Tag: リハビリテーション

食事介助 ≠ 口の中に入れる

ちょっと待った

大きくて根深い誤解の1つ

食事介助 = 口の中に入れること
そんな風に思っている人
そんな風に介助している人
って実はとっても多い

でもそれは違う

食事介助 = その人が食べることの援助

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今の1手間が将来の3手間5手間を予防する

我慢のしどころ

だから、今ちょこっと手をかけるのはどう?

今ちょこっとかける手間が
将来の3手間5手間を予防してくれる

今の1手間を惜しむことで
今はラクでも将来3手間5手間かかってくる

認知症のある方への対応も
食事介助でもまったく同じことが起こってる

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痛切に思ったこと

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私はラッキーだったんだと思う。

実習で重箱の角をつつくような指導はされなかったし
就職して間をおかずに
雲の上のような人のデモンストレーションを見ることもできた。

こんなに腕前が違うのに
同じ「療法士」だから
ご家族は同じ時間で同じお金を払わなきゃいけない
その理不尽を痛切に思った。

担当が私だったから
良くなるものも良くならない。
そんなんじゃあ、申し訳ない。

そこからスタートできて
本当にラッキーだったんだと思う。

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地表と地下の結びつけ

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Activityには地表と地下を結びつけるようなPowerがあると思った。

だからこそ
容易に
意図せずとも
「援助」から「使役」にすり替わってしまうし
逆に
その人自身を「再発見」「再構築」する体験ともなりうる…のかも。

「悪しき物語に対抗するために−村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト」
http://www.welluneednt.com/entry/2015/02/15/173400

これを読んで
もう少し考えてみたいと思った。

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行動変容は両者に起こる

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認知症のある方の
行動変容が起こる時には
認知症のある方だけではなくて
援助者にも変容は起こる

援助者の視点や考え方に
否応もなく変容を迫ってくる

関係性の中で起こる変化は双方向のもの

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今しかできない

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認知症のある方は
単に能力低下してできなくなっているのではなくて
能力があるが故に混乱してしまう。
能力があるからこそBPSDも起こる。

でも
疾患の特性上、いつか必ず進行していく。

今日できていることが半年後にはできなくなるかもしれない。

だからこそ
今日ある能力を
埋もれている能力を見いだし
合理的な方向で発揮できるように援助したい。

能力があるのに
埋もれたまま喪失してしまうのは
哀しい。

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「職場見学会」お疲れさま

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先週の2月6日(金)の午後
神奈川県作業療法士会福利部主催で
職場見学会が当院認知症治療病棟で開催されました。

参加者のみなさま、福利部のSさん
どうもお疲れさまでした!

前日の天候もあり、一時はどうなるかと内心ヒヤヒヤしましたが
無事に開催できて、まずはホッとしました。

就職すると
なかなか他の施設の実際を見学することって難しいですよね。
福利部の「職場見学会」というアイデアはナイスだと思いました。

また、担当のSさんとは
事前の打ち合わせでメールで複数回やりとりしたのですが
いつも丁寧に迅速に誠実に対応してくださって
私も安心して準備を進めることができました。
どうもありがとうございました!

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40分が5分に

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コップ1杯のお茶ゼリーを
40分以上かかっても飲み終えることができなかった方が
5分で飲み終えるようになったことがあります。

しかも、誤嚥なく。

認知症のある方の能力とその可塑性に
いつも目を見開かされています。

同時に
誤介助による誤学習がなければ
お互いもっとラクに
食べられていたはずなのに

痛切にそう感じています。

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