自分の評価や治療結果の適不適について
自分が判断するという責任の重さでした。

判断を誰かに委ねるのではない。ということ。

常に自己修正ができるように判断するのだ…という。

そのことに気がついた時には
本当に怖かったです。

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適切さの根拠

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認知症のあるAさんに
どんな風に関わったらよいのか

もちろん
Aさんの体調によって
また場面の優先性によって
異なることはあるでしょうが
おおまかな方向性は言えると思う。

なぜAさんにとって
そのような関わり方が適切なのか
根拠を説明できることが必要だと思う。

その根拠は
倫理や道徳面ではなくて
(必要ないと言っているのではありません)
Aさんの能力と障害と特性によって説明でき
実際のAさんの生活障害の改善によって証明される
ものだと考えています。

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感謝の気持ち

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おかげさまで人様の前でお話させていただく機会が
ずいぶん増えてきました。

ありがたいなぁ…と思うのは
私の話って、基本とても地味なんです。
食事介助とか立ち上がりとか目標設定とか対応とか
非常に基本的なことを振り返りながら実践してきただけだし
それに私はあくまで名もない一臨床家に過ぎません。
そんな私に声をかけてくださる…ということに
とても感謝しています。

声の大きな人や
社会的地位のある人や
主流派の人の言っていることだと
安心して賛同を表明できると思う。
でも、私にはそんなの全然ないから
私に声をかけてくださる主催者や
話を聴きにきてくださる人は
勇気があると思うし
中身で評価の人だと思うし
何よりも対象者の利益のために…と
強く願っている人なのだと思う。

そういう人と一緒に仕事できたり
場を共有できることはすごくありがたいことです。
私の話を聞いた後に確認してみた実践してみた変化があった
…というご連絡をいただけるのもまた嬉しいことです。

かつて私はもがきまくっていました。
自分にとってそのもがきは
意味あることだったと思っていますが
若い人たちが同じようなもがきを繰り返すのはもったいない。
その分の時間とエネルギーをより良いリハとケアにふりむけてほしいと心から願っています。

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目標設定の研修会

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平成26年7月20日(日)に
昭和大学保健医療学部横浜キャンパスにて
目標設定に関する研修会が開催されます。
題して「良い目標が設定できる作業療法士になろう」

おそらく、みんな誤解している。
目標なんてカンタン!って。

でも、カンタンそうな
食事介助だって
立ち上がりだって
認知症のある方への声かけだって
見落とされていることがたくさんあって
丁寧に考えていくことで
ブレークスルーの道が開けることもいっぱいある
ということは、こちらのブログにも常々書いてきたことです。

目標こそが羅針盤

目標の設定を共同作業できない対象者も
少なくありません。
その時にお手上げ…じゃ困ります。

詳細は作業療法総合研究所のサイトをご参照ください。

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今の私たちの努力が未来の他部門の知識

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今の他部門のリハ関連の知識って
えぇ〜?って思う時もある。
でも、それって過去の私たちが他部門に伝えてきたことが
現在の他部門に定着しているんだと思う。

他部門はちゃんと伝達してくれているんだよね。

だから
今、私たちがえぇ〜?って思ったとしても
それは過去の私たちの限界でもあったのだと思う。
そういうことを忘れちゃいけないと思うし
逆に言えば
今の私たちの努力が
未来の他部門の知識に結びついていくのだと思う。

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暗黙の前提

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「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで
自分は何が欲しいのかわからない」

これはスティーブ・ジョブズの言葉です。
だからAppleは他の企業のように
事前のマーケティング・リサーチは行わない
そのかわり発売後のユーザー使用感アンケートを重視する
という内容の記載を読んだ記憶があります。

私はこの言葉に
作業療法士として賛同する側面があります。

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