Tag: リハビリテーション

診断でも評論でも矯正でもなく援助

ちょっと待った

私たちの仕事は
診断でもなく評論でもなく矯正でもなくて
援助なのだと思う。

知識と技術に目の前の方を当てはめるのではなくて
対象者の可能性を広げる方向に
知識と技術を活用できるようになりたい。

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MCIの状態が福祉機器を活用しやすい

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たとえば
服薬を適切に行える。。。ということは
認知症のある方にとっては難しいことです。
服薬支援の福祉機器も開発されています。
こういう機器は積極的に活用できると良いと思います。

けれど中核症状が明確になってきていると
「新しいことを覚える」ことは難しい。。。
難しいことがわかっているからこそ不安や抵抗感というカタチで表現されるのではないかと思います。

だからこそ、導入時に丁寧な導入が要求されると思います。
その結果、活用ができる人が増えればとても良いことだと思います。
でも、もっと早い段階で導入が為されれば。。。
ご本人の不安感や余分な苦労や努力が少なくて済むのではないかという気がしてなりません。

MCIの状態にある人に、情報提供が為されれば。。。
でもMCIの状態で介護保険を申請する人は少ないし
一番福祉機器を活用できる状態にある人に
必要な情報が届きにくい現状がある。。。

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食事場面だけでなく。。。

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重度の認知症のある方でも
食事介助を変えるだけで
食べ方が変わる。。。ということについて
こちらで何度も繰り返し書いてきました。

認知症のある方の食べ方の困難は
誤介助に対して誤学習の結果起こることが多い。と。

だから
重度の認知症のある方でも
食べ方の再学習ができるのだと感じています。

適切な介助が行われれば
誤嚥性肺炎も今よりは減ると思うし
食事場面のBPSDも減ると思うし
そして何よりも
もっと長くもっとラクにもっと美味しく
ご飯を食べられる方が増えると思っています。

重度の状態からでも変われるけれど
もっと早い時期であれば
もっと早くもっとラクに変われる。。。

これって食事以外の場面でも
起こっていることではないかと思うのです。

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有効性と補助の幅

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認知症のある方に対して
機器の導入を考える時には有効性を考える。
機器が要求する能力があるから。

機器を活用できるために
現在の能力でどれだけ有効かを考える。
使えるけれどもちょっと心配
使えるけれども使えない時もある
というようなグレーゾーンの時には
機器を活用できるように、補助手段を考える。

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対象者をよくすること

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一番効果的なPRは
目の前の対象者をよくすること。だと思う。

「作業療法は説明しないと理解してもらえない」
ってよく聞く言葉なんだけど
実はいっつも心の中で違和感を抱いてる。

理解してもらえないと効果がないなんてことはないし
(私の対象者は理解してもらえない方が圧倒的に多いです)
理解してもらえなくても
対象者がよくなればいいじゃん。
もっとたくさんの対象者がよくなるように
もっと早くもっとよりよくなるように
私はそっちに努力したい。

その過程と結果において
声をかけてもらえたらちゃんと説明すればいい。
その時に
説明できる自分であることの方が先だけど。

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変化への抵抗

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リハ職っていうのは
対象者の行動変容を促すことが仕事なのに
自らが行動変容することへの抵抗感が強い人って少なくない。

そういう人は
行動変容の過程において
頭ではわかっているけど実行ができない時期が必ずある
ということや
その時の苦しさや辛さがわからないんじゃないかな。

もしかすると
無自覚には、わかっているからこそ
自らの行動変容に対しては強固に抵抗するのかも。

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「教育の原理」

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とてつもなく凄い本です。
「教育の原理」

私たちリハ職は
好むと好まざるとに関わらず
「教える」ということと不可分の仕事をしています。

実習指導を引き受けていなくても
対象者との関係性において
「教える」ということを考えざるを得ないし
実習指導を引き受けたり
養成校で仕事をしていれば
その度合いはもっと深まります。

この本は道しるべになる本だと思いました。
「教育の原理」
http://www.gakubunsha.com/cgi-local/search.cgi?id=book&isbn=978-4-7620-2081-0

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他職員への伝達の工夫(前提)

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忘れちゃいけないのは
当たり前のことほど自覚しにくい
ということだと思ってる。

たとえば
今やっている「やりかた」を変える
ということは
新しい「やりかた」をする
ということよりも
何倍も難しい
とか。

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