かつて、河合隼雄は
「症状を形成することもできない人がいる」
と本の中で記載していました。
それと同じように
「困ることすらできない」人もいるのではないか
… と感じています。
「困っていない」んじゃなくて
「困ること」すらできない。
「困らない」ように現実認知を歪める。
もうこの年になってくるとめんどくさいから (^^;
なるべくそういう人には関わりたくないのですけど
そういう人こそほんとの困ったちゃんなんですよね 。。。
2月 14 2013
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2月 12 2013
「目からウロコのお話でした」
「なんとなくモヤモヤ思っていたことをハッキリ言葉にしてもらえた」
私の講演を聴いてこういった感想をお寄せくださる方が多くいらっしゃいます。
目の前の現実に「問い」も「答え」もある
そう感じています。
ただし、気づこうとしなければ
目の前にある「問い」に気がつくことができない … 。
「目からウロコ」
そう言ってくださった方は
目の前の現実をちゃんと見ている。
見ているけれど概念化できていないだけ。
だから、目の前の現実を言葉にして伝え直してもらえればワカル。
「ハッキリ言葉にしてもらえた」
そう言ってくださった方は
目の前の現実を概念化しようと努力している。
その過程にあるから欲していた言葉がそれとワカル。
今、私がこうやって言語化できるようになるまで
ものすごくたくさんの時間とエネルギーを費やしてきました。
これからの若い人たちが同じようなことに同じように時間とエネルギーを使うのはもったいない。
ここからさらに未来へ向けて
今よりもプラスを積み重ねていけるように
時間とエネルギーを使ってほしい。
そう願っています。
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2月 08 2013
講演などで
認知症のある方とのあれこれを
体験談として紹介させていただく時には
ご家族に許可をいただいているのですが
ほとんどのご家族がご快諾してくださいます。
「同じように困っている方々のお役に立つなら」
この言葉を聴くたびに胸が熱くなります。
今まで私が出会ったたくさんの方々に
教えられてきたこと。
これからの若い人たちには
遠回りする分の時間とエネルギーを
より建設的なことがらに振り向けてほしい。
そう思って
「よっしーずボイス」「よっしーワールド」を書いたり
いろいろな機関からの講演依頼を引き受けています。
来週は1週間で3本の講演
準備もハードだったし実際もハードだけど (^^;
ここでやらねば女がすたる。
どうぞ私の声がみなさまに届きますように …
そして、願わくば
みなさまのそれぞれの立ち位置での
日々の実践が一歩前に進むことに寄与できますように … 。
認知症のある方の余分な困難が
少しでも少なくなりますように … 。
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2月 07 2013
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2月 06 2013
手関節を掌屈させ前腕回外を強める。
自分にとっては不自然な身体操作ですが
こうすると対象者はまっすぐに前を向いた状態で
食塊をとりこむことができるようになります。
(対象者の斜め前から介助が可能であるなら
他の方法も選択肢にはいるけど
たぶん、通常は難しいことが多いと思う)
自分にとって
自然な動きというのは
自然だからこそ自覚しにくい。
だから常に自分の身体操作が対象者にとって
不利益な結果となっていないかどうか
確認することが大事だと考えています。
本当は養成過程において
このあたりをトレーニングすべきだとは思いますが
トレーニングされていないことを言い訳にしちゃマズイと思う。
「対象者に寄り添ったケアを」
と言うのならば
大きな理想を抽象論として語ったり叫んだりするのではなくて
まずは日々の小さな現実から見直すことが必要だと思う。
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2月 05 2013
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2月 04 2013
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2月 01 2013
ワーキングメモリが低下していて
後ろにひっくり返されそうに感じて
結果として、座るのを嫌がる方の場合には
後ろにはひっくり返らない…という安心感があれば
スムーズに座っていただけます。
たとえば
職員の片手を背中に当てて
他方の手で動作介助する
…そうすると支えられていることを感じて安心されるので
スムーズに座っていただけるようになります。
私たちはワーキングメモリが機能しているので
「椅子がある」 ということは暗黙の前提条件として
言葉を言い、行動を起こしています。
ですが、私たちにとっては自明の「椅子がある」ことが
認知症のある方にとっても同様に自明のことかどうかは
わかりません。
認知症のある方とのDisCommunicationは
私たちが症状や障害を言葉としてだけではなくて
暮らしの1つ1つの場面にどんな風に投影されているのかを
把握できるようになることで
少しずつ解消されるようになっていくのだと感じています。
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