Tag: リハビリテーション
すっごくそう感じています。
私たちがスプーン操作にちょっと気をつけるだけで
食べにくかった方が食べやすくなり
介助する人も介助しやすくなり
肺炎のための治療費や入院のためのアレコレがいらなくなり
まさに「客よし、店よし、世間よし」な状態になれるのに
(少なくとも現状よりもずっと近づけるのに)
教わってこなかったが故に
知らないがために
食べにくい思いをしながらも我慢して食べる方がいて
食べさせにくい思いをしながらも食べさせて
治療費や入院のためのアレコレがかかり
こんなのって、ほっんとうにもったいない!
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食形態の工夫も
口腔ケアも大切
もう1つ大切なのに実はあんまり知られていないのが
スプーン操作 !
望ましいスプーン操作、してはいけないスプーン操作
の違いをご存知でしょうか?
HDS-R(長谷川式)が0点や実施困難な
最重度の認知症のある方でも
スプーン操作に気をつけるだけで
食べ方が変わるんです。
誤嚥性肺炎になっても
介助に気をつけることで
肺炎を再燃させずに
CRP(炎症の目安)も陰性化したままで
もう一度食べられるようになる方が多いんです。
誤嚥性肺炎は今よりもっと減らせると感じています。
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退院時サマリーは
退院先と認知症のある方とによって
ちょっと書き方を変えたりしています。
状態像の概要を書いて
対応のポイントを概念と具体例を書く程度のこともあれば
ちょっと変わった変性疾患のある方や
対応についていろいろな場面で工夫が必要な方の場合には
状態像だけでなくて、対応のポイントについて
具体例をかなりたくさん書いてから
その意味することを書いたりもします。
認知症のある方にとって
環境の変化は大変なこと。
でも見方を変えると、環境変化を認識できている
ということにもなる。
だからこそ、退院先の職員が少しでもラクになるように
それは、認知症のある方にとっても負担が減ることにもなるから。
退院された方が退院先でも
「お元気でお過ごしですよ」って聞くと、すっごく嬉しい。
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認知症治療病棟に勤務する作業療法士として
身体的なリハも行います。
でも、身体的なリハの実施そのものが目的ではなくて
身体的なリハも受けられるようなレディネスを作る
ということの方を優先しています。
次の施設(老健や訪問リハなど)で
リハを受けられるような心身の状態像になる
あるいは、認知しやすい状況を明確化し
次の施設のリハスタッフへ伝える
認知症治療病棟は早期退院をめざすところだから
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これはずーーーっと考えてきた。
援助って何?
援助ができたってどうやって判断するの?
自分としては、相当、考えてきたと思う。
具体的に現実的に役に立つということは
どういうことなのか。。。
結局は
評価と目標設定に尽きるんじゃないかと。
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今の努力が10年後の常識に結びつく
そう思って仕事しています。
認知症のある方の
食べ方は介助のスプーン操作で変わるのだ。ということや
非薬物療法の中で最も大切なのは
〇〇療法、△△療法だけではなくて
日々の暮らしの困難に対して
障害と能力を根拠に科学的に合理的に対応が工夫できるのだ
ということが10年後には当たり前になっていれば良いな。。。
今の常識は過去10年の先人たちの努力の集積
それらを糧に
今の努力が10年後に実り
10年後の努力は20年後に実り。。。
認知症のある方とご家族の余分な困難が
少しずつでも着実に少なくなりますように。。。
そのことにほんの少しでも寄与できたら
本当に嬉しい。
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認知症のある方への対応の工夫で
非薬物療法=〇〇療法、△△療法、□□療法 だけ
と思っている人が少なくありません。
どんな認知症の、どの状態の方にも効果的な万能な
〇〇療法なんてものは存在しません。
私はバリデーションを学んで本当に良かったと思ってる。
でも
たとえば
DNTC びまん性神経原繊維変化病で舌突出の激しい方や
CBD 皮質基底核変性症で原始反射のある方に
安全にラクに食べられるような介助方法は
(無理矢理食べさせて誤嚥を引き起こすこともなく
無理はダメと言って脱水や低栄養を引き起こすこともなく)
バリデーションや他の〇〇療法からは導き出されない。
それらは他のことに効果がある。
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認知症のある方への対応について
倫理や道徳や時には優しさや愛として語られることがあるけど
認知症は脳の病気によって暮らしの困難が引き起こされるので
知識と技術で語るべき事柄だと考えています。
モチロン、対人援助職としての在り方を否定するものではなく
むしろ、対人援助職として在ろうとすればするほど
知識と技術が要請されると思うけど。
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