Category: よっしーずボイス(ブログ)
食事時、頸部が後屈してしまう方には
前屈方向へ修正するのではなくて
頸部後屈したままで介助者の前腕などで頭部を支えます。
しばらくすると、頸部が前屈方向へ動くようになるので
その動きを感じたその位置で頭部を支えます。
頸部後屈という状態を修正しようとして
前屈方向へ他動的に動かそうとすると
作用反作用で、ますます頸部が後屈してしまいます。
後屈してしまうという状態を援助するという視点で関わると
前屈方向への対象者の自発的な動きがみられるようになります。
つまり、「直すな、支えろ」ということです。
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あちこちで
よくよく見かけるのがこのパターン(^^;
口の中にスプーンを入れたら
上の歯でこそげ落としてスプーンを引き抜く。
誰も言葉にしては教えてないのに
なぜ、こんなにも広まっているのだろう?
上の歯でこそげ落とすのはNG
(だって私たち、自分で食べる時にそんな食べ方しないし)
下唇か舌の上にスプーンの背で触れて
対象者の方が上唇で食塊をとりこんだら
そのままスプーンを水平に引きます。
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みなさま、ありがとうございます。
ウェブ管的知恵袋の「10月の実績」によると
この「月刊よっしーワールド」には
な、なんと、1430件ものアクセスをいただきました。
たくさんの方のご訪問に感謝しております。
どうもありがとうございますm(_ _)m
と、同時に身も引き締まる思いがします。
これからも訪問してくださる方の
期待をうらぎらないような記事を書いていけるように
ガンバリマス(^^)
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
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使うスプーンも対象者の方に合わせます。
大き過ぎるスプーンは
とりこみの1回量が多過ぎたり
大き過ぎるというスプーンの特性が
口の奥に入れすぎるという動作を誘導してしまうのでNGです。
人によっては
小さくて浅いスプーンが必要です。
ベビースプーンや
100均で売られているティースプーンの中に
安くて使い勝手の良いものがたくさんあります。
詳細はこちらをご参照ください。
OT Tips & PDF「小さくて軽いスプーン」
http://kana-ot.jp/wpm/tips/post/92
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お年寄りに食事介助をする時には
必ず口もとで1度スプーンを止めて
お年寄りが食塊認知をする時間をもちましょう。
この1秒がとても大切。
スプーンですくった食塊を
いきなり口の中に入れるのはNG!
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食事に必要な機能のリハをしていても
実際の食事場面で適切に介助をしている人は多くはありません。
「してはいけないこと」「望ましい方法論」を
知らない人が多いのです。
卒業前の養成過程において
食事介助の時の具体的なスプーンの扱い方を指導されていない
という現状があります。
適切に食事介助をするだけで
お年寄りのアブノーマルな食べ方は激減します。
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「食事介助=口の中に食塊を入れてあげる」
ことではありません。
「食事介助=対象者が食べることの援助」です。
対象者の食べ方には必然性があります。
正常の食べ方に照らして、
そこから「引き算」をして、
正しくない食べ方を「修正する」のではなくて
現状の食べ方を否定はせずに
より安全に、より食べやすくなるように
「足し算」の考え方で関わっていきます。
「食べることを援助する」
という視点で関わるとは
「引き算」で考えるのではなくて
「足し算」で関わっていくことなのだと考えています。
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あんなに大変な食べ方をしていた方が
こんなにも上手に食べられるようになる。
お年寄りの能力、学習、環境適応のすごさを思い知らされる日々。
そしてそれはウラを返せば…。
でも、だからこそ
私たちの努力で変えられる部分なのだということを伝えたい。
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