Tag: リハビリテーション

先週の2月6日(金)の午後
神奈川県作業療法士会福利部主催で
職場見学会が当院認知症治療病棟で開催されました。
参加者のみなさま、福利部のSさん
どうもお疲れさまでした!
前日の天候もあり、一時はどうなるかと内心ヒヤヒヤしましたが
無事に開催できて、まずはホッとしました。
就職すると
なかなか他の施設の実際を見学することって難しいですよね。
福利部の「職場見学会」というアイデアはナイスだと思いました。
また、担当のSさんとは
事前の打ち合わせでメールで複数回やりとりしたのですが
いつも丁寧に迅速に誠実に対応してくださって
私も安心して準備を進めることができました。
どうもありがとうございました!
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コップ1杯のお茶ゼリーを
40分以上かかっても飲み終えることができなかった方が
5分で飲み終えるようになったことがあります。
しかも、誤嚥なく。
認知症のある方の能力とその可塑性に
いつも目を見開かされています。
同時に
誤介助による誤学習がなければ
お互いもっとラクに
食べられていたはずなのに
痛切にそう感じています。
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「正しい」援助なんて、ありません。
その時その場のその関係性において
「適切な」援助があるだけです。
その時その場のその関係性において
自分が感じ、判断し、選択し、提供する。
その過程は本当に厳しい。怖い。
でも
自分の脳みそを他の何かに預けたりしない。
一番大切なことを他の何かに委ねたりできない。
知識は活用するものであって
依存するものでも当てはめるものでもない。
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ちょっと相当不遜な物言いかもしれませんが
真実なのだと感じています。
食事介助において
食べさせてるから食べられなくなってしまう
そういうケースって、実はものすっごく多いのだと。
「食べさせる」ことをやめて
「食べることを援助する」だけで
HDSーRが0/30点の方や測定不能の方でも
1ヶ月もしないうちに
再び食べられるようになるのです。
嚥下リハや口腔体操を全くしなくても。
(正確には実施困難です)
下記セミナーでは、スプーン操作の実技体験ができます。
参加していただければ
「食べさせる」ことと「食べることの援助」の違いを
明確に体感していただけると確信しています。
日総研さん主催のセミナー
「生活障害・BPSDを改善する対応の工夫」
http://www.nissoken.com/s/13965/index.html
合同会社geneさん主催のセミナー
「認知症のある方の食べることへの対応」
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1421721432-587034
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平成27年4月12日(日)東京 日本印刷会館にて
合同会社geneさん主催で
「リハスタッフのための認知症のある方への評価から対応まで」
というテーマでセミナーが開催されます。
評価をどのように対応に結びつけていくか
生活障害やBPSDについてはモチロン
骨折手術後のリハでよくあること
Activityを提供する際にどんな風に考えたらよいのか
また、場面設定での留意点など
事例を紹介しながら具体的にお話いたします。
詳細・お申し込みはこちらから
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1421723012-628240
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平成27年5月3日(日)名古屋市中小企業振興会館にて
合同会社geneさん主催で
「リハスタッフのための認知症のある方への対応入門
〜評価のすすめ方〜」というテーマで
セミナーが開催されます。
認知症のある方を目の前にした時に
「評価の重要性」はわかってるけど
じゃあどうやって評価をしたらいいのか、わからなくて困っている
自分は何となく評価できるけど
後輩や新人さんに具体的に言語化して伝えることに困難を感じている
という方にオススメします。
認知症という疾患や障害の知識を
行動観察にどのように活用するのか
能力を見いだすとは、どういうことなのか
事例を紹介しながら具体的にご説明いたします。
詳細・お申し込みはこちらから
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1421724876-280074
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平成27年3月29日(日)名古屋国際会議場にて
合同会社geneさん主催で
「認知症のある方の食べることへの対応」
というテーマでセミナーが開催されます。
してはいけないスプーン操作
望ましいスプーン操作を知らないために
結果として不適切な食事介助になってしまっている
という現状は本当にもったいないと感じています。
食事介助が招いてしまっている誤嚥性肺炎があると
感じています。
だとしたら余分な誤嚥性肺炎を
なくすことは可能です。
食事場面でのBPSDと思われていた方が
実は食べ方の問題…ひいては食事介助の問題
ということも少なくありません。
だとしたら薬物療法ではなく介助で改善することが可能です。
安全にラクにスムーズに早く
食べられるようになった事例を紹介しながら
食事介助の考え方と視点の変換を中心に
具体的な方法についてもご説明いたします。
スプーン操作やコップ操作について
じっくりと実技で「具体的に」練習できます!
全介助の方だけでなく
自力摂取のためのスプーンの工夫についても
具体的にご説明いたします。
リハスタッフはモチロン
看護・介護職の方でもどの職種の方でもご参加いただけます。
詳細・お申込はこちらから。
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1421721432-587034
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私の講演内容は
現在は珍しいかもしれません。
認知症のある方への対応について
「優しく」「楽しく」「親切に」「相手を否定しない」等の
ギョーカイでよく言われているようなコトは一切言いません。
認知症は脳の病気によって
さまざまな暮らしの困難が引き起こされます。
決して寂しい病でも、構ってほしい病でもありません。
対人援助職としての基本は必要ですが
倫理・道徳的な態度だけで
脳卒中後遺症のある方の
運動麻痺やADLが改善するわけがないのと同様に
倫理・道徳的な態度を極めても、それだけで
認知症のある方の暮らしの困難が改善するわけがないのです。
必要なのは知識と技術であり
いかにそれらを日々の暮らしの中で活用できるのか
ということが問われているのだと考えています。
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