【速報】曽我病院認知症疾患医療センター第1回研修会

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来月3月7日(土)14:30〜17:00
小田原市川東タウンセンターマロニエにて
曽我病院認知症疾患医療センター第1回研修会が開催されます。

対象は県内の一般の方、保健・医療・福祉従事者で先着100名
参加費無料(事前申込制)

内容は
認知症に造詣が深い城山クリニック院長の加藤医師によるご講演
「認知症を引き起こす病気とその症状」

私も「認知症のある方への対応の工夫」をお話させていただきます。
(株)鈴廣蒲鉾さんによるミニ健康講話もあります。

参加ご希望の方は
お名前・ご所属・職種・連絡先をお知らせください。

大変申し訳ありませんが
定員超過のため申込受付を終了とさせていただきました。

お問い合わせ・お申し込みは
曽我病院認知症疾患医療センター事務局 加藤・増井・脇
電話:0465-42-1630(代)
Eメール:soga-hp@nifty.com

詳細は曽我病院トップページ「お知らせ」から
「認知症研修会のご案内と申込書」をご参照ください。
http://www.soga-hp.com

近日中に
県士会サイト「講習会・研修会」に掲載依頼を出す予定ですが
速報としてお知らせいたします。

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今しかできない

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認知症のある方は
単に能力低下してできなくなっているのではなくて
能力があるが故に混乱してしまう。
能力があるからこそBPSDも起こる。

でも
疾患の特性上、いつか必ず進行していく。

今日できていることが半年後にはできなくなるかもしれない。

だからこそ
今日ある能力を
埋もれている能力を見いだし
合理的な方向で発揮できるように援助したい。

能力があるのに
埋もれたまま喪失してしまうのは
哀しい。

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「職場見学会」お疲れさま

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先週の2月6日(金)の午後
神奈川県作業療法士会福利部主催で
職場見学会が当院認知症治療病棟で開催されました。

参加者のみなさま、福利部のSさん
どうもお疲れさまでした!

前日の天候もあり、一時はどうなるかと内心ヒヤヒヤしましたが
無事に開催できて、まずはホッとしました。

就職すると
なかなか他の施設の実際を見学することって難しいですよね。
福利部の「職場見学会」というアイデアはナイスだと思いました。

また、担当のSさんとは
事前の打ち合わせでメールで複数回やりとりしたのですが
いつも丁寧に迅速に誠実に対応してくださって
私も安心して準備を進めることができました。
どうもありがとうございました!

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「体験したことは理解する」

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前にも書いたことがありますが

 

「 聞いたことは忘れる
見たことは思い出す
体験したことは理解する 」

 

この言葉に出会った時に
「あぁ、なるほど!」と思い
以来、何をするにもちょっと意識してきたことでもあります。

最近また1つわかるようになったことがあって
体験のしかたには個人差がある
だから理解にも個人差がある

当たり前のことなんだけど
またひとつ、深くわかるようになったことが嬉しい。

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40分が5分に

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コップ1杯のお茶ゼリーを
40分以上かかっても飲み終えることができなかった方が
5分で飲み終えるようになったことがあります。

しかも、誤嚥なく。

認知症のある方の能力とその可塑性に
いつも目を見開かされています。

同時に
誤介助による誤学習がなければ
お互いもっとラクに
食べられていたはずなのに

痛切にそう感じています。

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正しい援助?適切な援助!

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「正しい」援助なんて、ありません。
その時その場のその関係性において
「適切な」援助があるだけです。

その時その場のその関係性において
自分が感じ、判断し、選択し、提供する。

その過程は本当に厳しい。怖い。

でも
自分の脳みそを他の何かに預けたりしない。
一番大切なことを他の何かに委ねたりできない。

知識は活用するものであって
依存するものでも当てはめるものでもない。

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食べさせてるから食べられなくなる

ちょっと待った

ちょっと相当不遜な物言いかもしれませんが
真実なのだと感じています。

食事介助において
食べさせてるから食べられなくなってしまう
そういうケースって、実はものすっごく多いのだと。

「食べさせる」ことをやめて
「食べることを援助する」だけで
HDSーRが0/30点の方や測定不能の方でも
1ヶ月もしないうちに
再び食べられるようになるのです。
嚥下リハや口腔体操を全くしなくても。
(正確には実施困難です)

下記セミナーでは、スプーン操作の実技体験ができます。
参加していただければ
「食べさせる」ことと「食べることの援助」の違いを
明確に体感していただけると確信しています。

日総研さん主催のセミナー
「生活障害・BPSDを改善する対応の工夫」
http://www.nissoken.com/s/13965/index.html

合同会社geneさん主催のセミナー
「認知症のある方の食べることへの対応」
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1421721432-587034

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今している対応は将来受ける対応

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今、私たちが提供している対応は
将来、私たちがいずれ年老いた時に受け取る対応。

医療従事者が書いた自らの闘病体験の本が複数出版されています。
多くの人が「今ならもっと優しくできる」
と後悔の念を記しています。

医療従事者だった人たちが
なぜ闘病記を書き残すのだろう。
限られた時間とエネルギーを使って
なぜ執筆することを選択したのだろう。

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