一般論の呪縛

「認知症のある方の言うことを否定しない」

これって、すっごくよく聞く言葉だと思います。

でも、こういう一般論が
ご家族や職員の心を呪縛していることが
すごくたくさんあるように感じています。

内心、ものすごい違和感を感じながらも
「否定しちゃいけない」
って教わったからって
必死に、自分の感情を押し殺し
でも、『どうしたらいいのかわからない』

逆に、否定しなければいいんだろう
…って、言葉では否定しなくても
あからさまな態度を示したり

○○はダメ
○○してはいけない

それだけでは、先がない。
どうしたらいいのか
そちらを示すほうが大事。
ずっとずっと大事。

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一般論は本を読めばわかる

と思います。

一般論、総論、抽象論は
本を読めばわかる。

そして、本を読めばわかる程度のことでは
たいてい、目の前で現実に起こっている困難を
乗り越えることはできない。

違いますか?

ご家族や退院先の施設職員に
現状と対応のポイントを伝える時には
具体的に伝えるようにしています。

一般論、総論、抽象論は
役に立たないならまだしも
逆効果になることすら、あるのです。

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逆もまた真なり?とはいかんぜよ

長く会話ができたり
自分の気持ちや考えを
言葉にして明確に伝えられるからといって
「ちゃんと話ができる」
とは言えません。

構音が不明瞭だとすれば
どんなに長くしゃべれたとしても
可能性の1つとして
お食事の時に舌の動きが低下しているおそれがあります。

舌の動きが低下していれば
構音も不明瞭になっている可能性もあります。

ただ、逆に
構音が明瞭だとしても
お食事の時に舌の動きは大丈夫…とは言いきれません。
(この部分の誤解が大きいと感じています)

「逆もまた真なり」とは言いきれないのです。

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宮崎学会から戻りました

とっても有意義な3日間を過ごすことができました。

発表もたくさんの方に聞いていただき
意見交換や励ましのお言葉もたくさんいただき
感謝、感謝です。

どうもありがとうございました!

来年、またお会いできるようにガンバリます(^^)

(蓬莱の肉まんも食べたい よっしーより)

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宮崎学会へ行ってまいりまーす

私、明日から
第46回日本作業療法学会出席のため
宮崎へ行ってまいりまーす!

そんなワケで
しばらくこちらの更新もお休みさせていただきますm(_ _)m
6月19日(火)から再開します。

宮崎でお目にかかる機会がありましたら
どうぞお声かけくださいませませ♪

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Bestを望むのではなく

Beatを望んでつぶれるのではなくて
Betterを積み重ねていければいい。

Bestから引き算で現状を考えるのではなくて
いろいろあっても今がいい。
でも、明日が今日よりよくなればさらにいい。

今を否定せずに
明日を積み重ねていく。

今日を包含できるような明日を望む。

繰り返し繰り返し唱える私の呪文?おまじない?

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そう思うくらい辛い

「もう死にたいよ。」

そう思うくらい辛いんですね。
そのくらいたまらなく辛いんですね。

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耄碌を濾過器として考える

鶴見俊介という哲学者が言っていたんですけど

「自分がもうろくを自覚したのは70歳のころです。
今はもうろくを濾過器として使っています。
細かいものは通してしまい、重みのあるものだけが残る。
それを中心に考える。」

 

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