Tag: リハビリテーション
![IMG_0518](http://kana-ot.jp/wp5/wp-content/uploads/2011/11/IMG_0518-300x225.jpg)
退院時サマリーは
退院先と認知症のある方とによって
ちょっと書き方を変えたりしています。
状態像の概要を書いて
対応のポイントを概念と具体例を書く程度のこともあれば
ちょっと変わった変性疾患のある方や
対応についていろいろな場面で工夫が必要な方の場合には
状態像だけでなくて、対応のポイントについて
具体例をかなりたくさん書いてから
その意味することを書いたりもします。
認知症のある方にとって
環境の変化は大変なこと。
でも見方を変えると、環境変化を認識できている
ということにもなる。
だからこそ、退院先の職員が少しでもラクになるように
それは、認知症のある方にとっても負担が減ることにもなるから。
退院された方が退院先でも
「お元気でお過ごしですよ」って聞くと、すっごく嬉しい。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1490
![IMG_0516](http://kana-ot.jp/wp5/wp-content/uploads/2011/11/IMG_0516-300x225.jpg)
認知症治療病棟に勤務する作業療法士として
身体的なリハも行います。
でも、身体的なリハの実施そのものが目的ではなくて
身体的なリハも受けられるようなレディネスを作る
ということの方を優先しています。
次の施設(老健や訪問リハなど)で
リハを受けられるような心身の状態像になる
あるいは、認知しやすい状況を明確化し
次の施設のリハスタッフへ伝える
認知症治療病棟は早期退院をめざすところだから
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1478
![IMG_0521](http://kana-ot.jp/wp5/wp-content/uploads/2011/11/IMG_0521-300x225.jpg)
これはずーーーっと考えてきた。
援助って何?
援助ができたってどうやって判断するの?
自分としては、相当、考えてきたと思う。
具体的に現実的に役に立つということは
どういうことなのか。。。
結局は
評価と目標設定に尽きるんじゃないかと。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1471
![IMG_0944](http://kana-ot.jp/wp5/wp-content/uploads/2013/01/IMG_0944-300x225.jpg)
今の努力が10年後の常識に結びつく
そう思って仕事しています。
認知症のある方の
食べ方は介助のスプーン操作で変わるのだ。ということや
非薬物療法の中で最も大切なのは
〇〇療法、△△療法だけではなくて
日々の暮らしの困難に対して
障害と能力を根拠に科学的に合理的に対応が工夫できるのだ
ということが10年後には当たり前になっていれば良いな。。。
今の常識は過去10年の先人たちの努力の集積
それらを糧に
今の努力が10年後に実り
10年後の努力は20年後に実り。。。
認知症のある方とご家族の余分な困難が
少しずつでも着実に少なくなりますように。。。
そのことにほんの少しでも寄与できたら
本当に嬉しい。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1468
![ちょっと待った](http://kana-ot.jp/wp5/wp-content/uploads/2014/01/3db2f2a1023ea853fae8a5158358b753-300x225.jpg)
認知症のある方への対応の工夫で
非薬物療法=〇〇療法、△△療法、□□療法 だけ
と思っている人が少なくありません。
どんな認知症の、どの状態の方にも効果的な万能な
〇〇療法なんてものは存在しません。
私はバリデーションを学んで本当に良かったと思ってる。
でも
たとえば
DNTC びまん性神経原繊維変化病で舌突出の激しい方や
CBD 皮質基底核変性症で原始反射のある方に
安全にラクに食べられるような介助方法は
(無理矢理食べさせて誤嚥を引き起こすこともなく
無理はダメと言って脱水や低栄養を引き起こすこともなく)
バリデーションや他の〇〇療法からは導き出されない。
それらは他のことに効果がある。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1449
![IMG_0945](http://kana-ot.jp/wp5/wp-content/uploads/2013/01/IMG_0945-300x225.jpg)
認知症のある方への対応について
倫理や道徳や時には優しさや愛として語られることがあるけど
認知症は脳の病気によって暮らしの困難が引き起こされるので
知識と技術で語るべき事柄だと考えています。
モチロン、対人援助職としての在り方を否定するものではなく
むしろ、対人援助職として在ろうとすればするほど
知識と技術が要請されると思うけど。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1435
![IMG_0516](http://kana-ot.jp/wp5/wp-content/uploads/2011/11/IMG_0516-300x225.jpg)
PTの人は身体のプロで
動作分析をして運動学習を促していく仕事をしてる。
認知症という脳の病気によって引き起こされる
慢性・進行性の障害に対して
疾患と障害の知識を手に入れれば
「行動」というもう1つの言葉で
認知症のある方とコミュニケーションをして
行動変容を促せるんじゃないかとも思う。
「行動」はウソをつかない雄弁なもう1つの言葉
基本的な行動観察と分析と対応という思考回路をもっているから
ただ認知症を引き起こす疾患と障害の知識を
手に入れればすごく変わってくると思う。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1445
![ちょっと待った](http://kana-ot.jp/wp5/wp-content/uploads/2014/01/3db2f2a1023ea853fae8a5158358b753-300x225.jpg)
介護保険が始まって
確実によかったと思う。
モノゴトを前に進めるために
システムは大切。
けれどいくらシステムがあっても
システムを動かすにはソフトが必要。
介護保険サービスは使っているけれど
対応の工夫については
具体的に教えてもらったことがない
抽象的総論的なことしか言われなかった
というご家族は案外多い。
介護保険サービスの利用が
手段ではなく目的になってしまっている
そういうことっていっぱいある。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1442
最近のコメント