そんな状態でも
ちゃんとした介助−スプーン操作をすれば
開口時に舌先が下の歯の付け根についた状態に戻る。
最重度の認知症のある方でも
残っている能力で
常に環境適応している。
食事介助中に
ムセの有無しか見ていないと
この変化に気がつけない。
人間を含めた大自然の神秘に比べれば
気づきの違いは、五十歩百歩かもしれない。
でも、50歩と100歩は厳然として違う。
その違いの差は
まだ気づけていない150歩への可能性を開いてくれる扉でもある
そう感じています。
8月 21 2015
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8月 14 2015
事実を積み重ねると浮かび上がってくる。
〇〇という言動が見られた。
だから、△△と考えた。なんて無理矢理考えなくていい。
実習に来た学生さんには必ずそう伝えています。
認知症のある方の言動に
無理矢理意味を当てはめようとするのではなくて
認知症のある方の言動を
今日、明日、あさってと
積み重ねていくと
時系列の縦糸
異なる場面での横糸
どちらの方向にも、自然とつながってくる「線」が浮かび上がってくる。
浮かび上がってきた線を
手元にある情報と照らし合わせると
自然と明確になる「意味」が見えてくる。
見えてきた「意味」と
これから見える言動を照らし合わせると
「意味」に無理があったのかどうかも浮かび上がってくる。
「無理」だったら「意味」を見直せばいいし
無理がなければ「意味」をスタートに進めばいい。
「線」が浮かび上がってこない時には
見てるようで見えていないから
見ることを積み重ねればいい。
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8月 11 2015
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7月 24 2015
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7月 23 2015
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7月 22 2015
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7月 21 2015
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7月 15 2015
すでに何回も登場している
「ゲド戦記」アーシュラ・K・ル=グウィン
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jidou/index_ged.html
何回も読み直している大好きな、私にとっての宝物の本。
「ゲド戦記 IV 帰還」に
「学び方は学んであった」という記述が出てきます。
闇の世界で育ち、
ゲドを助け、助けられ、
その後まったく未知の世界で暮らすことを選択したテナー
新しい場所で自分は何も知らない、何もできない
けれど学び方は学んであった。
学び方を知っているおかげで
新しい場所で初対面の人から教えられたことを習得していった。
「学び方を学ぶ」
最初にこの言葉に出会った時に、ちょっとひっかかった。
当時は他の言葉にもっと強い印象を受け
しばらくは忘れてた。
しばらくして、またこの言葉に戻ってきた。
あぁ、そうなんだ。
実習で大切なことって
一連の過程を通して「学び方を学ぶ」ことにあるんだ
そう思い出したことがあります。
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